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(ネタメモ。 進撃 エルリ 現パロ)名前は何人か出るけど大学生ハンジとリヴァイ。社会人(偉い)エルヴィン前の続きメモ。

「はぁ!?」
「俺の家で一緒に暮らすのが嫌なら、別の家を探すかした方がよさそうだが、暫くは俺がここに住む方が早いと思ってな」
 左手にボストンバッグ。高く掲げられた右手に勝手に作った鍵。大真面目にふざけやがった。正気か、とか、本気か、とか聞く方が馬鹿らしい。当の本人はポケットに鍵をしまうと、「しかし寒いな」などと言いながら、自分の巻いていたマフラーをリヴァイに巻いて笑う。
 突っ込みどころしかないが、何処から突っ込んでいいのかわからない。
 リヴァイが何か、しかし本人も何を、どれを、何処から言おうとしているのか迷っているのがありありと分かる、あのリヴァイが驚愕と呆気にとられる表情は存外に面白いものだと思いながらサッサと手洗いとうがいを済まして、ベッドから毛布を剥ぎ取った。
「明日のバイトは?早いんじゃないのか?」
「………。…明日は朝は休みだ」
「たっぷり迷って答えたな」
 はははと笑いながら、毛布にリヴァイを包む。そして当たり前のようにエルヴィンの膝の上に乗せられる。テレビのないこの部屋で何をするでもなく、そのまま抱えられていた。おくるみに包まれた子供宜しく、エルヴィンのなすがままだ。勝手に鍵を作り、勝手に住むことを決め、勝手に来て、ここにいる。この怒るべきのはずである異常な状況なのに、エルヴィンの腕に包まれているのは恥ずかしいほど嬉しい。
「…何が気に入らない?教えてくれ」
「テメェ…卑怯だろうが…っ」
 耳元で囁かれて、耳たぶを甘噛みされた。
「なんとでも。俺と一緒に暮らせないと言う理由を知るためだからな。納得できない限り、引く気はない」
 まぁ、どんな理由でも納得などしないが。と、付け加え、耳元で小さくエルヴィンが笑う。

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