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2024シティリーグシーズン2 優勝 サーナイト

 Eレギュ落ちを目前としたシティリーグでサーナイトデッキを使用して優勝しました。ポケカ始めて6年目にしてやっとのシティリーグ初優勝です。そのおかげでJCS2024への出場権を獲得できたことも本当に嬉しいです。

 世の中にサーナイトに関するnote記事は山ほどあるので、備忘録としてレポートを書いておきます。よろしければCL2023宮城でベスト32になった時のレポートも読んでみてください。
→ https://note.com/pokemoncard_ngt/n/ne9f5282f5fda


1.最初に

 2024シーズンも気付けばもう半分が終わりになります。

 そして、一撃・連撃マスター〜VMAXクライマックスのEレギュのカードが2024/1/26からスタンダードレギュレーション落ちしてしまいます。

 サーナイト・キルリア・ミュウ・ザシアンV・バトルVIPパス・レベルボール・霧の水晶・ヒガナの決意の、60枚中16枚が落ちてしまうこのデッキで、Eレギュ卒業式として結果を出せて良かったと思います。

 使用したデッキリストはこちら。結果は予選・決勝トーナメント共に負けなしの8-0で全勝優勝。

バトルVIPパス型サーナイト


2.「優勝しか意味がない」

 前回のシーズン1のレポートを見てください。メタ外のデッキに負け、メタ内のデッキには勝つというよくある3-2という結果でした。オポでのポイント取得圏内にも入れませんでした。
→ https://note.com/pokemoncard_ngt/n/nfecc2fc8fca1

 この時点でトレリ以外のポイントは「0」です。何かしらの権利を狙いに行くのであれば中途半端な結果は要らないと考えました。Tier 上位のデッキを握るか、使いたいデッキを使って後悔しない負けを選びに行くかを決めることになります。(人間とは不思議なもので、後者を受け入れてしまう弱い部分も持ち合わせています。)


3.「迫るデッキ選択期限、サーナイトかミュウ」

 ここで最終候補まで残ったのはサーナイトとミュウでした。どちらもレギュ落ちを控えて、フルパワーで臨める最後の機会でした。

 デッキ選択について、Xのスペースで話した時のそれぞれへのデッキに対する考えを以下に簡単に書いておきます。

・リザードン → 使わない
理由:一辺倒、雪道がある環境で使いたくない、LOに弱い、アメ進化のメタでデヴォリューションが流行りすぎ、アメの枚数と使い方がシビア、小物相手が意外と大変、サナにどうやったら勝つのか分からない、ロスギラ厳しめ、トップメタられる側、使用者が多くミラーが嫌

・ロスギラ → 使ってもいい
理由:雪道を通せるおかげで劣勢でも最後までワンチャンを作ることができる、アクロマはなえらびアビスシークでロスト5枚、カウンターキャッチャーで大幅強化、ロストには自信あり、無難に強い

・ロスヌメ → 「とても」使いたい
理由:愛着がある、デッキへの理解度が高い、かじばのいっぱつが来て強化、カイオーガ入りを練習した

・ロスバレ → 使いたかった
理由:雷タイプを入れない水超悪のロストオーガヤミツキを組んだ、勝率が低かった、アイディアを貰ってキャンセルコロン入り、ギリギリの勝負が多過ぎる、練度が超必要

・ミュウ → 「とても」使いたい
理由:好きなデッキ、Eレギュ落ちで華々しく卒業、使用することが読まれやすい、出るならフュージョン型ではなく雪道デヴォリューション型であったが練習できていなかった、雪道ジャッジの運ゲに全てを賭けることになる、分は良いと感じている、リザに勝たない、優勝を狙うデッキではない


4.「サーナイトデッキを選択したワケ」

・サーナイト → 「環境的に」強い
理由:リザに一定の割合で勝ち越すことができる、ロスギラと五分を取れる珍しいデッキ、ミライドンに勝たないが使用者の練度は高くないことが多く予選を潜ればトナメで当たることはないと踏んだ、身近にデッキ相談をできる人がいた、使いこなせれば強いデッキだということを認識していたが中途半端にしか使っていなかった、負ける原因はプレイヤーにあるが突き詰めれば勝てるデッキになる


5.練習方法

 PTCGLで野良バトル。ひたすらジムバトルへ出る。

 今回は超強いプレイヤー達にお願いして構築の相談や練習に付き合ってもらった。この人たちはnote記事を書いたり意見を出したりのアウトプットが得意な人達で、時間がない中でも本当に助かりました。

