🚀インターステラー🚀感想

現在公開中の映画「オッペンハイマー」の理解を事前に深めるため、
ノーラン監督の「インターステラー」を見ました。
宇宙でジャガイモ育てる？映画と混同しがちだったので、そっちもいずれ見ます。

▪️あらすじ▪️
環境変化で地球は食糧難に陥り、人類滅亡寸前。元バリバリのパイロットだった主人公も今では二児のシングルファーザーの農夫。も〜滅びるしかないよねって言う状況で、地球外に人類移住するNASAの計画のパイロットに大抜擢。子供達を残したまま、移住可能と目星がついた３つの星へ搭乗員たちと向かうがって感じです。SFだ。

以下　言いたいとこだけのネタバレ感想です。

大事なコーン畑を砂嵐が襲う！日本人なので竜巻とか砂嵐のヤバさがピンと来てませんけど、毎月地震と台風きてるとかそんな感じなのでしょう。。

主人公の息子役ティモシーシャラメやん。
え？DUNE 砂の惑星？
こんな顔整いに未来がないなんて思わせちゃいけないよ。

そして問題を起こして学校に呼び出される賢い娘。
先生）お宅の娘さん、人類の月面着陸が〜と抜かしよるんですよ。
そんな事実なかった。いいね？
世界政府はいつもカス。

娘と謎の通信信号を調べていたら、怪しいアジトに到着→NASAでした。
君には人類が移住できる星を探してもらう！
娘ごめんね、行ってくる！
展開早！

＜水の惑星＞
重力が違うから、ここでの１時間は地球での数十年に相当する。
時間無駄にすなよ！先に着いた博士も死んでるし、水だらけで人は住めそうにない。せめて観測データだけでもと、主人公が止めるのも聞かずアメリアはちんたら徒歩で取りに行き時間がどんどん過ぎる。いや、最初から移動と回収にはロボ使えよ！！時間が早いのは元から知ってたやろ！！！ドア閉めるのも遅いし！！！判断が遅い！！！３人しかいないのに、チームワーク皆無。もう最悪！！！
ドイル博士は船に近いのに、なぜか大津波を前に逃げずに突っ立って見ていた
ため当然逃げ遅れ死亡。住めないし、燃料も使ったし、無駄に23年経つ。
レギュレーションの悪い飲食店のオープニング初日みたいな地獄の雰囲気で終了。
助かって何わろてんねん。女ぁ！お前のせいでドイル死んでんねんで。

＜氷の惑星＞
移住可能な星だと、地球に信号を送ってくれていた優秀で最高な科学者マン博士は
コールドスリープで生きていた！やったー！！！仲間が増えて心強いぞ！！
氷だらけだし、酸素マスクないと息できないし、どう見ても住めそうにないけど
マン博士が絶対住めるとデータも見せてくれたし、ここに移住すっぞ！

→結果　一人で死にたくない博士の虚言。ほんとは住めないけど、住める星だって
言わないと助けに来なかったでしょ？→それはそう。
メンヘラが悪いのか、メンヘラにさせたやつが悪いのか。
マン博士が一人で母艦を奪って逃げようとしたため、ここで私のお気に入りの
繊細なニコライが、状況よくわからないまま、巻き込まれて爆死。

え・・・？水の惑星でお留守番してみんなの帰りを23年間、船でたった一人で健気に待ち続けたニコライが　ナレ死？
かっこよく壮大に死なせてやってくれよ！
レジェンダリーピクチャーズのマークを墓石に刻んでやってくれよ！！えーん。

↑かっこいい。

残りの星は１つしかないのでそこに向かうことになるが、
そもそもこの計画を立てていたジョン博士が死ぬ間際に、

すまん。移住計画って本当はウソ！解けたっていう方程式、解けてません。
行く前から無理だってわかってたけど言うとみんなもう、希望なくすし言えんかった、地球にいる人たちの移住は無理だけど、宇宙船に遺伝子も載せてるから新しい星で新人類を増やしてって欲しいと、

人類保管計画ではなく人類見捨計画だったことを暴露。

死に際に自身の罪を大告白て
おい、ジョン！

ジョン博士が私利私欲で騙すつもりだったのではなく、人類のためってのはわかるが、後から条件変えるとか、そんな、いなばなことねぇよ。
自分の娘は宇宙船に乗せとるやんけ、と、なんか普通にムカつきましたね。
博士は　ディラン・トマスの詩をちょいちょい引用する

穏やかな夜に身を任せるな。老いても怒りを燃やせ、終わりゆく日に。
怒れ、怒れ、消えゆく光に。

こんな怒るやつ知り合いに１人しかおらん。
私も怒りで原稿やるタイプだから分からんでもないけど。
死ぬ前って穏やかな気持ちに持っていくのが　正しいって思ってたから
今度、死ぬ前に思い出しそうだなこのこと。

この映画で登場人物の誰かが、死を受け入れて最後は穏やかに家族で
過ごしましょうってタイプだったら人類滅亡だから、みんな感情的で
よかったのかもしれない。

主人公は諦めず、ブラックホールを通過する際に、５次元の超空間に入り
過去の自分の娘と交信を測り、娘にジョン博士が解けなかった方程式を解くための
情報を送り、地球の未来を遠隔で娘に託す。
最後はアムロが住んでたみたいな未来の円柱コロニーで目を覚まし、おばあちゃんになった娘と再会し、主人公が辿り着けなかった最後の星こそが空気のある
移住可能な星であることを示唆して、大団円で終わりました。

全体的に難解で理論的なシーンもありましたが、お気持ちバトルみたいな
感情シーンもあり、振り落とされずに見れました。

父娘の話が主軸なのかもしれないんですけど。娘、父親に置いてかれたからって
怒りすぎだろと思ってあんまり感想に書いていないな。
娘は賢いので、砂の溜まり具合でこれはモールス信号だ！とか、秒針の揺れが
父からのメッセージだ！と、とにかく勘が良すぎてすぐに気づくんですよね。

お、俺バカだから、この先の人生、「あっこれインターステラーでやってたところだ！」と相対性理論を見てもならないと思う。

以上です。面白いのでおすすめです

愛は人間が後から作ったものじゃない。　→確かに。
愛は数値化できる。　　→ほんまに〜〜〜？