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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その117)

2023/11/14   (その2)

ホテルに到着すると、アフメッドさんが日本大使館からの迎えが来ていると言う
あんだって?😧
申請に行くのは明日だったって決まってたはずなんだけど
しかし、現に大使館の現地スタッフさんが迎えに来ていた
迎えに来てくれた職員はバシムさん
取り敢えず少し待ってもらって近くのプリントをやってくれる店で理由書をプリントアウトしなければならない
そのことを伝えると、バシムさんは任せてくださいと言うのでデータをAirDropでバシムさんのiPhoneに渡した
車に乗ってくださいと言われ大使館付きの車に乗ってグリーンゾーンに向かう
迎えの車は運転手が別にいて、バシムさんは助手席に乗る
自分は後部座席
途中どこかでプリント屋に寄ってくれるかと思っていたら、車はホテルの近くの橋を渡って10分程でグリーンゾーンのゲートに到着してしまった
ゲートの周辺には、多数の兵士が配置されて警備をしている
検問してる兵士に軽く挨拶をして、すんなりグリーンゾーンの中に入る
警備してる兵士たちと顔見知りであるのは当然だが検問所を通る直前にシートの横にしまっておいた大使館の車両であることを表すプレートをダッシュボードに置いた
市内走行中は大使館の車である事は判らないようにしているようだ
反政府組織にとって軍や警察、海外の大使館職員はテロの標的になるためその予防措置
中は埃っぽいバグダッド市内と違い、小綺麗
きっちり区画整理されていて、ブロックごとに高い壁で覆われている
なかなか入る機会もない場所なので、窓から外の風景を何枚か写真に撮る
2回交差点を曲がって大使館に到着
大使館に入る前にここからは写真を取らないように言われた
大使館のブロックに入る前にセキュリティーチェック
入ってから50メートルほど進んだところで、いちど車を降りてX線検査をする建物の中に入り荷物を検査
そしてようやく大使館の建物に着いてバシムさんに案内され大使館の中に入る
バシムさんは
中で少し待つと大使館職員のTさんが出てきて挨拶をする
家族パスポート、再交付の手続きについて説明を受け必要なものは揃っているか聞かれたので理由書は、鷲部さんが今印刷してくれていると伝えると、本来申請者本人が用意しないと注意される
いやいや、申請に来るのは明日だったはずなのに急遽来ることになってプリントを用意する時間がなかったですけど😠
なんて事は言わないで申し訳ありませんと謝っておいた
ワテクシ大人なので
後からバシムさんがプリントした理由書を持ってきてくれて、これで必要なものは揃った
Tさんから申し込み用紙等へ誓約書を書くための紙を渡されそれに記入
これで申請の手続きは終わった
Tさんと明日の送迎車の迎えの時間が決まったら連絡をくれるよう頼んで、来た時と同じように、バシムさんに付き添われて大使館を後にしホテルに戻る

ようやくバグダッドでの手続きに進展があり、やることをやった満足感で、ホテルの部屋でごろごろしながら日記をまとめる
気がついたら早朝までやってしまった
少しは寝とかないとマズイので急いで寝る

後で調べたら、今のイラクの大使は松本太さんで役職は駐イラク特命全権大使だそうだ
何かどこかで聞いたことがあるような名前だなぁと思っていたらイラクに来る前は、ニューヨーク総領事館の領事をやっていた方みたいで、そんな人が危険なイラクに赴任することもあるんだなと驚いた
アメリカとかヨーロッパ諸国に赴任する大使って外務省の中でもエリートだと思っていました
なんにせよ、今回の決定に感謝します

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