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香港旅行の忘備録(2023.12) Part.1 出発編

 コロナ渦を経て、約四年ぶりの海外旅行。大好きな香港に三泊四日で行って来た。香港エクスプレスが就航してから、コロナが流行る前は年に一回くらいの頻度で行くくらいハマッていた香港。美味しいものを食べるのと買い物をするのが好きな私にとっては、まさに夢のような国、香港。
 約四年の歳月でどんな風に変わったのか、忘備録として残しておこうと思う。次回の旅の時に自分自身の役に立つように、入国や出国についても詳しく残しておこうと思うので、これから行く予定の方の参考になれば幸いです。ちなみに広東語はほぼ喋れない・聞き取れない。英語は、簡単な事をうっすら聞き取ることが出来て、こちらの言いたい事を簡単に伝えられるくらいのスペックである。


必要なもの

  • パスポート(顔写真のページのコピーも1部)

  • パスポートサイズの証明写真

  • クレジットカード

  • 現金

  • スマホ(現地SIM)

 上記は、旅に基本的に欠かせない物である。
 パスポートは、香港出国の日からさらに、三カ月以上有効期限があるもの。念のため有効期限を確認をしてから、計画を立てよう。
 クレジットカードは、なぜか現地で急に不具合で使えなくなったりするので、念のために三、四枚くらい有ると安心。特にVISAがおススメ。
 日本でクレジットカードの不具合が出ることなんて全然無いのに、何故か海外では頻繁に起こったりする。その時に一枚しかないとマジで詰むので複数枚持ちが本当におススメ。
 香港は結構キャッシュレスなイメージなので、現金が無くても何とかなる。後述のオクトパスカードと併せてメインで使用し、今回の旅では現金は一万円も使い切らなかった。JCBは使える範囲がVISAより限られる印象。
 ちなみにクレジットカードの裏に「PLUS」のマークがあると、現地のATMでキャッシュカードとして使えるので両替の手間が省ける。ただし、何度かチャレンジしている身からすると、デメリットもある。
 銀行系のカードであれば口座から引き出し出来るが、クレジット会社からのキャッシングになってしまうと、手数料や金利がかかる。金利は日割り計算(私が使ったところは)なので、日本に帰国して即連絡して振り込んで、と、そういう手間がかかる。口座から引き出せたとしても、よく分からない銀行の手数料・為替レートの関係で大損することもある。(というか、なった。長くなるので割愛する)あと、単純に、何故か引き出せない…的な事も間々ある。
 現金は、これは各々どうやって過ごすかによって変わってくるので、自分が必要な分を用意すると良い。大体日本で旅行するのと変わらないので、普段の自分の旅行を参考にすると良いと思う。
 私は、空港ー自宅間の交通費が必要なく、日本の空港で現金を使う事も無いので、一万円(予備)+二万円(両替予定分)を今回は持って行った。
 ちなみに、なんで上のような書き方をしたのかというと、昔海外でひったくりトラブルに遭ってしまい無一文+パスポート無しの状態になってしまって、それ以降、ホテルのセキュリティボックスにパスポートのコピー、証明写真、クレジットカード、一万円(日本円)程度をポーチに入れて置いていくようにしているので、その一万円(予備)である。
 上記のトラブルに遭った経験から、パスポートのコピーと証明写真も持って行くようにしている。ちなみに、もっと期間が長くなる欧州旅などでは念のため戸籍抄本も持って行く。なぜなら、パスポートの紛失ないし盗難が起こると、当たり前だが帰国のために新しいパスポートもしくはそれに準ずるものが必要になる。長くなるので割愛するが、そうなった時にこのセットはものすごく、本当にものすごく重要なアイテムになる。
 ちなみに、そういうトラブルの経験から、クレジットカードなどは分散させるようになった。財布に2枚、金庫に1枚、財布とは別の場所に1枚。など。リスクヘッジである。
 スマホは、普段日本で使っているものを持っていく。現地でもかなり使用するので、私は現地SIMを日本で買って持って行く。現地に着いてから、SIMを入れ替えて使う。今回は楽天市場で以下のものを購入。

 問題なくつながったので、次回もこれを買っていく予定。ちなみに、香港はIDとパスポートの情報を登録しないと使えないらしく、それが完了するまでうまく繋がらなくて困った。
 登録は簡単で、同封されていた紙のQRを読み込んでアクセスして、必要な情報を記入してパスポートの写真を添付して送るだけ。これは出発前にも出来るっぽいけど、私は全然気づいてなくて香港に着いてから登録した。なので、先にSIMをアクティベートしてからも登録できるので、忘れてても焦らなくて大丈夫。ちなみに、SIMの入れ替えはきちんと繋がっているWi-Fi環境下でするのがおすすめ。香港はWi-Fiが普及しているので、現地についてとりあえずは空港のWi-Fiに繋げられる。
 入国審査前にどこか座れるような場所があれば、そこでSIMを入れ替えても良いし、とりあえずWi-Fi使ってしのいでホテルなどで落ち着いてからSIMを入れ替えるのも良いと思う。
 ちなみに私は、ホテルのある九龍までエアポートエクスプレスで行く予定にしていたので、その車内で入れ替えた。ちなみにエアポートエクスプレスも、問題なくWi-Fiが使えた。

