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不妊治療で辛かったこと | 特に夫に見てほしいこと

こんばんは、ぽけおです。
今回は不妊治療中に辛かったこと、記憶に残っていることなどを残していき
たいと思います。

我が家は2022年7月に第一子が産まれていて、妊娠が発覚したのは2021年11月ぐらいのこと。
その前の約1年半の末に妊娠、出産にいたりました。

もっと長い期間を経験し、結果的に授からなかった方も多くいる中で、しかも夫側からの立場でこんなことを言うのは本当に申し訳ないと思いつつ、正直に当時を振り返ると「本当に辛かった」という気持ちです。

辛かった理由

1:先が見えない

我が家は妻の年齢的なこともあり、約半年間の自然妊娠を狙った妊活期間を経て不妊治療に踏み出しました。

まず最初のハードルが検査をすること。
「もし自分に問題があったらどうしよう」という不安があり、なかなか妻が検査に踏み出せなかったのですが、まずは自分が先に精子検査を行いそれに続いて妻が不妊検査を受けることに。

結果的に、子宮などには問題がなかったものの、持病の橋本病(甲状腺ホルモンが少なくなる病気)の薬をしばらく飲んでいなかったせいで妊娠しにくい体質になっていることが分かりました。

ここから数ヶ月は薬を飲み、ホルモンの数値を妊娠できるまで高めることに専念。
さらにそこから不妊治療に入る前に様々な検査(子宮頸がんとか、性病など)があり、さらには妊娠後には打てないワクチンなども打ってそこから期間を空けての妊活再開だったので、とにかく本格的に不妊治療に入るまでの時間が長かった。

そして始めた不妊治療として、我が家は合計でタイミング療法 x 1回、人工授精 x 1回、体外受精2回を経験しました。

タイミング療法は排卵日を調べてその日に性交渉を行う形なので、不妊治療とはいえ、ほぼ自然な形に近い治療法です。
年齢によって妊娠の確率は変わってきますが、30代後半だった妻の年齢的に約5%ということで、初回で妊娠しなかったためすぐに次のステップに移ることにしました。

次は人口受精。
精子を直接子宮に注入する方法ですが、こちらも妻の年齢で妊娠する確率は6%代で、ここでも妊娠できなかったためさらに次のステップに。

ここからが辛かった。
一気に顕微授精(精子を卵子に直接注入して受精卵を戻す方法)に移行。
まずはいろんな状態の良い卵子を採取するため状態を整えるための薬を大量に処方され飲む・貼るなどを行い、採卵に。
この時点で数日に1回、採卵の直前だと2日、1日おきに通院などとにかく妻が直接病院に行かないといけないことが爆発的に増え、それだけでもストレスがかかる。

さらには採卵するには針を刺して行わなければならず、これがまた激痛とのこと。これだけかなりメンタルを持って行かれてました。

そしてそこから事前に提出した精子を注入して受精卵にして、再び子宮に戻すのだが、ここでもまた針で戻すため再び激痛に耐えながらの施術になる。

そうこうして妻の心も体も追い詰められて結果を待つこと2週間。妊娠には至らなかったという結果に。

1回行うだけでも相当な時間、労力を使い、神経をすり減らされるため、妻はめちゃくちゃしんどそう。しかも年齢的なリミットもあるため焦りもあり、すぐに2回目にトライすることに。

ということでこれ、いつまで続けるんだ?という感覚と、1回始めてしまったからには後戻りできない感で、辞められないけど、いつになったら妊娠するかもわからない状況で、時間、労力、お金を使い続けるとっても辛い状況に突入。

2:家庭内の雰囲気が最悪に

こうなってくると、当然お互いに(特に妻)余裕が無くなってくる。

そんな中、我が家はこんな事件が。

車で病院まで送りに行ったある日、信号が変わるタイミングで少しだけ強めのブレーキをかけてしまい、助手席の妻はややシートベルトが食い込む状況に。

妻:「妊娠してたらどうするの?お腹圧迫されたけど」
僕:「大丈夫だよ(安心させたい+それぐらい大丈夫でしょという気持ちで)」

というやり取りをして病院前に着くと

妻:「ごめん。やっぱり許せないんだけど」
僕:「・・・・・ごめん」

というやりとりに。
その時は「え、これだけで?そもそもお腹も全く出てないし・・・」
と思ったけど、それぐらい妻も追いついめられれているということだったのを、ちゃんと理解できずに軽々しく「大丈夫だよ」と言ったことに対してのリアクションだった。

ということはほんの一例で、似たような出来事がたくさんあり、(基本自分が悪いのだが)謝ることにも段々と嫌な気持ちになってきてしまい、夫婦仲が最悪に。

3:とにかくお金がかかる

最近では不妊治療が保険適用になり、自己負担が大幅に減って本当に良かったと思いますが、2021年当初は東京都の助成金はあったものの、半額以上を自己負担しなければならない状況でした。

結婚式に似て、段々と金銭感覚が麻痺してきて、2~3万円の出費なら安い感覚になってきます。
採卵や顕微授精の直前のタイミングでは2日に1回通院がありますが、それで毎回2~3万円かかりそれが約1週間〜10日ほどつづきます。

