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『浅草ちょこれいと堂』を読んで

ショコラティエールとイケメン茶道家のお話。

ショコラティエールの麗子は人気チョコレート専門店を辞めて、新しい仕事を探すもなかなか採用までには至らず苦戦。そんな中、茶道家である理人と出会い、彼が新しくオープンさせようとしていた浅草のお店「浅草ちょこれいと堂」で働くことになった。

このお話の中で素敵だなと思ったところは、茶道家の理人が人付き合いで悩んでいる麗子に茶道の精神「和敬清寂」についてアドバイスした場面でした。
わたしは学生の頃、茶道部に入部していたものの、茶道の精神については勉強したことがなかったので、こんな素晴らしい精神があったことに驚き、学生の頃にもっと勉強しておけばよかったなと後悔しています。

「和」は調和。互いに心を開き、分かち合うこと。
「敬」は尊敬。常に謙虚な姿勢で、相手を敬うこと。
「清」は清らか。目で見ただけでなく、心の中の清らかさも感じること。
「寂」は動じない。何があっても動揺せず、しっかり前を見据え相手と向き合うこと。

茶道の精神は現代まで通ずるところがたくさんあり、もう一度学び直してみたいと思います。

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