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現代アート研究

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現代アートを学び始めた外資系IT企業のプリセールス。 難解な現代アートを探求する学びの記録。
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2022年1月の記事一覧

考え続けるために、アートを学んだ 続き

前回からの続き 当たり前のことを当たり前と捉える。疑問に思わない。そこに疑いの眼を差し込む。洗練されたアートには、そうしたことが組み込まれている。 ビジネス界隈で語られている教訓に”茹でガエルの法則”という言葉があります。カエルはいきなり熱い湯に放り込んだら異変に気が付いて逃げ出すが、水の温度を徐々に上げていくと危険な温度になっているにも関わらず、気が付かずに茹って死んでしまうということ。外部環境が変化しているにも関わらず、その変化に気が付けず、市場から退場することになる

考え続けるために、アートを学んだ

アートとは趣味であり、教養であり、生きる原動力であり、ビジネスである。 昨今の社会、経済情勢は、不連続の様相を呈しています。そうした予測不可能な時代にあって、現代アートを体験することが、将来を見通す助けになると考えます。私は社会人になってから30年近く、プログラマとして小さなソフトウェア会社でキャリアをスタートし、コンサルティング・ファームを経て、大手ソフトウェア企業に勤務しています。職種は色々と変わってきましたが企業の困りごとをITを使って解決するという仕事内容に一貫して

旅館アポリア

豊田市の喜楽亭で提示されている旅館アポリア再現展示を見た。 先日、百鬼夜行を見に来たが、旅館アポリアの再現展示まで期間があることを知った。二度も豊田市に足を運ぶことになった。 上のnoteでもリンクを貼っている2019年のあいちトリエンナーレで展示されていた当時の対談がとても参考になる。訪問前に見ておくと、より作品世界に没入できるのではないだろうか。 開館と同時に入ったと思われる人があった。展示はいくつかの部屋にあり、順番に見ていく。一部屋あたり5人の定員なので、前がつ

What is an NFT? ARTnews.comの記事を読んだメモ

2021年はNFT元年と言われていた。NFTはそれより前からあったけれども、Beepleとメタコバンが、全ての話題をさらってしまったように思える。ARTnews.comの記事が興味深かった。NFTについて簡潔にまとめられているし、より深い記事へのリンクも用意されている。2022年はどのような展開になるのか引き続き注視していきたい。 2021 Has Been the Year of the NFT. But What Exactly Is an NFT? この記事はNFT