2018 横浜市立大学 国際教養学部 小論文模範解答

オープンチャット「大学入試 小論文 対策相談室」

(1)
ノリが悪い人になるとは、他者と関係する環境のなかで、その環境における同調圧力から逸脱することである。(50字)


(2)
環境とは、ある範囲において、自分自身ではないすべてのものとしての他者との関係に置かれていることである。環境依存的な存在とは、この環境に私たちがつねに属し、さらにそのような場によって私たちの行動の可能性が制約されており、環境がもたらす制約によって不自由だからこそ、行為ができる存在であることを指す。(148字)

(3)
筆者によれば、私たちは、特定の環境のコードに無意識的に従って生きてしまっており、その結果不自由になっている。そうであるならば、まず、この環境のコードを意識的に分析する必要があると考える。そうしなければ、コードの支配から逃れることができないからだ。コードを意識的に分析するには、環境のあり方やコードを客観視するために、物事を批判的にかつ根本的に見たり、考えたりする必要がある。そのためにこそ、筆者のいうとおり、ラディカルな学びが必要だと考える。というのも、「こういもんだ」というコードを批判的に捉え、疑うためには、多様な観点や価値観を知るための学びが必要だと考えるからだ。(285字)


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