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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その125)

2023/11/21   (その2)

県境を過ぎてクルディスタンの町、Kalarに到着
イラクを無事に出てれた事でほっと一息
幹線道路沿いにある携帯ショップに寄ってSIMカードをトップアップする
これでネットも使えるようになって一安心
メールをチェックしてスレイマニヤのアリーからどこにいるのか尋ねるメールが来ていたので現在位置を送って、更に日課である大使館への安否確認のメールを送っておいた
まだ県境の街にいるが、大使館には安心させるためにハラブジャに到着したと送った事は秘密だ
時間はもう17時
思いのほか、時間がかかった
ずいぶん頑張って走った気がしたんだけど、今日はまだ200キロしか走れていない
体がなまったかな?
でもよく考えれば休憩こそしてないが、途中で止まることが多かった
給油にチェックポスト、スマホのトップアップ
それに、日の出ている時間が短くなっているのもあったな

少し先に進んで、ガソリンスタンドに寄ってトイレを借りる
もうすでに日が落ちて暗くなってしまった
主に平野であるイラクと違って標高が高くなったのか明らかに気温が低くなった
これからどうするか検討していると小アリーから現在位置を送るようにメールが来た
どうやら小アリーの親類がこの町に住んでいるようで、その人が迎えに来てくれると言う
なんと、まぁアリーネットワークの広い事に本当に感心する
頼りになるおじさんです
30分ほど待つと小アリーのいとこのアッバスさんが到着
後輪の空気が抜けたバイクをスタンドが預かってくれるようなので、バイクを置いてアッバスさんの車で彼の家に向かう
アッバスさんの家で兄弟のアリーさん(またアリーさんが増えた)と彼らの子供たちが迎えてくれて歓迎してくれた
夕食をいただいた後、彼らと一緒に友人の農園に向かう
ようやくわかったことだが、クルドの習慣でお客をもてなすために、自分たちの農園に招くのが習慣のみたいだ
彼らは農園と呼んでいるが、要は別荘で経済的に余裕のある人は所有してそれを親類同士や友人で使えるようにしているようだ
使い方は、家族でバーベキューをしたり、くつろいだり友人を集めてパーティーをしたり、水パイプを楽しんだりするのに使うようだ

到着した農園で、アッバスさん達とその友人(親戚?)達5人で紅茶を飲みながら水パイプを楽しんだ
23時をすぎて眠くなった自分を気遣ってか宴はお開きになり、アッバスさんが別の農園に連れて行ってくれてそこで1人で泊って朝に迎えに来てくれると言うことになった
彼らのもてなしに感謝しながら就寝

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