【英語お悩み相談室】動画で失礼な表現と聞いたフレーズ、使っていいの!?
5秒で外国人のハートと信頼をゲット
Globalish講師の高橋 アキです。
オンラインで大学生から70代まで
幅広い年齢の方に英語を教えたり
英語-日本語の翻訳通訳を提供しています。
英語を教えることを通じて
日本に英語とグローバルマインドが浸透する
「日本の北欧化」の実現を目指しています。
"Where are you from?"は失礼な表現って本当ですか?
生徒さんからのご質問
「攻めの!おもてなし英会話」講座のモニター生から、動画で見たのですが“Where are you from?”は失礼な表現って本当ですか?という質問をいただきました。
高橋アキからの回答
“Where are you from?”が失礼な表現ということはありません。
出張や旅行で海外によく言っていた私は、海外のお店などで"Where are you from?"と聞かれたことがありますが、「失礼だな!」なんて思ったことは一度もありませんでした。
"Where are you from?"は出身地を聞く質問だから、見た目は欧米人だけれどもずっと日本に住んでいて日本語の上手い方が英語でこう聞かれると「見た目だけで判断された!」と失礼に感じる方ががいらっしゃるかもしれません。
ですが、人によって何を「失礼」と感じるかは感性によって違うので、「失礼」と思われたら「すみません!」って謝ろればいいやくらいの気持ちで大きく構えていてもいいのではないかと思います。
それよりも、問題なのは!
英語を話すのが苦手、英語を話すのが初めてに近い初心者の方が、「この表現は失礼だったけ?」「ネイティブはあの表現言わないって言っていたな」とフレーズ以外の情報で脳をパンパンにして、肝心のフレーズが出てこないことの方が問題です!
ネイティブだって"I'm fine!"と言うんです!
「〇〇というフレーズは失礼」
「ネイティブは〇〇というフレーズは使わない」
こういう情報をよく見ているのは英語を話すのがまだ苦手だと感じている英語学習者さんが多いように思います。
私や、私の周りにいる英語を話す日本語が母国語の人たちはこういう情報にほぼ興味がありません。
だから、こういう情報に自分から触れに行くことがないのですが、まれにこういう情報を目にする時には基本スルーしています。
なぜなら、カナダのネイティブの友人だって普通に"How are you?”の返事に"I'm fine!"と言うことだってあるんです。
"Where are you from?"が失礼になるケースもあれば、ならないケースもある。全てのケースで「失礼」なんて断定できないことを知っているから。
だから、こういう情報を言っている人は「知識が偏っているな」と思うだけで今までスルーしていたのですが、実際にこうした情報を信じて、英語を話せるようになりたいのに、話せなくなってしまう生徒さんを目の前にして、スルーすることはできなくなりました。
生徒さんへのアドバイス
新しい言葉を習得する時は、「〇〇は失礼」とか「ネイティブは〇〇と言わない」という余計な情報は頭から捨ててください。
新しいフレーズを覚えて、それを言うだけで脳はパニック状態です。
脳はできるだけ軽く、必要最低限のものだけを入れておくようにしましょう。
学習初期は、多少失礼な発言や、不自然な発言をしてしまうこともあります。それはすごく自然なことで、当たり前のことなのです。
そして、これは学習を継続するなかで洗練され、そぎ落とされて、なくなっていきます。
私自身の学習過程を振り返ってみると、おそらく学校で学んだ不自然なフレーズをたくさん使っていたと思います。
ですが、学校で出逢ったALTの先生や、留学先で出逢ったホストファミリー、学校の先生、友人たちは、それを笑うようなことはありませんでした。
仲良くなってからは、友人たちに「"stupid"の発音が好き!」とか「"strawberry"の発音が独特」など笑われることもありましたが、その裏にはいつも「愛」があったので、嫌な気持ちにはなりませんでした。
このようにからかってくれるからこそ、「あ、これ変なんだな」と気づけて、発音を意識するようになり、少しづつネイティブっぽく発音できるようになりました。ネイティブのような発音になると友人たちは残念がってまでいましたが…(笑)
本当にあなたと英語で話をしたい人は、あなたのフレーズが多少失礼であっても、不自然な話し方であっても、発音がちょっとユニークだろうと、あなたの言葉を待っています。
だからあなたは、必要以上に心配をする必要なないのです。
どうしても心配なら、「まだ学習を始めて間がない」などお断りフレーズを覚えてお伝えすればOKです。
失礼さや不自然さを恐れずに英語を話していくことで、英会話がどんどん洗練されていきます。
失敗がどうしても不安という方は、信頼できる英語講師からきちんとした英語フレーズを学んでください。
学んだフレーズをベースに、話せることを増やしていきましょう。
大丈夫、数をこなすことでスラスラと話せるようになりますから!
