いったもんがち 1909

先月のとある日、私はローマ発成田行きのアリタリア航空の〇〇便に乗り込んだ。さぁこれから13時間のちょっと長めのフライト、席はちょっと狭いけどがんばるぞ、と覚悟を決めたときだった。機内アナウンス「エンジンに不備が見つかりましたので、少々お待ちください(日本語訳)」、、、。結局それからずっと、その座席に座ったまま待たされ、機体が動き出したのはそれから四時間半後だった。

それからもずっと足が伸ばせない辛さとの闘いだ。一緒の両親もさぞしんどかっただろう、、、ストレッチをしたり上を向いたりして思った。機内にはなぜこんなにも空間があるのに、私たちはこの時代になってまで足を丸めたままおりこうに座っていなければならないのか!?

そもそも、この機体は、座席で埋め尽くすより簡易ベッドにもなり座席にならないのだろうか?構造上の理由で難しいのか?

天井までカプセルホテルの様に足を伸ばせるスペースをそれぞれに確保できるような設計の機体は作れないのかな。

まぁでも無理、そんな事は。この世は支配層が決まっている、支配層はビジネスクラス以上の座席に座れるし、そこでは足は存分に伸ばせる。そいつらにエコノミークラスの苦しみが分かるはずない。ボーイング社他、飛行機を作る会社は絶対あっち側の人間だろう。

しかしこれからの時代、同じ乗り物である車がこれだけ進化を遂げているのに空の上では競争率が低い為かどこ吹く風~

それでいいのかっ!

もしこの一庶民の嘆きが届いたとしても、それは10年後、いや20年後かもしれない。。。。

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