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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その82)

2023/10/19

9時半に1週間近く滞在したアルビルを出発
天気は曇りで18号線を東へ
道の状態は大体良いが、少し幅が狭目
所々アスファルトのつぎはぎと路面も凸凹だがそれほど問題は無い
アルビルから35キロ地点のCham i Sārtka は地図上ではダム湖のはずなのだが、全く水がなく、日水とかの時期のせいかなとも思ったが、それにしてはダムであるはずの場所が畑になっていたりして謎だった
その頃に空からポツポツと雨が降りはじめた
1カ所で数日滞在していて、その間は天気が良かったのに出発しようとすると、まさにその日に天気が悪いとか、自分ってなんかこういうパターンが多い気がする
しかし、今回の旅行では、1日通してずっと雨に降られ続けたりする事はほぼなかった
思い返してみると、メスティア出発の時とDerecik 出発の時だ
他の時は天気が悪くても小雨に振られた程度でうまく回避できている。どちらかと言うと運が良い方なのかもしれない

なんてことを考えながらDukan湖の北回りか南回りか決めなければならない交差点に差し掛かる
目的地のDukanの町には南周りの方が近い
と言うわけで、北回りでじっくり行くことに決定
32号線に左折する
途中Kolenで道を間違えて、幹線道路を外れて街の中に迷い込んでしまい、その時にタンクローリーの周辺で現地住民がドラム缶を持って順番待ちをしていた
燃料の配給?
停まって住民に何をしているのか聞けばよかったと後で後悔

昼過ぎ位に到着したBawskayn の出口周辺で酒屋を発見
そう、イラクでも、探せば酒屋が在る事が先日判明していた
発見したのは、バクダット行失敗で途方にくれながら、てくてくと歩いて駐車場まで戻る途中
オートバイを駐車した町Ankawa は実はキリスト教徒エリアで自分が歩いていた通りは、いたるところにバーや酒屋がひしめいていた
あ、デビル滞在中に居、酒屋を見かけなかったのは自分がいた市街中心部は規制があったりして、酒屋がないだけなのかな?
探せばあるのかもしれない

その酒屋は2人の若者がやっていて、そのうちの1人が英語を話すので、ここでビールを買ったら飲ませてもらえないか聞いてみたところ、倉庫の影で飲んだら良いと言う
話のわかるやつだ
客も自分以外にはいないので、しばらく彼と話をする
彼はもともとここの住人ではなくヤズドから最近ここに来たと言う
そして、自分たちはヤズド教徒だから酒を飲んでも大丈夫だと言う
自分はその時誤解をしていて、何かキリスト教の1派なのかなと思っていたが、後から調べるとヤズドはイランにあってそこはゾロアスター教の聖地だった
彼は看護師資格を持っており、将来ヨーロッパで働きたいと言う
そして、成功するための秘訣のあれば教えてほしいと聞いてきた
んー、それを俺に聞きますか
一番聞いてはいけない人間に聞いていることを彼は知らない🫢
しかし、ここで日本人的感覚を発揮して、謙遜しても意味がないので、ここはひとつそれっぽいことを言わなければ
そんなわけで酔いに任せて、偉そうなアドバイスを彼に授け酒屋を出発
きっと、彼の人生に成功が約束されたことだろう
私のアドバイスを家訓にして頑張って欲しい
、、、何をアドバイスしたのかは秘密だ

湖の北側が終わり、一転東側の湖畔を南下
いくつかの小さな集落を通りすぎ、今日の野営地予定の場所に到着
少し離れたところに建物はあるの人気は無い
湖が全く見えないのがたまにきずだが狭いながら森林地帯なのでキャンプにもってこいだ

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