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Re:メンヘラ対策を書いた俺へ。


プロローグ

北極星「あ~、メンヘラ対策記事をようやく書き終わった~!よし後はコイツを投稿するだけだな」

~投稿中~

北極星「完成~!反応が楽しみだな」
?「ちょっと待った、その記事を今すぐ消すんだ」

北極星「誰だお前!?せっかく書いた記事をすぐ捨てるかよ」

半年後の北極星
「俺だよ俺、半年後の北極星!!この記事のせいかは知らないけど、とにかくお前の間違ったメンヘラ像のせいで大変な目にあったんだよ!」

北極星「ハァ!?てめぇNoteだからってフィクションも大概にしろ!お前が半年後の俺?どこにそんな証拠があるんだよ!」


半年後の北極星

「OK、じゃあもう一度だけ説明しよう。」

「僕はESTP、Ti-SLE、△378の北極星。 Noteのサイトで記事を書いてから、今まで半年間、この世にたった1人の…北極星だ。」

「後は知ってるだろ?俺はTwitterを始め、Discordをやって、新生活が始まり、また同期と遊びすぎる程あそび、でなんだかんだで半年がたって、自分のFiを見失い、Noteの更新はやめてた」

「時は進み、俺が脆弱Fiのハッシュタグやどうでもいい情報をツイートしていたら、突然妙な事が起きた」
「俺の人生にはよく妙な事が起きる、だけどコイツは本当に妙だった…」


北極星「んで何だ?メンヘラに遭遇でもしたのか?」

半年後の北極星「あーー!!せっかく今俺が説明してるのに!」

北極星「あと俺とお前じゃ呼びづらい、何か名前を変えろ」

半年後の北極星「やだよ、お前が変えろよ俺が俺なんだから」

北極星「めんどくせぇーなタコ!俺はESTP、お前はSLE、これでいいだろ?」

半年後の北極星「まあ、今の俺の16perはISTPスレスレだからそれでいいやここで尺を使いたくないし」

メンヘラ対策の間違い

SLE北「さてまずはどこから突っ込んでやろうか」

ESTP北「俺の理論にケチつける気か?やれるもんならやってみろぉ」

SLE北「『「メンヘラは嫌い」と事前に周りに言っておく』か…
ESTP「それが最も手っ取り早い方法だろ?」

SLE北「大馬鹿野郎、その考えがアウトなんだよ馬鹿

ESTP北「馬鹿とは失礼な!お前は俺なんだから知能に大差ないだろ!」

SLE北「半年先輩の俺が教えてやる、この方法には2つ問題がある」
ESTP北「なんだよ問題って」

SLE北「そもそも「メンヘラは嫌い」って言葉を言う機会がない」
ESTP北「思い返せばそうかもしれない、でもっ…!」

SLE北
「それだけじゃない、むしろこっちの方が問題だ」
メンヘラは自分の事をメンヘラだとは思っていない

ESTP北「なんじゃそりゃ!!」

SLE北

メンヘラの認知の歪みを舐めない方がいい
「しかも聞いて驚け、今回遭遇したメンヘラはな」

ESTP北「なんだ?もったいぶって」

SLE北「お前が今あげたNoteを読んでいたんだよ

ESTP北「・・・、マジ??」

SLE北
「これで分かっただろう?」
「メンヘラの解釈加減を舐めない方がいい」
「コイツらはどんな不都合な事実をも無視して、自分を悲劇のヒロインに仕立てあげて、こっちが悪人になるのは時間の問題だと思ってもらっていい」

メンヘラはある種のドラッグ説

ESTP北「ただなんでそんなご都合主義にたどり着くんだ?同じ人間だろ?」

SLE北「これはあくまで憶測だけどな、メンヘラ外界から受け取る情報を良くも悪くも100倍に拡大して受け取っているんだ」

ESTP北「つまり普通の人間の感情のグラフより振れ幅が多くなるって事か」

SLE北
「そういう事だ。だから、メンヘラがメンヘラになるのはヤツらの精神が不健全な訳でも、メンタルが弱いからでもない」
「おそらく、この感情の振れ幅や落差が大きくなるから情緒が不安定になるんだ」