あると便利なもの

  • オクトパスカード

  • 変換アダプタ

  • ボールペン

  • 紙で印刷した航空券やホテルの予約表

  • 除菌ウェットティッシュ

  • モバイルバッテリー

  • 常備薬

  • サプリ

 オクトパスカードは、日本でいうSuicaみたいな、公共交通機関などで使えるICカードの事である。前述の通り、香港ではこれが物凄く普及している。MTR(地下鉄)・バス・トラムはもちろん、コンビニや飲食店などでも使える。クレジットに対応していないようなお店でも使えるので、これがあると現金使用率がかなり下がる。ちなみに、空港や主要駅などで入手できる。デポジットが必要になる点でも、日本のSuicaとそっくり。任意の金額をチャージして使うのだが、カード形式のものだと現金でのチャージが必要になる。ただ、なんとこれがアプリ上で電子オクトパスとして使えるようになっているのだ。
 これが本当に便利だったので、長くなるけど詳しく書いていく。(iPhoneの場合)
 オクトパスカードをすでに持っている方は、その同一のカードをアプリ上に連携出来る。持っていない人は、新しいカードをアプリ上で入力できる。まずappでオクトパスのアプリをDLする。詳しくは以下を確認。

 二種類アプリが出てくるので、必ずこのfor Touristsの方を選ぶ。

 これで、スマホでオクトパスカードが使えるようしておけば、クレジットカードからチャージする事ができる。
 駅構内などにある機械でのチャージが不要になる他、食事代などを支払う時に先に残高の確認が出来るようになるので相当便利だった。
 ちなみにアプリ内でのチャージは、日本からだとApple Payのみになる(っぽい)。なければ、その登録も必要になるので注意。私が持っている中でApple Payに対応しているクレジットカードは、エポスカードだったため、まず、
エポスカードをApple Payに登録する→オクトパスアプリでチャージする。という流れになった。
 チャージは凄く簡単だったので、普段電子Suicaなどを使っている方であれば問題なくチャージ出来ると思う。
 もし、Apple Pay対応のカードなどを持っていない場合は、電子オクトパスにするメリットはあまり見当たらないので、カードのままで良いと思う。この辺りは詳しく調べていないので、気になった方はご自身で調べてみると良いかと。
 私はまた香港旅行をすると思うので(願望)オクトパスには残高を残したままにしている。一旦デポジットの返却を望むなら、それも電子よりカードの方が都合が良いと思う。ただ、1000日は使えるみたいなので三年以内くらいにまた行くかな?と思う人は持ったままにしておくのもおススメ。
 エアポートエクスプレスにもオクトパスで乗れるので、オクトパスの入手の手間が省ければ、ちょっとだけ時短になる。
 変換アダプタは、プラグの形状が日本と違うため(電圧も違う)もし充電したいものや電源が必要なものがある場合は持っている必要がある。
 街中にもそこそこ売っているので、忘れたからと言って絶望する事もないけど。あと、最近はホテルの部屋にUSBの充電ポートがあるところが増えているので、それで事足りる事もある。(実際、私は持っていたが使わなかった。)
 ウエットティッシュや手指消毒用のアルコールはあると便利。ローカルな食堂に入ると、ん?これは前の人の痕跡???みたいな感じも大いにあるので、気になるなら自分で拭けば良い。とまぁ、そんな感じです。気にならないのであれば、無くても問題ない。
 モバイルバッテリーも、無くても問題ないけど、旅先ではよりスマホが生命線になるため、安心のために持っている。
 常備薬は頭痛薬(痛み止め)と喉痛のための漢方を持って行く。これも自分の体質を考えて、心配なら持っていて損はないと思う。私は気圧の差で頭痛が出やすいのと、良くしゃべるからか?乾燥なのか?喉が痛くなりやすいので、のど飴や喉の炎症に効く漢方は忘れずに携行品のバッグに入れておく。ちなみに、板藍根という漢方だ。
 サプリは普段から飲んでいるのもあって、ビタミンCと青汁は必ず持って行く。