ロスギラ担当 魅夜君 (https://twitter.com/_MiYa_pokemon )
サーフゴー担当 ABさん (https://twitter.com/Abchan_0080 )
サーナイト構築担当 ゆーき君 (https://twitter.com/yuuki77217623 )
ロスバレ担当 おざこさん (https://twitter.com/ozaozakochang )
サーナイト担当 ときちゃん (https://twitter.com/ourin39 )
ミュウ担当 わささん (https://twitter.com/wasa_pokem )
ありがとう。みんな愛してるぜ。

 今回このように練習をした経緯はこちらのAzulGGの私見翻訳ポストに考えを改めさせられたからです。練習をするなら使い手の専門家に対面あるいは隣でコーチしてもらうのが一番効果的なのです。
→ https://x.com/MarvicaFii/status/1746391982044512367?s=20


6.参考にしているもの・CL2024各デッキタイプ分布

 海外大会の結果とデッキリストと環境分布。前回のCL環境分布(毎回大型大会の結果を私個人がまとめている)。無料のNote記事。

 記録のために2024シーズンのCL入賞デッキ分布をここにまとめて置いておく。無断転載・盗用禁止。

☆ CL2024横浜

CL2024横浜Top 64デッキタイプ
CL2024横浜Top 64デッキタイプ

☆ CL2024京都

CL2024京都Top 64デッキタイプ
CL2024京都Top 64デッキタイプ


7.シティリーグで使用したデッキリスト・成績・マッチング

☆デッキリスト

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☆成績・マッチング

予選 5-0 2位通過
1回戦 雪道ミュウ 6-3 ◯
2回戦 ロストトドロクツキかがやくリザードン 6-3 ◯
3回戦 ピジョットリザードン 6-4 ◯
4回戦 ロストギラティナ 6-2 ◯
5回戦 カビゴンLO 6-0 ◯

トナメ 3-0 優勝
1回戦 サーフゴーパルキア 6-2 ◯
準決勝 ロストギラティナ 6-3 ◯
決勝 無色ルギア 6-2 ◯


8. 細かい採用・不採用理由

<採用>

・サーナイトex 2、アルカナシャインサーナイト 2、ミラージュステップキルリア 1、リファインキルリア 3、テレポートブレイクラルトス 4
 よくある基本の枚数。強いて言えば、1枚メモリースキップのラルトスの採用を考えてもよいが、ブジンやLOと当たった時に困るため。採用するとリザードンexやヒスイヌメルゴンVSTARやアローラロコンVSTARが少し楽になることがあるが、ピンポイントでしかない。

・クレセリア 1
 狙撃役。サケブシッポと合わせることで相手にジラーチ・マナフィのセットを要求することができる。超エネルギーを付けた後の回復もできるため、アルカナシャインサーナイトの育成に貢献する。

・サケブシッポ 1
 狙撃役。ゴージャスマントの枠があれば最大360を出せるアタッカーとして活躍できたが、今回は無しのため裏を狙うだけ。カウンターキャッチャー・ナンジャモと合わせると強い。

・ミュウ 1
 安定性向上。序盤にパスやボールを、中盤にアメを、終盤にキャッチャーやつりざおを、それぞれ持ってきてくれる。

・ザシアンV 1
 素の状態からサイコエンブレイスで超エネルギーを10枚付けることができる、無くてはならないフィニッシャー。ロスバレ相手は先1ターン目から2エネを付けておくことで、後1おとぼけでこちらのポケモンが気絶した後の返しが効く。

・マナフィ 1
 序盤のげっこうしゅりけんだけは通させたくない。キャンコロまで揃う前にサーナイト達を早めに進化させておくための時間稼ぎ。

・かがやくゲッコウガ 1
序盤にドロソかつ超エネをトラッシュに送る係。一度リストラされたが、後述の通りパスを4枚にしたので全力で引きに行く方針で採用。

・バトルVIPパス 4
 入賞デッキを眺めているとパス3枚のリストをよく見かけた。CL入賞者もそうしていたし、ミラージュステップの選択肢もあるから、最初のターンで並べ過ぎずに、ベンチを空けておきたいということだと思う。私はパスがある前提で置くかどうかをその場で考えればよいと思っていたので、より引くために4枚採用。

・レベルボール 4
 呼べるポケモンが多く、ノーコストで特にキルリアを持ってこれることが優秀過ぎるため。

・霧の水晶 2
 最強カード。直近のデータだとパス無しサナの方が勝っていた。本当は4枚入れたい。3枚目の検討はした方が良いが、枠の都合です。

・ハイパーボール 3
 気持ちは2枚にしたかったが、2枚ずつしかないサナex・サナを持ってきたり、エネをトラッシュしたり、パスを圧縮したり、役割が多すぎるため。かがやくゲッコウガやザシアンVなどもこのカードでタッチしに行くことが多い。