ESTP北
「なるほどな。だがSLEのお前も、ESTPの俺も同じ前提があるはずだ。『人は基本的にすべての行動をメリットがあると思うから選んでいる』って」
「この感情の振れ幅は明らかに実生活においてデメリット担っているじゃないか。筋が通らないんじゃないか?」

SLE北
「なるほどな。俺もメンヘラは自分の意志とは不本意になっている。ある種の病気の様なものだと思っていたんだけどな、関わってみてその前提が変わった。」
「彼ら・彼女らの生き方は彼らにとってメリットがあると思ってやっている可能性がある。」

ESTP北「と、言うと?」

SLE北
「一回考えてみてくれ。毎日がドラマの様な激動的な人生で、自分はシンデレラにでもなれる。そんなおとぎ話の様な体験を毎日できる精神があったらそれは面白いとは思わないか?」

ESTP北「確かにな。逆に感情が極端にない場合、その楽しみは半減どころか得られないからな」

SLE北
「そうだ、だからあらゆる物事を100倍の振れ幅で解釈できる精神ってのはドラッグみたいなものだと思うんだ。」

ESTP北「アル中とかに近いのかもな」

エゴとエゴのシーソーゲーム

SLE北「あと、お前が書いた記事はそもそもの前提が間違っている可能性がある」

ESTP北
「なんとなく想像はついてきたぞ、俺が書いた記事はメンヘラになってしまった、原因論的な前提で書かれている」
「だが、半年後の俺の口ぶりは明らかに決定論寄りになっている。」
「メンヘラになってしまったのではなく、メンヘラになる事を選んだわけだな?」

SLE北「そういう事だ、つまりメンヘラはお前の説教なんか望んじゃいない」、「あの記事はせいぜいメンヘラの被害者か、メンヘラが嫌いでたまらない奴ぐらいにしか需要がないのかも知れん」

ESTP北「じゃあ俺らから何かするって事はマジで無理なわけだな」
SLE北「Noteの記事を書いた直後のお前には酷な話だがな」

SLE北「そういえばお前が最後に面白い引用を書いてたな『怪物と戦う者は その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない』だっけか?」

