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【ポーランド】実は大気汚染の深刻な国だったのか!

昨日の朝は本当に冷え込んで、私のスマホの天気予報によるとマイナス2℃を示していました。外にいると震える寒さというか、つい早歩きしてしまう寒さで、まだ10月なのにこれ~!?真冬の寒さに耐えられるかしら・・・
(でも昼間は気温が上がって、コート脱いで歩くような感じ。1日の寒暖差が半端ない)

で、子どもたちを学校に送って、家に帰ってきて、ふと窓の外を見ると、景色が霞んでる・・・!?空気悪い!?ってのが見た目で分かりました。

日本でも、PM2.5や黄砂が飛んできて、空が霞んでいることってありますよね。それにしても酷く霞んでいるので、調べてみることにしました。

AQI(Air Quality Index)

IQAirというスイスの企業が、世界117か国、6,475都市にある大気モニタリングステーションから、リアルタイムでAir Quality(大気質)をモニタリングしています。住んでいる都市を打ち込んでみると・・・


おっと!不健康な空気!?
基準値の8.2倍だと!?

見たくないものを見てしまった、と思いながら・・・基準値とは何なのかを調べました。

WHOが定める年間PM2.5ガイドライン値は5µg / m3となっています。

ですが、2021年の世界大気質レポートによると、このガイドラインに合格している都市は全体のわずか3%だそう。実情からすると、このガイドラインが厳しすぎるのか?

けれど、PM2.5は喘息や脳卒中、心臓病、肺疾患などの健康への影響の主な原因であることが分かっていて、そのリスクをもっと深刻に受け止めるための指標なのかな、と思います。

年間700万人もの人が、大気汚染が原因で亡くなっている。
全世界の91%の人が、WHOの安全基準を超えた汚れた空気の中で生活している。

WHO

ポーランド大気汚染の原因

なぜこんなに空気が汚れているのか?原因は、

  • エネルギーの大半を石炭に頼っている

  • ウクライナ戦争でロシアからの天然ガス供給がストップ、それにより、空気を汚す旧型ストーブの使用が認められてしまった

  • 低品質な褐炭が出回り、それにも手が届かない家庭は、ごみを燃やして暖房にしている

ヨーロッパのエネルギー価格は上昇し続けています。
さらに悪いことに、大気汚染によって気候変動を招き、2022年は記録的な猛暑となりました。

例年は冷房を必要としないヨーロッパでも、エアコンが必要になってきている!ってことですね。

現に今年の夏も、昼間はやはりエアコンが全くないのは辛いと感じました。(日本人にとっては冷房があるのが当たり前だからかなあ。)
うちのマンションは比較的新しいので、エアコンがついているのですが、多くの家庭ではないのが普通のようです。レストランでもついていないところがあります。旧型トラムにもエアコンはついていないので、夏場はまるで温室のよう。(だからできればエアコンつきの新型車両に乗りたい)


また、走っている車を見ても、ぶお~ん!と煙ふかしてる車が多いですね。見るからに環境によくありません。

さらに、発展途上国であるがゆえに、あちこちで建設現場や工事中の道路を目にします。砂埃やら、なにやら、、とても気になりますね。ドリルで掘削作業をしているおじさんたちもおにいさんたちも、マスクしてるわけでもなく、粉塵を吸い込んでるよ~?と心配になります。


まとめ

中国やインドの大気汚染については聞いたことがあったけれども、ヨーロッパにも大気汚染があるなんて、知りませんでした。東欧は慢性的に大気汚染に悩まされてきたようです。けれど寒さ厳しい冬を越すためには暖房が絶対必要。石炭に代わるエネルギーは、ポーランドではなんなのか?

今週日曜日は総選挙の日です。
選挙権はありませんが住人としては、エネルギー対策を早急にお願いします!と言いたいです。

皆の健康と命に係わる問題ですからね。
思わず真剣に調べてしまったので、シェアさせていただきたいと思います。




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