・ふしぎなアメ 2
 枠があれば3枚目が欲しい。さっきからそれしか言っていない。上振れを狙うにしても手札が無くなり過ぎることがあるため、最低限の枚数。

・すごいつりざお 2
 2枚でちょうど良いと感じたが、1枚でもトラッシュしたりサイド落ちしたりすると、ケアしない限りリソース負けする。

・カウンターキャッチャー 2
 これだけボス2・キャッチャー1の方が良かったなと反省している。ナンジャモとの組み合わせが強い。ピジョットなど早めに倒さなければいけないポケモンを呼びたいときには2枚必須かもしれないが。

・ナンジャモ 4
 序盤は自分の手札補給として新品の6枚を見ることができ、終盤は相手へのハンド干渉に加えて自身はリファインで手札を増やすことができてノーダメージ、どちらの要素も強すぎるため4枚。結構フルで使うことが多い印象。

・ヒガナの決意 1
 さぎょういんやセイボリーと争った枠。博士の研究と異なり、リソースを抱えながら引くことのできるサポートが欲しかった。先述の2枚は本当に3枚引くだけのカードになることが多かったので軍配が上がった。

・博士の研究 1
 序盤に来たとしてもカウンターキャッチャーやすごいつりざおなどの終盤で使うカードを巻き込みがちなので嫌いだが、引く枚数が多いというより、博士を一度使っておくとかなり山の枚数が掘れて終盤強くなると聞いて1枚採用。

・ボスの指令 1
 サイド落ち等も考慮すると2枚が好き。サイドの残り枚数が2枚ずつの時に勝負を決めることができる権利を残さなければいけないので、そこまで温存しておく。

・フトゥー博士のシナリオ 1
 大会当日にはLOがいそうな気配がしたので採用。縛りの解除、エネトラッシュのデメリットもなしむしろメリット、ダメカンが乗っているポケモンの回収などずっと抜かなかった1枚。手帳が入ると無限ターンを生み出せて強い。

・月明かりの丘 1
 回復リソース兼スタジアム。場に貼ってあって手札に1枚も超エネがない時、アルカナシャインで超エネがヒットしても付けないケースがある。

・崩れたスタジアム 1
 リザードンのような悪タイプ相手などサーナイトexを場から取り除きたい時があるため採用。

・ボウルタウン 1
  相手に利用されたくないため、できたら貼りたくない。フトゥー抜いて崩れたスタジアム2枚にしてもいいかも。その時はつりざお3枚目も欲しくなるが。

・超エネルギー 10
 10枚の場合、サイドに超エネが2枚落ちたりするとヤバいことがある。そのため11枚目が欲しい。フトゥーなどを入れない場合に採用して良い。単純にミラステ言いやすそうなので個人的には入れたいけど、枠の都合で無理。補足だがエネを何枚入れようと、落ちる時は何枚でも落ちる。

・リバーサルエネルギー 2
 たまに勝っている時でもロスト相手にサーナイトに貼って無色1エネとして扱うことがある。

<不採用>

・ジラーチ
 クレセリアあるしいいかの枠。最近のロストはヤミラミで勝負しない傾向にある。チャーレムVのヨガループやクレセリアのムーンライトリバースなどを防ぐことができるが、使う機会が薄いので無し。そもそも、崩れたスタジアムや月明かりの丘、フトゥー博士のシナリオまで入っているので、ダメカンを蓄積されてもそこまで怖くない。

・ともだちてちょう
 博士の研究1枚以外は能動的にトラッシュすることはない。フトゥーのようなピン刺しのサポートに関しても繰り返し使わずとも勝てることが分かった。


9.後書き

 長々と駄文を書き連ねて読みづらく、大変失礼しました。

 何度出場したかを数えるのも億劫なシティリーグ、過去に2020/1/11に一度だけTop 8になっていたようです。

 初優勝するまでに対戦してくださったすべての方々に感謝します。

優勝した

 練習に付き合ってくれた弟子志望者からおめでとう動画が届きました。本当は激しい動きをしていますが、スクショでも荒ぶる様子が伝わっていいと思います。

動きがうるさい


 最後になりますが、CSPを100pt ゲットしたので、残り2回のシティリーグも優勝を狙って頑張ります。また、出れるか分からないCLあるいは出場権を得た6月のJCSへ向けて、機会があれば練習に付き合ってください。応援&おめでとうコメントありがとうございました!

また次回(?)

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