旅のスタイル

 上記の物は、スーツケースに入れたりせずに、必ず手元のバッグに入れておく。海外旅行では、大きめのボディバッグとリュックの二個持ちを基本のスタイルにしているため、ボディバッグにパスポートや貴重品を入れて、身体の一部のようにずっと離さないでいる。ショルダーバッグやウエストポーチ・パスポートケースなど、色々試したけど、今の形に落ち着いた。
 よく旅行グッズのコーナーでパスポートケースや腹巻型?の財布が売られているけれど、個人的にはボディバッグやショルダーバッグのジッパー付のポケットに定位置を決めるのが一番おすすめだ。
 空港やホテルなどで出し入れが頻繁にある間は、仕舞う場所がややこしいと一旦ポケットに入れておこうや、とりあえずこっちに入れて、など、紛失や「あれ?無い!」の冷や汗の危険が高まるので、荷物が多くても取り出しやすい場所、仕舞いやすい場所、だけどきちんとジッパーは閉じる。そんな場所を定位置にするのが一番良い。ちなみに、バッグにそのまま入れておくと、他の物を取り出したときに万が一落としたりする危険があるので、パスポートは単体でポケットを一つ使うのが良い気がする。(搭乗券やバゲージタグくらいは、一緒に入れておいても良いと思うけど)
 なんで大きめのボディバッグなのかと言うと、色々入れたいからである。あんまり小さいと、ペットボトルはこっちで、とか、あれはこっちに、とか、そういう煩雑さが出てくるので、基本的に肌身離さず持っておく一式、という感じでこのボディバッグに纏めている。

 上記は私のものとまったく一緒では無いけど、そっくりのコールマンのものを使っている。500mlのペットボトルも入るし、背面(お腹にくっつく側)にジッパー付きポケットがあって(ここをパスポート入れにしている)中には内ポケットもある。
 寒がりなので、基本はこのバッグの上から上着を着るようにしている。電車などでは脇腹あたりにバッグを持ってきて、そこを上着でかくして腕で抑えるようにしている。

旅費

香港エクスプレス(航空券)

  • 往復航空券 56,616円

  • 税・手数料 15,990円

 上記、20KGの預入手荷物含む(往復)
 5年前くらいに往復100円セールとかで行っていた時のことを考えると、マジで涙が出てくる。その時は確かサーチャージも一万円以下だった気がする。往復7万。五年前ならキャセイでもそのくらいの値段で行けた気がする。円安と物価高騰が憎い。

ホテル代

  • The Kowloon Hotel (12/7-12/10)三泊四日 43.304円

 ホテル代は、思ったよりも安かった。今回で2回目のホテルだけど、立地がとても最高。尖沙咀(九龍半島の一番の繫華街)のど真ん中、かのペニンシュラホテルの裏にあるので、多少のボロさは許容範囲。狭くて隅々に掃除は行き届いていないけれど、便利さには勝てない。尖沙咀駅に直結しているのも最高。一泊14,000円くらいなら、これが妥当だと思う。でも宝くじが当たったら、絶対にRosewood Hong Kongに泊まる。

出発前の準備

 Visit Japanに登録する。これは帰国した時の税関申告などが、電子で出来るサービス。税関で時短できるかな?と思って念のため登録していったけど、そこまで意味は無かった。ただ、香港エクスプレスでは税関申告書が配られなかったため、わざわざ税関の所でカードを書く手間は省けた。ただ、紙であれば家族に対して一枚で良いものが、Visit Japanであればそれぞれ必要になるため、家族で一緒に通りたければ必然的に有人を案内される。(福岡空港の場合)
 エアポートエクスプレスの往復券を買っておく。

https://www.klook.com/ja/activity/71-airport-express-hong-kong/

 微妙にオクトパスカードの所の話しと矛盾するけど、エアポートエクスプレスのチケットは、事前に往復分を買って行った。片道でそれぞれ払うよりちょっとだけ安いのと、帰りも九龍駅から乗る事が決まっていたので先に買っておいた。QRコードは、九龍駅で降りる時に改札にかざした。(空港駅からは改札無しでそのまま乗る)
 各種食事の予約。この辺は、興味のある人向けに。基本的に香港の高級ホテルのランチやアフタヌーンティーなどはウェブで予約が出来るため、日本からあらかじめ予約していくのがおすすめ。というか、高級ホテルのアフタヌーンティーなどは、予約が無いと入れないと思う(ペニンシュラ除く。ペニンシュラは宿泊客以外のアフタヌーンティーの予約は不可)

 今回は、

  • Salisterraの朝食(The upper house)

  • Batterfly Roomのアフタヌーンティー(Rosewood Hong Kong)

  • Shang Palaceのランチ(Shangri-La)

 を予約した。Rosewoodのみ二日前にリコンファームの電話がかかって来たので、要注意。もしすでに日本出発してて、電話とれてなかったらどうなってたんだろう?
 以上、全部HPなどから予約が取れる。英語のみだが簡単なので、絶対にここだ!と決めている方は早めの予約をおすすめする。

 では、いざ出発。以降は、また次の記事にて。


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