元工業高校生が旧帝大大学院に合格しました!
(更新日:2021年9月19日)
こんにちは、ぽこです。
元工業高校生の私は旧帝大大学院 情報系の修士入学試験に合格することができました。また、大学での専門分野と異なる専門分野の大学院にしました。
院試科目のほとんどが講義で習っておらず、独学で勉強をしました。私の院試体験について記したいと思います。文章が長いですが、お付き合い頂けると嬉しいです。
外部院試受験のアドバイスを知りたい人は、次のnoteをご覧ください。
筆者のバックグラウンドは以下のnoteをご覧ください。
簡単に話すと、偏差値:45程度の工業高校卒業後、偏差値:65程度の私立大学に入学し、半導体の研究をしています。
受験のきっかけ
工業高校時代に"モノづくりには幅広い専門知識が必要"と感じ、工学を横断的に学ぶことのできる大学へ進学しました。
大学で学ぶ中で、自身が取り組みたい研究テーマを見つけました。しかしながら、私の大学では、そのテーマの研究はしていませんでした。だから、他大学院への進学を決意しました。
大学院を調べていく中で、ある旧帝大大学院でそのテーマを研究していることを知り、受験を目指しました。また、併願先として同様なテーマを扱っている研究室がある北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)も受験しました。
■受験までの流れ
受験するにあたって、まず研究室見学に行きました。初めて行ったのが学部3年の10月ごろです。この見学で受験を決意しました。
しかし、この頃は学部卒での就職も考えていたので、本格的な院試勉強は初めてはいませんでした。
3年生の1月頃に就活をやめて院進一本に切り替えました。この頃は、TOEICの勉強を行いつつ、様々なオープンキャンパスなどに参加し、併願校を探していました。
(実は、この期間病んでしまってあまり勉強できていませんでした…)
4年生の4月頃にもう1度研究室訪問を行いました。2度目の研究室訪問では、学生さんと話す場を設けていただき、過去問(解答)や授業資料、定期試験問題を頂きました。その際に連絡先も交換させていただきました。
その後は、8月の院試に向けて筆記試験の勉強を行いました。
■受験対策
受験科目は9つあったのですがそのほとんどが習ったことがなかったので、受験する大学院のシラバスを調べて、同じ教科書を揃えて勉強をはじめました。
しかし、授業によっては、先生が作った資料で授業を行う科目もあります。そのような科目は、研究室訪問で出会った学生さんから頂いた授業資料を使って勉強しました。
ある程度一通り勉強を終えたら過去問をやり始めました。研究室訪問の際に過去問の学生解答を頂いたので、勉強がしやすかったです。
過去問を一周(10年分程度)終えると、問題の傾向がわかるので、その部分を重点的に教科書や授業資料で学びなおしました。また、勉強していく中で内部生の授業の定期テストと似たような問題が多く出ることもわかりました。
その後は、ひたすら過去問をやりこみました。過去問の問題が出たら完璧に答えられる勉強しました。
■受験本番
私の受験は1日目に筆記試験、2日目に面接となっていました。
○筆記試験
筆記試験は私服で行きました。受験生の全員が私服でした。
わからない試験問題もありました。手応え的には良くて8割かなって感じでした。
○面接
面接ではスーツで行きました。院試が8月だったのでとても暑かったです。受験生の8割ほどがスーツで2割ほどが私服でした。面接時間は5分ほどですぐに終わりました。聞かれた質問は次のようなものでした。
・志望動機
・大学院でやりたい研究
・筆記試験の手応え
・筆記試験でわからなかった問題
・卒業研究の内容
・卒業研究と大学院でやりたい研究の関連性
・修士課程終了後の進路(就職(どんな仕事?)、博士)
・その仕事はどんな会社でできますか(〇〇の開発に携わりたいと答えたら)
・併願校を教えて下さい
他の国公立大学院も同じだと思うのですが、面接はあまり試験には影響しないと言われています。また、大学院によっては、面接時に合否が伝えられるみたいです。私は伝えられませんでした。
■合格発表
2週間後ぐらいに合格発表がされました。自分が受かっていたことがわかったとき、とても嬉しかったです。
しかも、一番人気の研究室の配属が決まりました。内部生でも普通に落ちると聞いていたので配属が決まったので、とっても嬉しかったです。
■受験を終えた感想
めちゃくちゃしんどかったです。ずっと心が病んでいました。
工業高校時代も独学で勉強していましたが、大学レベルの内容を一から独学で勉強するのは桁違いで大変でした。高校レベルの内容は独学しやすい教材もあり、ネットにも情報が揃っています。大学レベルだと独学をしやすい教材がなかなかなく、ネットで調べてもわかないことも多々ありました。
また、私は筆記試験のみで決まる一般的な大学受験を経験していなかったので、長期間の勉強を続けるのが大変でした。
しかも、高校時代と異なり、入試科目とは全く関係のない専門科目の講義や卒業研究のための勉強、研究を同時に進めなければいけません。
加えて、外部受験は内部進学組と勉強する科目が異なるので、友達と教え合うことや一緒に勉強することが難しく孤独を感じました。
ほかにも、前期の定期試験と院試の日程が近かったことも大変でした。
自分、よく頑張った!
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