さらにそこから採卵、受精卵を戻すという施術で数十万 x 回数と、めちゃくちゃお金がかかります。しかも胚凍結という卵子に保管にも結構なお金がかかります。

最終的にはタイミングx1、人工受精x1、顕微授精x2で合計約250万円かかりました。そこから約100万円の助成金がでましたが、結局150万円は自己負担。

現在は保険適用となったけどもそれでもウチのパターンで75万円の負担と、なかなかの金額です。
いつ妊娠するか分からない、はじめてしまったからには辞められない、といういつまで続くか分からない状況で、短期間で大金が吹っ飛んでいく状況には本当に気持ちがやられてしまいました。

夫ができること

そんな中、妻の身体・精神的疲労は極限まで来ていて、夫婦仲も最悪になり最後らへんはもうダメかも・・・と思うことも多々ありました。

が、結果的に我が家は幸いにして2回目の顕微授精で授かることができ、長男を無事に出産できました。

先が見えない中、大金が飛んでいく状況でも、今振り返ってみて夫としてできることをまとめてみます。

1:すべてに寛容たれ

上述の通り、女性の不妊治療の場合は99%奥さんが辛い状況に陥ります。
副作用で男性側に辛いこともありますが、女性本人の比ではありません。

自分ができなかったこととしての反省を書くとするならば「すべてに寛容たれ」

妻の苛立ちもあり時には理不尽と思うようなこともあるかも知れませんが、本人はもうとにかく時間、気持ち、肉体的な余裕がありません。
そのことをよく理解した上で、あたたかく、優しく接してあげて、できる限り妻の負担を減らすことが重要。

口ごたえせず、共感してあげる、この一言です。
時には建設的、前向きな意見も必要ですが、必要なのは正しさやポジティブさではなく、寄り添ってあげる姿勢。

必要以上なポジティブ姿勢(特に自分はそうだった)は逆に傷つけることもある、ということを理解しておくとよいでしょう。

2:やれること、全部すぐにやる

結果的に授かっても、授からなくても、やれることはすべてやる。
しかも最短で。

我が家の場合は最初の検査までに時間がかかり、そこからの準備期間でかなりの時間をロスしました。

不妊検査でいうと、まずは自分が精子検査をしてようやく妻が重い腰をあげてくれましたが、とにかく自分から行動すること。
嫌がる妻を無理やり病院に連れて行く必要はありませんが、まずは自分が動くことで少しでも前進できることがあるのであれば、まずはそれをやるべきだと思います。

不妊治療を行なった友人知人は周りに多くいますが、男性から検査をしたという話はあまり聞きません。

そもそもどちらかに問題があって妊娠自体も望めないケースも最悪あると考えると、不妊検査を早くやることに越したことはありません。
気持ち的には進まないと思いますが、人生での大きな分岐点になりうるかも知れませんので、躊躇せず調べるべきだと思います。

なので、自分からできることは、すべて、なる早で、やる。
でもそれによってプレッシャーを与えないように、あくまでも「自分のやるべきこと」としての姿勢を見せるのが夫としてできることかなと思います。

3:家事・事務手続きはすべてやれ

上記の「やれること」の中に含まれるかも知れませんが、あえて書きます。
家事・事務手続きはすべてやれ。

上述の通り、特に顕微授精などを行う場合は女性のスケジュールは非常にタイトです。
しかも都内では混雑する不妊治療の病院も多いと思うので、とにかく時間が取られます。
さらに、忘れず薬を飲んだり、体にシールを貼ったりと、タスク管理が盛りだくさん。

そんな中、男性にできるのはそれ以外のことすべて。

特に家事は当たり前レベルですべてをやる(もしくはやろうとする)ことで、女性側の負担を減らすことができます。
今はもうないかも知れませんが、助成金にかかる事務手続きなどはすべてやるようにしていました。

今でもできることとしては薬を飲み忘れないようにカレンダーに入力しておくなど、些細なこと1つ1つの積み重ねが大事。
実際に薬を飲み忘れることが何回かあり、その度に妻が「もうダメかも・・・」と思ったり、妊娠できなかった時に「あの時のせいで」と自分を責めてしまうこともあったので、そういったことを回避するためにも、先回りして全てを準備してあげられるようにしてあげてください。

※実際は僕もできてないことだらけでした。でもまずはその姿勢・気持ちが大事

最後に

いかがでしたでしょうか?
なんだか辛いことばかり書いてしまいましたが、少しでもお役にたてたら嬉しいです。

正直、不妊治療は辛いことばかりです。
しかもその先に必ずしも授かるとは限りません。

でも我が家は「どうあっても後悔しないようにしよう」ということで、割と早いステップでタイミング→人工受精→顕微受精を行いました。
仮にそれで妊娠してなかったとしても、やらなかったことを想像するとずっと後悔は少ないのではないかと思います。

妊活や不妊治療に対する意見はそれぞれなので、一概にこうあれ!というのはありませんが、夫婦でちゃんと話して、どうあっても後悔がない選択をして欲しいなと思っています。

少しでもみんなの不妊治療の負担が減りますように。

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