心境の変化はグラデーション
退院して数カ月経ちました。
子も復学して元の学校に通っています。
「まさかうちの子が小児がん!」が頭の中を100%占めていましたが
だんだんと他のことを考えられるようになってきました。
発病が分かってしばらくの私はこんな様子でした。
本でも読もうと思って図書館に行っても闘病記か病気の知識のもの
しか目に入らない。
幸せそうに歩いている家族がうちと同じようなきょうだい構成だと
眼をそらしたくなる。
元気に走り回る子、以前によく遊んでいた公園を見るだけで
自然に涙が出る。
悪いことばかり考えて眠れない。涙が止まらない。
今、冷静に振り返るとかなり追い詰められていました。
さて、翻って今はどうかというと、
発病前にもともと好きだった趣味を再開しました。
趣味の道具はずっと手放さずに家にありましたが
触る気になれず全く遠ざかっていました。
そして、子の病気のことを考える時間は
少しずつ減っています。
寝ても覚めても病気のことを考えずにはいられない
という状況は脱したな、と脱して振り返って気づきました。
受け入れるには時間が必要だったんだなあ
と思っています。
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