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OpenSeaのレイオフに見る、NFTの次の段階

NFT界隈が失速というニュースがいくつか流れてきているのを眺めていた。そうしたニュースは、現時点の最大風速を見ていたり、予測だったりなので、そうなんだ、くらいで流していた。
OpenSeaに関して、雇用に関するニュースを見たとき、NFTは失速しているのだなと思った。

この人員削減の記事は、様々な見方ができると思うけど、成長しているのであれば人員を削減することはない。「暗号通貨の冬」と呼ばれており、急速に拡大した市場にブレーキがかかった。予測のできない急成長がいきなり無くなったということでしょう。

同社の共同創設者でCEOのDevin Finzerは、ツイッターで社内メモを共有し、NFTと暗号通貨市場全体の落ち込みを解雇の理由とした。

CNBCでも「暗号通貨の冬」は記事に出ている。

2022年に2兆ドルの下落があり、暗号資産を取り扱う企業の倒産も市場にマイナスの影響を与えたという。これは分散されているという暗号資産界隈にあって、企業と結びつきがあることを示したとしている。
また、ビットコインの下落についても言及している。そして、この弱気の相場はしばらく続くという。このような下落は2017年にもあったとし、その当時の要因の一つとしてICO(initial coin offerings)の高騰と暴落を上げている。2022年初頭から始まったインフレと利上げも市場にとってはマイナスだった。

米ドルと連動するTerraUSD(UST)の暴落が予想外であったという。

先のCNBCの記事はDeFi(分散型金融)が負のスパイラルを見せたことを解説していた。
こちらの方が分かりやすいだろうか。

暗号資産界隈で人員削減が続いている。

暗号通貨業界ではここ最近、人員削減に踏み切る企業が相次いでいる。OpenSeaは、取引所のコインベースやCrypto.com、ウィンクルボス兄弟が運営するGemini、破産したレンディングプラットフォームのCelsiusなどに続いてレイオフを発表した。

暗いニュースだが、雇用を流動化するという意味では、こうした地殻変動は新たなイノベーションの萌芽になるだろう。新しい雇用に繋がらず、失業率が上昇するリスクもあるが、暗号資産界隈のエンジニアなら、他にも職は見つけられる。

NFTインデックスプライスは7割近くの下落、ジャック・ドーシーの最初のツイートのNFTも大幅に下落したという。

デジタル化の流れ、NFTの仕組みは、今後も伸長していくものと思われるが、本当に価値のあるチューリップを探すことになるだろう。あるいはNFTにおいて、どのように価値を創ることができるのかの戦略を紡ぎ出すステージに到達したのでしょう。


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