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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その60)

2023/9/27

昨日泊まったキャンプ場は川沿いと言うこともあり、湿気がすごかった
8時に荷物をまとめて外に出しテントを乾かす
パッキングして9時半出発

出発して、すぐのHoşab という村の砦前で止まって、砦の写真を撮る
なかなかここの砦はお城の様でかっこいい
ついでにバイクを停めた、目の前のミニマーケットで買い物
タバコ、ナプキン、レンズ豆を購入
そろそろ何か穀物類を食べたかったので豆のスープでも作りたい
買いたいんだけど、店主が声をかけづらい雰囲気
どうしようか迷っていたら、向こうから声をかけてきてくれて、スマホの翻訳を使いながら調理法を教えて貰った
買った後にお茶も頂いたり他に何か必要なことはないかと聞いてきたり、すごく優しい人だった
よく見ると、いい人そうな顔をしていた
クルド人の男性は外見的にいかつい感じがして声をかけづらいのだが、意外に話してみるととても優しかったり、親切な人が多い
態度も紳士的だ
それと、比べると、イスタンブールとかイズミル等のトルコの西側を旅行している時のトルコ人は、割と外国人に対してそっけない
トルコの西側は多くの旅行者が訪れるので、 外国人が珍しくもないと言うこともあるのだろうが、それに比べて東部のクルド人の人懐っこさは旅行者としてはほっとする

茶のお礼を言って別れ、再び走り出す
ちょうど、風景を撮っていた時に、装甲車とすれ違ったので、すかさずパシャリ
チェックポストにいつも止まっている装甲車は周りの軍人の目があるので撮れなかったんだよね
峠を1つ越える
峠の手前は暑くもなく、寒くもない。適温だったが峠を越えた後は急に風が冷たく感じる    
しかし、ここから先はしばらく下りみたいなので、そのうち気温も上がるだろうとそのまま走る
昼ごろに地図を見て気になっていたBaşkale の町に立ち寄る
街の中を流していると、呼び止められて写真を撮らせてくれと頼まれる
変なバイクに乗った東洋人が珍しいのかな?
地元のおじさまたちと写真を撮った後、お茶に誘われるが先を急ぐからと断って街の高台を目指す
お茶をご馳走になったけばよかったかなと少し後悔しながら町を探索する

特に何もこれといって見所は見つからなかったので、街の中心部に戻り、昼飯にドネルケバブを食べて出発しようとすると、子供たちに囲まれた
さっき町を流していて、学校の横を通り過ぎた時に子供たちが大騒ぎしていたが、どうやら追いかけてきたようだ
写真を撮って少し戯れて出発
Başkaleは山の中のコンパクトで、居心地が良さそうな町だった

気温も上がって快適
途中10台以上の装甲車と自走式りゅう弾砲らしき車両を乗せた2台のトレーラーとすれ違う
すわ、何事か、、、起こるはずもないか
シリア方面の国境近くならばいざ知らずイランとは今のところは何か問題が起こるような要素は無かったと思う
話は変わって、Hakkari に向かうつもりだったが気が変わった
時間はあるし、現地通貨もまだだいぶ残っている
またいつ来れるか分からないので、この辺の気になった場所に寄り道してみよう
まずYüksekova に向かい、イランとの国境の町Esendere 、それから南に行って三国国境近くのŞemdinli や、さらに奥のイラク国境近くのDerecik を訪れるのも面白いかもしれない

Yüksekovaに到着
この街の繁華街はどの辺りかなと探してる間にまた装甲車とすれ違う
ずいぶん頻繁に走り回ってるな
実は仕事してる振りをして、私用で乗り回していないだろうな
ちょっと昼飯買って来るわとか言って、、
そんなこと、超やってみたい😚

Yüksekova は空港もある割と大きい町だった
自分には特に用事は無いのでトルコの地酒、ラキを買ってキャンプ地に向かう
ラキはアブサンと同じ系統の酒で透明なのだが、水を混ぜると白く濁る
正直味はそれほど好きじゃない酒だが久しぶりなので話の種に買って飲むことにした
ハーフボトルで295リラ
あれ、こんな高かったかなぁ

Yüksekovaの北東10kmほどのダム湖の上流あるキャンプ地に到着したがここははずれだった
アルメニアを出国する頃からiOverlander のキャンプスポットは結構ハズレが多い
季節が違うからかな?今はもう秋だけど、春夏は状況が良いのかもしれない
30分ほど探してダム湖の東側に良い場所を発見してそこで泊まる事にした
テントを張って荷物を広げ、さてネットチェックでもしようかなと思ったらやってもうた、ここ圏外だわ😑
この怒り、、豆スープ作ってぶつけようっと


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