ESTP北「ああ、そんな物書いたな」

SLE北「ニーチェ関連で言うなら『深淵をのぞく時深淵もまたこちらをのぞいているのだ』、これが当てはまってたな」

ESTP北「メンヘラがこちらを覗いている?」

舞台装置

SLE北「そうだ、俺たちがメンヘラを啓蒙しようと試みた一方で、メンヘラもまた俺を啓蒙しようとしてきた」

ESTP北
「メンヘラが啓蒙ねえ笑」
「随分と舐められたもんだな」

SLE北「状況が良くなかったな、脆弱Fi関連のツイートをしてたせいで弱みが丸見え状態になっていたからね」

ESTP北「それはお前の自業自得じゃないか笑」

SLE北「間違いないな笑。」「気を付けろよ、メンヘラは俺が「愛を知らない倫理観が終わってる変態」だと思って、それに愛を与えて救おうと考えてたんだからな」

ESTP北「いつの間にか色男になってたんか笑」「縮毛矯正をやめてパーマにしたからか?笑」

SLE北「おいおい、冗談はやめてくれ笑」、「パーマの方はまあイメチェンだよ、陽キャだらけでたいへんなんだぜ?」

ESTP北「一応確認だけど、お前の自意識過剰じゃなくて?」「エニア3なのはわかるけど流石に噓ついてまで俺モテるぜアピールは痛いって笑笑」

SLE北「こればっかしは確かに分からないな~笑」「俺の自惚れかもしれないし、それでもいいよこの際」

SLE北「さて、話が逸れたな。本題に戻るとしよう」「メンヘラもこちらを覗いていると言ったな、これは推測だが、アイツらも啓蒙する対象に誰かを欲しているんだよ」

ESTP北「まさに深淵もまたこちらを覗いているって訳か」

SLE北「そして思い出して欲しい、メンヘラの彼氏や好きピが、港区商社マンの様なハイスペックスパダリ東カレデートにいそうな男であるケースってあんまないだろ?」

ESTP北「流石、偏見の数で右に並ぶ者はいないな笑「俺が確認した限りじゃ見たことはないな、ってか俺はお前の過去なんだから聞く必要もないだろうが」

SLE北「そうだ、そして思い出せ。お前がバカウンセラーとしてENFPと関わった彼氏の話」

ESTP北「そうか!メンヘラが関心を抱く相手は何かしらの欠陥を抱えている!!

SLE北「そうだ、おれは半年の期間でバカウンセラーをもう1度行っている」「だからこそさらにその仮説は自分の中でより強固になっている」
「それは無職だったり、モラハラだったり、サイコパスだったりなんでもそう」

ESTP北「そして、お前の持論ならその一見メリットがあるように思えない交際関係を持つ事にも必ずメリットが存在するって訳だな?」

SLE北「そうだ、話が早くて助かる」「彼ら・彼女らがなぜそういった欠陥や問題を抱えた男に興味を抱くのか」
「それは生物学的な暴力性の他に、こんなクズな人を更生しようとしている心優しい人であり、私はそのクズによって感情を揺さぶられている悲劇の主人公という像を作り出すための舞台装置としてうってつけだからだ」

ESTP北「相変わらずこじつけにもほどがある無理やりな論理だ笑」「だが、考察としては面白いからこの場に残しておく、そうだろ?」

SLE北「そうだ、だからメンヘラとその相手はどちらかが一方的な被害・加害の関係ではない。お互いがお互いに対して歪んだエゴとエゴをぶつけ合うシーソーゲームの様になっているのさ」

ESTP北「ミスチルか、お前にしちゃ珍しいチョイスだな」
SLE北「半年後の俺はミスチルばっか聞き始めるぞ笑」「ミスチルの箒星はいいぞ、夏頃に聞いてみろ」

君たちはどうメンヘラと生きるのか?

ESTP北「つまり、ここまでの話を総括すると、俺が見落としていた視点からメンヘラはやって来る、そして俺の対策では不十分であるって事か?」

SLE北「そうだ、俺自身その盲点に気付かなかったせいで大変な目にあった」「だからこそ、現時点での対策をアップデートしようと思う」

ESTP北「これがフィクションだから、俺はどのみちこれから体験するんだろ?」
SLE北「そうだな笑」「仮にこれが俺がタイムトラベルした際の議事録だったとしても、過去は変わらないだろうな笑」

ESTP北「だが、お前の愚痴に付き合えばいいんだろう?」「お前は人に全く相談しないからな」「人の相談には乗ろうとする癖に、自分の相談はしない、本当にとんだバカウンセラーだよ笑」

SLE北「悪いな笑」「これでも脆弱Fiと少しづつ向き合ってきたんだぜ?」
「でもな、今回の対策で思った事がある」

ESTP北「何だ?」

SLE北「人の力を借りる。これが最善策なのかもしれないな」

ESTP北「おいおい、目の前にいるのは本当にあの北極星か?まさか人に相談してどうにかしたのか?」

SLE北「そうだ。恥ずかしい話、俺個人じゃメンヘラのヤバさ加減に気付かなかった笑
ESTP北「なんだ、いつの間に洞察力が上がったのかと思ったぜ笑」

SLE北「死ぬや自殺なんて言葉をツイートされても、それが俺宛かも分からない鈍感っぷりさ」
ESTP北「もうお前ラブコメ主人公の事何も言えねえな笑」

SLE北「だからこそ、他の人の力を借りる必要があった」
ESTP北「自分には逆立ちしても出来ないからか」

SLE北「そうだ」「割と初めてか、久しぶりだったかもな。人にアドバイスを貰ってどうにかしたのは」
ESTP北「そういった弱さがメンヘラに付け入る隙を与えていたんじゃないのか?」

