大人たるものしなやかに

会社という組織の一員になって23年が経つ。
もともとの性格が飽きっぽくて根性なしのわたしがこんなに長く働くと家族や友人は思ってなかったし、もちろん私自身想像もしてなかった。
採用が決まったとき、希望の職種ではなかったが せっかく選んでもらえたんだから3年くらいはがんばってみよう。と思った。
しかし入社後数年は、若さとはいえ今の若者に申し訳ないほど仕事というものを適当に考えていた、と思う。
有休を使いまくって年に3回も海外旅行をしたり、上司にたてついてみたり。。
毎年入社してくる新人さんの働きぶりをみるたびに当時の自分を殴りつけたくなる。
そんな私をうまくうまく使ってきてくれた上司や同僚の心の広さ。。。。

なんだかんだ仕事についていけるようになったのはここ3年くらい。笑
今まで関わった方々にはいくら感謝しても足りない。
最近は先読み機能が備わってきて相手が何を伝えようとしているのか、その人が何を求めているのか察しながら仕事ができるようになってきた。
検討違いな想像も多々あるけど。
23年も続けて今頃やっとだ。

言いたいことは溜め込まず、ただなるべく冷静に穏やかに言えるチャンスは伺うようにしてる。
溜め込んでしまうとつい言い方がキツくなってしまったりその時感じたことよりオーバーに言ってしまったりするような気がするから。
それと、相談ごとや愚痴に対してなるべくサラサラとした気持ちで対応するようにしてる。

『大人』という響きはステキだけど
最早立派な中年なわけだし、
じゃあ、良いところってなんだろ。
若い=しなやか。はピンとこないけど、
大人=しなやか。はピンと来た。
わめかず愚痴らず走らない。
遠い道のりだろうけど目指すところはあったほうがいい。

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