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公明党のショート動画のスゴいところ 3選

昨今、TikTokやYoutubeショートで多数の再生数を誇る公明党のショート動画。
動画がウケるわけとは?そのスゴさを分析していきます。


①政治家の動画とは思わせない身近さ

公明党のショート動画の中で、特に再生数を記録しているコンテンツは、議員に突撃して話を聞くという構成の動画です。
政治家のPR動画によくあるような身構える雰囲気ではなく、雑談のようなラフさで話していることが特徴としてあげられます。
同様に質問者の問いかけ方も、堅苦しさがなく笑い声が入っていたり、まるで政治家に対して話しかけているようには思えない軽めの口調で話しかけています。
これらによって政治家の動画と考えず気楽に、自然に視聴できる効果があるといえるでしょう。様々な動画がタイムラインに混ざって流れてくるショート動画において、他の動画と波長のギャップを感じにくくするというのは重要な要素だと言えるかもしれません。

公明党youtubeチャンネル「\71歳国会議員に若者クイズ!!/」より

②政治家個人のバックグラウンドを最大限に活用した動画内容

山口那津男議員の動画では、東大卒であることを生かし、50年ぶりに東大入試に挑戦してみたという内容や、元弁護士であることから六法全書の抜き打ちクイズの動画を出しています。
また、岡本三成議員の動画では外国での勤務経験をもとにその裏側を公開したり、英検1級の問題に挑戦している姿を撮影し、賑やかな雰囲気を演出しています。
これによって「政治家×動画」のコンテンツにおける独自性の確立と普段の政治家姿とは異なる一面を見せることができ、視聴者の興味を引くと同時に、信頼性や親しみやすさといった議員のイメージ醸成にも繋がっています。

公明党youtubeチャンネル「\50年ぶりに東大入試に挑戦!?🧑‍🎓/」より

③動画編集クオリティの高さ

話し方によって字幕を変えている点も、細かい編集のこだわりが見られます。
その他にも、イラストが入っていたり、長い場面では早回しを活用したり、BGM・効果音を入れる箇所も厳選されており、メリハリもあり見やすい動画になっています。
「当たり前では?」と感じるかもしれませんが、政治系の動画ではこうした工夫がされてない場合の方が多く見受けられます。実際に、ただ話しているものを流すだけの動画になってしまい、最後まで見てもらえないというケースは多いでしょう。
短い動画とはいえ、その中にしっかり工夫を盛り込むことで、視聴回数を獲得できているのではないでしょうか。

公明党youtubeチャンネル「\英検1級に挑戦!!/」より

今回は公明党のショート動画の分析を行ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
「政治家」からイメージされる堅苦しさを、できるだけ排除したショート動画で人気を集めていることがわかりました。そして、その中にもイメージ醸成の戦略などがしっかりと盛り込まれており、様々な工夫の上で動画をマネジメントしていることがわかりました。緻密な動画作りが公明党の強さと言えるのではないでしょうか。

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