SLE北「かもしれないね。だけど今は多少敵味方の識別をミスっててでも誰かを信用しないといけないかもしれないなって思ったわけ」

ESTP北「こいつはたまげた、この半年間で本当に何があった?」
SLE北「それはネタバレになるから言えないな笑」

SLE北「少し対策に話を戻そう」「人のアドバイスを聞きながら問題を解決する事が手っ取り早いが、ここで1つ気を付けて欲しい事がある」

SLE北「俺もアドバイスを受け取る側になって初めて分かった」
他の人のアドバイスを聞いた時に、思っている程自分は素直に聞こうとしない事だ

ESTP北「お前ってマジでめんどくせぇな笑」

SLE北「返す言葉もないな笑」「俺が思っている以上に現実を甘く見すぎている部分があった」
「相談を受けてたやつが素直にアドバイスを聞かなかった気持ちが今なら分かる」

SLE北「だからこそ、一度自分がおかれた状況を客観視してほしい」、「自分が人の相談にアドバイスをしたことがある人間ならそれが良くわかると思うんだ、今度は逆の立場なんだって」

SLE北「これはメンヘラに困っている誰かのためでもあり、これは過去と未来に向けた俺自身への備忘録としてでもある」

ESTP北「『歴史とは過去の諸事件と次第に現れてくる未来の諸目的との間の対話』である、E・Hカーだな」

SLE北「他にも、無関心を貫くとか、弱さを見せないとかいろんなやり方はあるだろうけど、いまはこのありきたりな方法がいいな」

エピローグ

結局類型論を学んでどうだった?

SLE北「さて、そろそろ俺はお前との対話を終わらせないとな」
ESTP北「途中から違和感はなかったな、なんか不思議な気分だ」

ESTP北「なあ、最後に聞かせてくれ」「半年間類型界隈に足を突っ込んで見て、どうだった?」

SLE北「そうだな~、楽しかったよ」「いろんな価値観を知った人と交流で出来るしね」

SLE北「それに今回の一軒でソシオ理解も少しだけ深まったよ」
ESTP北「俺はまだ16perがメインだからな~」

SLE北「今はエニアやソシオをもっと調べてみたいな」
ESTP北「社会人になってからいろいろあっただろうから、それをノートに書いてくれよ」

SLE北「そうだな。いまの俺は過去のお前よりSFJのサンプルが段違いで多いからな笑」

ESTP北「それは楽しみだ」
SLE北「それじゃあそろそろお話は終わりにしよう」

終わり。

SLE北「今度は未来の俺がまた話に来てくれるのかもな」

あとがき

どうも北極星です。半年間の内に自分の内省も含めて記事を書こうとしたときに、過去の自分との対話形式が一番書きやすかったのでこのスタイルにしました。今振り返って見ると自分の記事って思っていた以上に尖ってたなと思いますね。

類型論と関わって、終わらない自己分析を続けているわけですけど、少しでも自分が上手くコミュニケーションを出来るようにして、楽しい人生を過ごせる様に頑張りたいですね。

結局、「知る」って事がコミュニケーションじゃ大切なのかもしれないです。

ソシオのSeとソシオのFiが、お互いの心理機能を背景にコミュニケーションを取ると本当に、良かれと思ってやった事が相手は望んでいない事かもしれない。

相手の価値観や背景を知るだけじゃなくて、それを念頭に言葉と行動を選ぶこと。これはメンヘラに限らず大事な教訓だと思いました。


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