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【JCS2021マスター 予選全勝 本戦8位】 れんげきウーラオスVMAX デッキ解説


皆さん初めまして。
る(https://twitter.com/ririririnoru)と申します。

今回はJCS2021マスターで予選全勝、本戦で8位になった【れんげきウーラオス】の解説をします。
有料記事ではありますが、無料部分ではメタ読みや〈チャーレムV〉の強さ、各対面の立ち回り方などを記載しています。
よければ無料部分だけでも読んでくださると嬉しいです。


その前に僕のことを知らない方もいると思うので、ざっくりと過去実績を書いていきます。

◆WCS2019シニア Day2権利獲得

◆CL横浜2021マスター59位
【カウンタードンファン】

◆CL愛知2021オープン3位 (世界権獲得)
【三神ザシアン】

◆JCS2021マスター8位 (世界権獲得)
【れんげきウーラオス】

◆WCS2022マスター Day2権利獲得

軽く自己紹介させていただきましたが、今シーズン全ての大型大会で入賞、過去含め世界大会出場権利を3回獲得しています。
上記のように、安定して結果を出すための思考や構築論などをこの記事に落とし込めれば良いなと言う思いで書きました。


1.メタ読みとデッキ選択

JCSは終わってしましたが、今後のシティリーグ等のメタ読みにも関わってくると思うので軽く解説します。

1週間前のメタ読みはこのようなものでした。

Tier1 
れんげきウーラオス
こくばバドレックス(MM型、マホイップ型 雪道型)

Tier1.5 
いちげきウーラオス
ムゲンダイナ 

Tier2
れんげきテンタクル
リーフィア
レックウザ 
はくばバドレックス
悪ニンフィア
悪パーフェクション

Tier3
ルカメタザシアンザマゼンタ
ジュナイパー
れんげきインテレオン 
スイクン
三神ザシアン


見ての通り完全なジャンケン環境だと考えてましたが、この時あるデッキに注目しました。
悪パーフェクションです。
じゃんけん環境である3色に有利が取れていました。

【れんげきウーラオス】←〈ミュウツー&ミュウGX〉で弱点 

【こくばバドレックス】←〈ゲッコウガ&ゾロアークGX〉や〈ガラルファイヤーV〉で弱点

【ムゲンダイナ】←ガラルサンダーで弱点


上記の通りポテンシャルが相当高いため第1候補でした。

しかし、練習していくにつれて

・全体的に事故率が高い
・〈ミミッキュ〉が採用された【れんげきウーラオス】に勝てない
・ミラーが難しすぎて自信がなかった

等の問題点があり、直前で候補に上がって練度にも自信があった【れんげきウーラオス】使用しました。

またこのデッキを使うことにした理由の中にはメタの変化もありました。
最終的に結論を出した大まかな環境予想として、

Tier1
れんげきウーラオス

Tier1.5
こくばマホイップ(全ての形含む)
悪パーフェクション

Tier2
れんげきテンタクル
いちげきウーラオス

Tier3
三神ザシアン
ジュナイパー
レックウザ


上記のメタを考えて当日は

【こくばバドレックス】←悪が多いため数を減らす

【悪パーフェクション】←〈ミミッキュ〉で楽に勝てる

【れんげきウーラオス】←ミラー戦の練度に自信があるため勝てる

【れんげきテンタクル】←〈チャーレムV〉の採用で楽に勝てる

【いちげきウーラオス】←進化のタイミング等プレイングで勝てる

【三神ザシアン】←〈ミュウツー&ミュウGX〉に気をつけながら戦えば基本的には有利

【ジュナイパー】←練習が少ないと負ける対面だが、ちゃんと練習していたので自信あった

【レックウザ】←練習で負けることがなかった


このように勝てるだろうと確信したので【れんげきウーラオス】を使いました。



2.チャーレムVについて

Twitterのタイムラインを見ていたところ、
【れんげきウーラオス】に〈チャーレムV〉を採用するか否かで議論が繰り広げられてました。

僕は最初の頃、世間が採用しているなら採用するという浅い考えでした。

こう考えた理由としては、ミラーの場合に〈チャーレムV〉が採用されているか否かの差で勝敗に差が出てしまうからです。
そのため今回のJCSで【れんげきウーラオス】を使うプレイヤーの9割は〈チャーレムV〉を採用するであろうと考え、僕も採用することにしました。

しかし今では世間が採用していようがなかろうが絶対に採用するという考えになりました。

その理由としては

・【れんげきテンタクル】に楽に勝てる
・追加ターンを貰うことでポケモンを進化させるスピードが上がる

等の点から、絶対に採用するべきだと思っています。


3.普段の練習方法

すぐにデッキの解説に移っても良かったのですが、少々物足りなかったので普段どんな練習をしているかを書いていきます。

「疑問に思った点はとりあえず投げてみる」

みんなやってそうでやってない人が大半です。
実は合ってると思っているプレイが間違っていることがあります。
投げやりにせず、練習相手に「これどう思いますか?」と聞くのは本当に大事です。
やらないと間違いを自分のなかで正しいものにしてしまい、自分にとってマイナスになることが多いです。

「練習中は出来るだけ巻き戻ししない」

練習中に間違えたことに気づいて戻すこと、よくあることだと思います。
「練習だからいいじゃん」と思う方もいると思います。
練習だからこそダメなんです。
練習中にしたことは本番にも絶対に出てきます。
人は失敗を経験して成長するものです。トライアンドエラーです。
盾を取ったCL愛知で僕はそれをやってしまってまい後悔しています。
巻き戻すことがないように先の先まで考えておくことが大事です。


「練習中はなるべく本番を再現する」

BO3の練習をするときは50分測ったり、カットの方法まで本番と同じように練習する。
また、BGMをCLやJCSで流れる曲にして練習しています。
小さなことですがモチベーションを上げるためには大事なことです。
練習だからと言ってリラックスし過ぎると身が入らなかったりミスしやすくなったりします。


長くなりましたが、無料部分はここまでとなります。
読んでいただきありがとうございました。
無料部分だけでもいいと思った方やこの記事を拡散してくださると嬉しいです。
そして、さらに読みたいと思ってくださった方はこの先もよろしくお願いします。
【れんげきウーラオス】の構築に必ずと言っていいほど採用しているカードの何枚かが採用されていない珍しいレシピとなっています。


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