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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その76)

23/10/12   (その2)

イラク、入国手続きを終えて国境の町Ibrahim Khalil を後にする
あちこちで建設工事をしているせいか少し埃っぽい町を走る
久々の初入国の国
ちょっと不安とドキドキが混ざった、この感じ、たまりませんね

最寄りの町Zakho までは15km
入国仕立てで取り敢えずしなければならない事は、両替とSIMカードの入手
あれ抱くの通信キャリアについて調べとくの忘れたな
というか、最近何かとやるべきことを忘れる
ボケが始まったかしら?
街に到着して、携帯ショップがある場所をさがす
繁華街でショップが集中している場所を見つけて、とりあえず真っ先に両替をする
両替屋はそこら中の道端に居て小さなテーブル兼ショーケース横に椅子に座って商売をしている
わざわざ探す必要はなかった
その中で、人の良さそうなおじさんを選んで、両替
1USD=1590ディナール
両替を済ませて適当なショップでSIMカードを売っているか聞くが3軒当たって見つからず4軒目でようやく売っている店を発見
でも、契約内容を聞くと、3GBで6USD
使い切ったらトップアップでまた6USD払って3GB追加らしい
なんかコスパ悪いね
他の契約か別の通信会社はないか聞くとその店で応対してくれって言っている。大柄なクルド人がじゃあついて来いと言って別のお店に連れて行ってくれた
あれ?君はあの店の人間じゃなかったのね😅
別の店で、あれこれ店の店員と確認した後、自分に説明してくれた
13USDで通話付きのネット無制限のSIMカードが買えるらしい
通信会社はKORAK
この会社は、クルディスタンの会社らしく連邦側に行ったら少し電波が弱くなるらしいが値段としては凄く良い
少し考えた後買うことを決める
特にセッティングする必要もなく、SIMカードは入れたらそのまますぐ使用できるようだ
料金を支払って案内してくれた男にお礼を言って、近くの食堂で昼食を取り街を離れる

あと、丸々半日残っているので、このまま200km先のアルビルへ向かうことにする
アルビルには今回の旅行の最初にトビリシに滞在していた時に、同じ宿に泊まっていたアフメッドが住んでいるはずで、ネットを使えるようになったと言うことでメールを入れておいた
天気は晴れているが気温をそれほど高くなく走っていると快適
ただ、トルコからイラクに移って車の交通量がかなり多くなった
トルコ東部の交通量に比べて3倍位多くなったような気がする
イラクは自動車社会のようで、さすが産油国と納得した
途中ガソリンを給油したところ、1リットル900ディナール
日本円で90円位
安いので、もちろん満タンにする
他のスタンドの価格もチェックしていたら、中には750ディナールの店もあって、そんな店は地元の乗用車で長蛇の列になっていた
あの列に並んで給油するには何時間待ちなのだろうか?
この国もイランと同じように産油国なのに、給油するのに行列に並ばなければならないような国なのかな?
しかし、見たところを特別安い店に行列ができているだけで、他にもいくらでもスタンドはある
あまり心配する必要は無いようだ

アルビルまでのルートは、北周りと南周りの2通り
どちらも同じような距離だが、南周りの道はモスルを経由する
わざわざ大都市を通って時間がかかるのはばかばかしいし、iOverlanderをチェックすると北回りの方がキャンプできる場所が多い
というか、南周りはほとんどない
そんなわけで、北回りのルートを走ることにして、ひたすらアルビルを目指す

アルビルに到着したのは、19時
とっくに日も落ちて、暗い中を何か待ち合わせにちょうど良さそうなランドマークを探すがそう都合の良く見つからない
とりあえず、地図を見て、市内中心部に近い大きめの公園の入り口で待つことにした
アフメッドとメールで連絡を取り、自分がいる場所を伝え30分ほど待って彼と再会出来た
彼はタクシーを運転して待ち合わせ場所に現れた
久々の再会をお互いに喜び、それから夜遅くまでアルビル中心部で安い宿を一緒に探してくれた
なかなか良い宿が見つからない中を何軒も一緒に探して回ってくれた
夕食をご馳走してもらいその後にようやく安い宿が見つかったが、バイクを止めておく駐車場がない
宿の周辺にはいくつも駐車場はあるのだが、オートバイだからと断られたり、深夜になると監視員がいなくなる駐車場であったり様々な理由でなかなか良い駐車場が見つからない仕方がないので、アフメッドの友人の家の庭に預かってもらうことにする
これからカフェにでも行こうかと誘われても、今日は疲れているから休みたいので断って宿にチェックインする
一泊15000ディナール =9USDちょっとのシングルルーム
エアコンはついているが、トイレシャワーは他の部屋と共同
自分には充分だ
久しぶりにベッドで寝ることができる
シャワーを浴びてネットをチェックしながら寝落ちする

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