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世界幸福度ランキング6年連続1位 フィンランドに行ってきました

みなさん、こんにちは。POLAサステナビリティ公式noteです。
当社の活動を多くの方に知っていただきたいと思い、このnoteより発信をしています。今回は社員向けの人材成長プログラムと、その活用事例についてご紹介します。

ポーラの人材開発プログラムについて
創業100周年にあたる2029年に向けて、「私と社会の可能性が信じられる、つながりであふれる社会へ」を目指すポーラは、その実現の原動力になる社員の人材育成にも力を入れています。ポーラの人材育成プログラムは、自分自身の個性や強み、スキルをつかむ「知る」、ありたい姿の設計や実現に向けた支援をする「描く」といった、それぞれのテーマやニーズに合わせて研修・制度を設けています。また、既存の枠組みを超えた新たな自己理解、実現に向けた挑戦の後押しとして、インターンシップ制度や通学支援、他社留学の制度もあります。

そして昨年、新しい制度が加わりました。それが、サバティカル制度です。これは、業務を休んで会社以外の環境で多様な経験を得たいという希望がある社員は、最長6か月間、制度を活用することができます。ポーラ・オルビスグループ共通の制度として導入されています。

この、サバティカル制度の第1回募集は22年5月に開始。そのうちの1つが、ポーラの社員による「世界幸福度ランキング6年連続1位、ジェンダー平等が世界トップクラスのフィンランドで学んできたい」というものでした。

今回、サバティカル制度を活用してフィンランドに約1か月半滞在したコーポレート室の武智(タケチ)より報告をしてもらいます。

4月上旬まで、この湖はまだ凍っていたそうです。

なぜ、フィンランドなのか?
みなさん、Moi(モイ)!
ポーラ コーポレート室の武智(タケチ)です。Moi(モイ)というのは、フィンランド語の「こんにちは」です。

私はサバティカル制度に応募し、23年4月~5月半ばまでの約1か月半、業務から離れてフィンランドの首都・ヘルシンキに行ってきました。

なぜ、フィンランドに行きたいと思ったのか?
それは、世界一幸福な国の人たちがどんな暮らしをしているのか興味があったからです。また、フィンランドは世界の中でもジェンダー平等がトップクラスで進んでいる国でもあります。年齢やジェンダーに関係なく活躍し、幸せを実現している国の、データや数字の後ろにある実際の暮らしや「土壌」を自分の目で見てみたかったのです。

フィンランドでは、在住邦人やフィンランド人の方々に、幸福・女性活躍とジェンダー平等・環境など、いくつかのテーマでインタビューをしたり、関連の施設を見てきたりしました。このnoteでは、私が滞在を通して感じたことや気づいたことをご紹介します。

不機嫌な人や、イライラした人がいない!
まず、ヘルシンキヴァンター国際空港に到着して飛び込んできたのが6種類の分別になっているごみ箱と、すべてのジェンダーが使用できるお手洗いです。環境への意識の高さや、年齢や性別に関係なくすべての人が「平等」であることを目指す国であることが、そういったことに表れているように感じました。

そして、ヘルシンキで暮らしていて、驚いたことがあります。それは、不機嫌な人やイライラした人がほとんどいない!!ということです。街を観察して、「不機嫌な人」や「イライラした人」を探してみましたが、見つけられませんでした。

どうしてだろう?と、現地在住の日本人やフィンランド人の方々に質問してみました。すると、「ワークライフバランスが整っているし、社会保障も充実しているので不安やストレスを感じている人が少ないからだと思う」「確かに不機嫌な人やイライラした人はめったにいないですね」ということでした。

ありのままの自分、相手を受け入れてリスペクトする
もう一つ気になったのが、誰に対してもフラットに接して親切な人が多いということです。相手の服装などの見かけや雰囲気、国籍や人種、年齢や性別によって態度が変わるような人にも、出会いません。こちらも目と耳を凝らして探してみましたが、なかなかそういう光景がないのです。これについても現地の方々に尋ねてみました。すると、「幼児教育の時から、ありのままの自分や相手を受け入れてリスペクトするように教えられているからね」ということを教えてくれました。

自分や周りから認めてもらうために、頑張ったり、何者かになったりする必要がない。ありのままの自分でいることが尊重される環境というのは、とても寛容で優しい環境だなと感じます。

世界幸福度ランキング1位で、ジェンダー平等が進んだフィンランドの、データだけではわからない良い面が、こうした側面だと感じました。

一か月半、暮らしてみると、日本と比べて圧倒的にショッピングやエンターテイメントは少ないことは明らかです。それでも、フィンランド人やフィンランドで暮らす人たちと話をすると、とても幸福感を感じて暮らしている人が多いことを実感しました。

日常のちょっとした幸せに気づく。大切にする。
インタビューをしていると、日常のちょっとした幸せに気づき、幸せを感じながら暮らしている人が多いことも印象的でした。

歩いたり、自転車で通勤したりするときの景色を楽しむのが幸せだと話してくれた人
朝晩の犬の散歩を楽しみにしていると微笑んでいた人
コーヒーを飲みながら新聞を読むときに幸せを感じると教えてくれた人

幸せ研究の中でも、幸せは気づくことと言われているそうです。
フィンランドで暮らす人たちは、幸せや楽しいことは、すでにあることに気づいていたり、もしそれが見つからなければ、自分で作っていけばいいのだと知っているのかもしれません。そして、それがフィンランドの人たちの強みの1つなのかもしれないなと感じました。

気候をはじめ、日本の良さや恵まれたことが多くあると感じます。フィンランドから帰国して、「今ある幸せ」に気づけばもっと幸せを実感しながら暮らせるだろうと、私自身は思っています。そして、もっと自由に、もっと自分らしく、もっと楽しみながら暮らしていこうと決めました。フィンランドで学んだことや気づいたことを、日本にあう形や、やり方にして、少しでも社内はもちろん、社会に還元していければと考えています。

フィンランドの職場やモノを大切にする文化

今回は詳しくご紹介できませんが、フィンランドの職場もとても興味深いんですよ。
有休消化率は100%で、16時を過ぎると帰宅してしまう人が多いそうです。また、会社にはコーヒー休憩の時間があり、夏は1か月に休暇があるにもかかわらず、国民一人当たりのGDPは、なんと日本の約1.25倍!肩書は関係なく誰もがオープンでフラットな関係で、年齢も性別も関係なく、20代の管理職も普通のことのようです。

今回のnoteでは、私がフィンランドで気づいたことを中心にご紹介しました。機会があれば、こういったフィンランドの働き方や環境に関するお話もご紹介させていただきます!

いかがだったでしょうか。今回は、ポーラの人材開発プログラムと活用事例をご紹介しました!今回も、お読みいただき、ありがとうございました。


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