Convict Conditioning(プリゾナートレーニング体験記)

私の自重トレーニングのバイブルです。「プリゾナートレーニング」というタイトルで日本語に翻訳されていて、表紙はマンガ「グラッパー刃牙」のビスケット・オリバです。ちゃんと刃牙は読んだことないですが、YouTubeで少し見たことあります。厨二病をちゃんと持ち続けたままの筋トレ男子の心を掴みますね。

ちょうど1年前ぐらいにこの本を買って、そこから本の真似をしているうちにハマり、楽しいというモチベーションだけでコツコツ続けました。その結果、この記事を書いている時点で、


・レバープッシュアップ(補助あり片手腕立て伏せ;STEP 9)
・ワンレッグスクワット(片足スクワット;STEP 10)
・アンイーブン・プルアップ(準片手腕立て伏せ;STEP 7)
・Vレイズ(ぶら下がり足上げ;STEP BYD)
・クロージング・ブリッジ(立ちブリッジ;STEP 9)
・ハンドスタンド・プッシュアップ(倒立腕立て伏せ;STEP 5)


ができるようになりました。(途中で怪我あり)

自重トレーニングの BIG 6 のうち、1年で2つは STEP 10 に到達し、2つはリーチなので、自分的に結構満足してます。

良かったことというか、個人的に体感したメリットは結構あります。デスクワーク中心なので、体を動かして気分良くなりたいぐらいの気持ちで始めましたが、途中からきちんと体重などを計測したくなって、「FitDays」っていう体重計と連動した体組成を教えてくれるアプリで測ってみたところ、体脂肪率は、半年ぐらいずっと9%台です。自分の腹筋を毎日見ることができます。というかこんなのところにも筋肉があったんだと面白いです。他には、会社の健康診断で身長が1cm 伸びました。多分、骨の歪みが治りました。肩こりがなくなりました。腰痛もなくなりました。冬の手先足先の冷え性がなくなりました。ストレスが減りました。食べたいもの食べるようになりました。姿勢が良くなりました。習慣の重要性が身に染みて感じました。


まだまだ途中ですが、1年で得たものが多すぎたので、これからゆっくりですが、書いていきます。

すでにプリゾナートレーニングに沿ってやっている人には、一人の体験記として見てもらって、独自のキャリステニクスや自重トレーニングなどをやっている人にも、まぁこういうことをやっている奴がいるのだと思ってもらえれば。全く筋トレをやった人のないものにも何か有益な情報はあると思う。

ネットやYouTubeで検索すると色んな自重トレーニングの動画がある。有名なYouTuberが「1日5分でOK!○○するだけ!」みたいな動画をあげる。運動不足の人たちが釣られそうなタイトルである。実際に動画を見てやってみると、ちゃんとハードでしんどいと思う。続けば、効果はあると思う。けど、コメント欄にまぁいろいろ書いてあるけど、ちゃんと続いている人は少ないと思う。

多分、普段運動をしていない素人向けに作ってないから、だと思う。やっぱり動画の再生数が大事なので、ある程度パフォーマンスが含まれていると思う(このトレーニングをすれば、この人みたいな体になれるんだ!と思う)

だいたい、そういうトレーニング紹介動画を出す人って、すでに高いレベルにいるので、その人が簡単だと思って紹介しても、普通の人にはハードルが高いことが多い。急にしんどいことを始めて続くのは、多分、極端な例だけど、達成しないと死ぬとか人生がかかっているとか、そういう自分が追い詰められた時だと思う。でも、それは、根本的には自発的にやっていることにならない。長期的に継続する方法としては不向きである。心が持たないと思う。

本当に健康になるために筋トレを続けるためには、その人に適切な負荷のトレーニングが必要だと思う。それは知るだけで実践できる。知らないだけで苦労している人が多いと思う。

例えば、腕立て伏せと言われてイメージするのは、うつ伏せになって腕を伸ばして体を床から浮かした状態から、腕を曲げて体を上げる、という動作を繰り返すイメージがあると思う。

しかし、その普通の腕立て伏せは、実は、かなり手首の関節への負担が大きい。普段運動していない人がやると、手首を痛めることもある。

もっと自分の体にあった負荷の低い腕立て伏せから始めて、関節の柔軟性と負荷に耐えることができる強度をつける必要がある。これが大事。

地味で、自分では変化に気付けないほど小さな変化だけど、怪我をせずに、気合も必要なく、心身ともに無理なく続く最強のトレーニング本だと信じている。


長期的に物事を続けるには、気合とか根性とかそういうものではなく、自分ができるだけ自然と続けられるように工夫をすることが大事なのである。100人いれば100通りの方法があると思う。私は、私が無理なく続けることができる方法に出会った。

やる気の出る出ないの問題は筋トレに限らず存在すると思う。やる気が出ない時って人間だからある。それは仕方ない。そういう時はやる気を出さなくてもいいと思う。でも、なるべくモチベーションを上げるように工夫はできると思う。


色んなことが筋トレから学べました。

次回から、自分を実験台にしたその結果を書いていきます。



P.S. 2020年8月8日に文章の一部を修正(言い回しを変更)










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