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(ネタメモ。 進撃 エルリ 現パロ) 名前は何人か出るけど大学生ハンジとリヴァイ。 社会人(偉い)エルヴィン前の続きメモ。

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 エルヴィンの声。
 あぁ、足が震えてるのが分かる。怖いのか、記憶がないことを確認するのが。
「…同名の人違いだ。…お前は、…俺の探しているエルヴィン・スミスじゃない」
 探しているのは、過去のエルヴィンなのだと、自分の言葉で思い知った。俺の想ったエルヴィン・スミス。その声で名を呼び返してくれる人物を。
「…そうか…、腕、放してもらえないか」
「…すまねぇな、濡らしちまって」
 傘を放り投げて走った自分が掴んだ腕はしっかりと濡れている。着ているコートは素人目にも分かる程度には高価そうだ。社会的地位があるのだろう。
「構わないが…。君の傘はどうしたんだ?」
「…無くした」
 姿を見かけて、放り出して走ってきたなどとは言えなかった。
 そうか、と声がして、すっと傘が差し出される。
「今からでもマシだろう。私は車を拾うから、持っていきなさい」
 有無を言わさず押し付けられて、エルヴィンは小走りにタクシー乗り場へ走っていってしまった。その時差し出された、左手の薬指をリヴァイは見逃さなかった。

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