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NFT市場の予想 Jefferies Sees the NFT Market Reaching More Than $80B in Value by 2025

JefferiesのNFTマーケットの予想、ちょっと前のニュース記事だけど、強気の予想が出ていたので、メモとして残しておきたい。

2025年にNFTマーケットの大きさが、800億USドルに到達するという。あと3年後、そしてNFTと呼んでいるため、ゲームアイテムや野球カードやファッションアイテムも含めたNFTとして取引されるモノを全て包括していると考える。2022年の予想は350億USドル。今後5年で倍以上になるという強気の予想になっている。この強気の数字は上方に修正されたということ。

Jefferiesはニューヨークに本社を置く投資銀行、金融情報の提供なども行っている。(https://www.jefferies.com/)暗号資産界隈のプレイヤーからの発表ではなくて、金融機関が出しているレポートということがポイント。

The bank notes that companies and celebrities are buying plots of virtual “land” in The Sandbox and Decentraland, allowing them to digitally market, raise awareness and extend their brands. In November, there was a rush into digital real estate purchases, for which NFTs are the “digital building blocks,” the note says.
同行は、企業や有名人がSandboxやDecentralandの仮想の「土地」の区画を購入し、デジタルなマーケットに対して認知度向上や、ブランドの拡張を可能にしていると指摘しています。11月には、デジタル不動産購入のラッシュがあり、そのためのNFTは「デジタルビルディングブロック」であると、同ノートは述べています。

NFTは新興技術としてJefferiesの顧客にビデオゲーム、玩具、ソーシャルネットワークサービス企業を投資のポートフォリオに組み込むように勧めている。ゲーム企業、NFTは仮想世界、すなわちメタバースによって伸長していくということをレポートは言っている。仮想世界に滞在したくなる仕組み作りは、ゲームの企画、開発会社にノウハウがある。

ブランドファンが、デジタル上に着ないコレクションを提示することは容易に想像ができる。クローゼットの中にしまったきりでは見せびらかすこともできない。

副業でメタバースに関するレポートを書いたが、現状は群雄割拠の戦国時代、誰かが圧倒的なシェアを取るというのは少し考えづらい印象も持っている。そのあたりはWeb3のレポートで整理したいと考えている。

NFTのミントは、イーサリアムが標準と見なされているがガス代の高さから代替手段の模索が始まっている。JPモルガンもイーサリアムに代わるブロックチェーンについてレポートを出している。

イーサリアムの混雑と高いガス代によって、NFTにおけるイーサリアムのシェアが低下しているという。イーサリアムのシェアを奪っているのはSolana blockchainとしている。いや、シェアを奪うというよりも、NFT市場全体が拡大しているために、シェアが低下しているということ。

ブロックチェーンを基礎技術とした暗号資産界隈は、次のステップに向けての過渡期を迎えているのでしょう。技術主導に見えて、マインドシェアがつられて動く、今までとは違った世界が見えてくるだろう。




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