アドバイスを実践した生徒さんのお声
質問をくださったモニター生に、講座中にこのアドバイスをお伝えしたところ、次の講座の時にこんな報告をいただきました。
講座を少し休まれて、ヨーロッパに出張に行かれていたそうです。
出張先でも、主に英語での会話が多かったそうですが「英語が伝わる」感動や、言葉の壁で我慢しなくていいことが減った喜びなどを、涙ながらに話してくれて、私も思わず涙ぐんでしましました。
そして、講座を終えた後にあらためて感想をいただきました。
英語を話せるようになるための情報収集の仕方
学習は師を探すところから始まる
この感想をいただく前に、私のメンターがXでシェアしていた「学習で大切なこと」が書かれた英文記事に書いていたことを紹介させてください。
(記事を参考にしようと思ったら投稿が見当たらないので、私の記憶ベースになります。ご了承ください。)
その記事には、「学習は、師を探すところから始まる」と書かれていました。
思えば私も、英語講師になることを決め、英語講師になるためのイロハを教えてくれる人を探し、ETAJに出会い、メンターに出会い、そして今があります。記事を読みながら、このことを思い返し、「誰から学ぶか」は本当に大切だと改めて思いました。
そして、今回のように「誰から学ぶかが大切」と、私との出会いを通じて気づいてくださった生徒さんがいらっしゃったことは、私にとって本当にありがたく、今までの学習や努力が報われる瞬間でした。
これからも、縁ある生徒さんにそう思ってもらえるよう精進を続けていきます。
「英語が話せる人」と「英語が話せない人」の情報収集の違い
私は「外国語が話せること」は素晴らしいスキルだと思っていますが、それだけがすごいとも思っていません。
ですので、「話せる人」「話せない人」という表現は、個人的に好きではないのですが、分かりやすく表現するためにあえてこの表現にしていることをご了承ください。
冒頭でお伝えしたように、私の周りにいる「英語が話せる日本語ネイティブ」の人たちは、「〇〇は失礼」とか「ネイティブは〇〇と言わない」という情報は全く興味がありません。
さらに言うと、「有名人の方の英語の発音がおかしい!」とか「"go to travel"は文法的におかしい!」とかいう情報も全く興味がありません。
日本語ネイティブなのだから日本語アクセントがあるのは当たり前だし、それよりも言っている中味の方が大切です。
"go to travel"が文法的におかしいというのなら、有名な"I'm loving it."も文法的におかしいのに、ネイティブが文法を崩して使う表現には寛容になることの方が私や私の周りにいる「英語が話せる日本語ネイティブ」の人たちにとっては非常に不思議に見えるのです。
コピーライティングの世界は、文法の正しさよりも人の心を動かす表現のほうが大切です。だから、文法的におかしかろうが、語呂合わせが良かったり覚えやすかったりすれば気になりません。
そもそも、同じ「日本語ネイティブ」として外国語である英語を習得しようと取り組んでいる仲間内で、重箱の隅をつつくような上げ足の取り合いは誰の得にもなりません。
かえって、それが多くの人の「自分の英語を笑われたらどうしよう」と、英語を話すことのマインドブロックになっているのだとしたら、怒りすら感じます。
英語を話せるようになりたいのなら、まず「英語を話している人」がスルーしている情報を知り、スルーしていい情報からのマインドブロックを外してください。
「有名人」の話にはご注意を!
私たちは、「有名な人」の話は信頼性が高いと無意識に思ってしまう傾向があります。
テレビに出て話をするようなひとだから、正しいことを言っているのだろうとか、多くの人が称賛しているのだから、間違ったことを言うはずがないだろうとか、そんな無意識バイアスで「有名人」の話を信じてしまいがちです。
しかし、英語が話せるけれども、英語教授法の専門でない有名人の方が専門的なデータ等の提示もせずに「〇〇テストは意味がない!」と公の場で言っているのを聞くと、非常に歯がゆい思いになります。
私はTOEICやE-CATなどテストのための英語も教えています。
と同時に、テストだけではなく実用的な英語も身に着けてほしいと思っているので、テストのために英語を教えながらも、実用的な英語の習得ができる教え方を心掛けています。
テストの学習というのは、数値的な目標を設定しやすい分、モチベーションも上がりやすくなります。学習する意味も見出しやすいので、日常生活で英語が必要ないけれども、いつかのために勉強しておきたいという方にとっては非常に有効な学習目的だと思っています。
ですから、有名な方が安易に「〇〇テストは意味がない!」というと、それを信じた英語学習者さんがテストの勉強に意味がないのならと学習を辞めてしまいかねません。すると、テストの勉強をすることで得られていただろう英語の知識を得る機会を失って、かえって英語力が伸びなくなるリスクがあるのです。
安易に「有名人」の人が言っていることを鵜呑みにするのはやめてください。どんなに信頼性がありそうな場面でお話していても、その方のお話が客観的な意見を言っているのか、主観的な意見を言っているのかを判断して情報を受け取るようにしてください。
そのためには、"Critical Thinking Skills"を身につけてください。
欧米では、特にビジネスパーソンには欠かせないスキルとなっている"Critical Thinking Skills"。ETAJのGBPFPプログラムで学んでいただけます。
まとめ
英語が話せる人と英語が話せない人では、英語に関する情報収集に違いがあることをぜひ知っていただきたいと思い、こちらの記事を書きました。
もし、上記でお伝えしたことの中で、1つでも当てはまるなと思うことがあれば、一度情報の受け取り方や収集の仕方を見直してみてください。
そして、ぜひ英語について信頼できる人を見つけ、その人にこの情報は正しいのか?などを聞くようにしてください。
ご自身でも情報の正しさを見抜ける力を身に着けるために"Critical Thinking Skills"を学んでください。
そして、M.Kさんのように、外国語が話せ、通じる喜びと楽しみを思う存分味わって英語を上達させてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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