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『愛を伝える5つの方法』を読んで

相手のためにこんなに頑張っているのに、なんでわかってくれないのか。

そんな悩みを持ったことがある人なら、この本を読むと納得することができます。

自分はこういうことをされると愛を感じると思っていることは、実は相手にとってはそうではない、ということを知って初めは驚きました。よく言われているのは、自分がされて嬉しいと思うことを相手にもしたら良いよ、というものだったので。

この本によると、人によって愛を感じる第一言語(方法)が5つに分けられるそうです。
①肯定的な言葉をかけられる
②同じ時間を過ごす
③プレゼントをする
④相手のために何かしてあげる
⑤身体的にタッチする
というものでした。
私自身これを読んで納得させられたことがありました。それはどんな高価なプレゼントをもらうよりも、手紙の方が嬉しいのです。それは私の第一言語が④の何かしてもらうことで愛を感じるからなのでした。時間をかけて、自分のことを考えて言葉にしてくれた過程が嬉しいのです。高価なプレゼントをネットショッピングで買ってくれるより、どこか旅行に行ったときに私のことを思い出し、この形がいい、この色がいいかなと考えてくれた安物のボールペンのほうが何倍も嬉しいのです。日曜日、私の好きなたこ焼きを作ってくれることも嬉しいです。そんなこと?って思われるかもしれまんせが、それが一番嬉しいです。でもこれは私にとっては嬉しいこと、愛を感じることなのだけれど、相手や他の人にとってはそうではないのかもしれないのです。

頑張っているのに、なぜか理解してもらえない、満たされないという時の感情が少し理解できました。自分は何かしてもらうと嬉しいから、同じように相手にそれをしても、相手も同じ言語じゃないと通じないのです。

この本を読んだことで、相手をもっと知ろうと思えるようになれたし、自分のことを理解するきっかけにもなりました。

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