川崎式黒リーフィア
お久しぶりです。リーフィアきさらぎです。普段は川崎周辺でポケカを楽しんでいる社会人です。
今回は新弾のイーブイヒーローズで登場するリーフィアVMAXを使用したデッキの紹介です。リーフィアVMAXは既にシティリーグでも結果を残しており、今後の環境にも大きく影響を与えそうなカードです。リーフィアは私がポケモンカードを始めたての頃に使用していたカードであり、思い入れが深く、今回の新規Vポケモンとしての登場には非常に胸が踊りました。
今回、noteにしたデッキは私がイーブイヒーローズのリスト公開当日から考察していた形になります。また、直近で確認できたリーフィアとは違った形でパワーも十分に感じられたため、新しいタイプとして紹介します。
是非、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
※note内で略称等を使用しています。
各リーフィアに関する考察
先ずは簡単にリーフィアについて感じたことを記載します。
1.リーフィアV
強み:特性が便利である
特性「りょくかさいぼう」の使い勝手が非常にいいです。単純なエネルギー加速でリーフィア以外にも付けられるため、1ターン目に打たない理由がほぼありません。草タイプにはエネルギー供給手段が乏しい(いても2進化ポケモン)ため、初ターンにエネルギー供給を確定で行えるのは革命的だと思っています。
弱み:自身の技スペックが低い
非常に強力な特性を持っているリーフィアですが、自身の技は威力が低く、コイントス依存という安定感のない技です。HPも他のポケモンに比べると200と低く、そのまま戦えるほどのパワーが無い事が問題です。
2.リーフィアVMAX
強み:2エネで高火力が出せる
上技のくさむすびは2エネとは思えないダメージが出ます。ガラル鉱山下では三神等のタッグチームや多くのVポケモンをワンパンできる火力が期待できます。先攻を取った時は、ビクティニVMAXの様に相手に準備させる隙も与えずテンポを取ることも可能です。
※ダイリーフも効果こそシンプルですが十分強力な技だと思います
弱み:火力が相手依存である
ガラル鉱山が引けていないとデデンネGXやクロバットVを倒せる火力も出せません。また、ふうせんやハイド悪エネルギー等の逃げエネを減らすカードや終盤のリセットスタンプやスタジアムの貼り替えで勝ちを逃す場面が容易に想像できます。
それぞれの長所と短所を整理して…
各リーフィアの長所と短所を生かすために初期構築段階で以下を意識しました。
①最初のターンに確実にリーフィアを置けること
ほぼ思考停止で特性宣言できるのは1ターン目のみなので、如何にリーフィアを置くことが出来るかが鍵になると考えました。
②リーフィアの進化を安定させる
リーフィアは進化させなければアタッカーとして機能しません、2ターン目に安定して進化できる必要があります。
※これを理由に私の好きなタッグコールを軸とした構築はあきらめました
③サブアタッカーを用意する
リーフィアの火力が安定しない点や進化できなかった場面も考慮し、サブアタッカーの採用を検討しました。サブアタッカーの検討時に以下を探しました。
Ⅰ.火力の安定感
▷前述の通り、デデンネGXやクロバットVを倒せるのが望ましい。
Ⅱ.省エネルギー
▷基本的にリーフィアは初動の特性以外は手張りのみで育てていきます。そのため、サブアタッカーの準備に時間をかけることは出来ません。
これらを踏まえてデッキを組んでいきました。
デッキレシピと採用理由
以下、現状のデッキレシピになります。本レシピの同型(数枚違い)を3333(@3333_poke)とゆーりさん(@popopo0329)が使用してくれました。
※ここで載せているのは最後に使用したゆーりさんのレシピです。
私自身、実際に大会で試す機会がなく、Twitterのタイムライン上では同じタイプが上がらず不安でしたが、2人とも勝ち越し!使用感も悪くないとのことで自信を持てました。使ってくれてありがとう!
3333(5/29 ポケカ乱舞使用)
連撃テンタクル 6-3 〇
連撃テンタクル 3-4? △
黒馬バドレックス 3-6 ×
連撃ウーラオス 6-2 〇
一撃ブラッキー 6-0 〇
ゆーりさん(5/30 シティリーグ使用)
ドラパルト 6-2 〇
ミカルゲ 6-3 〇
連撃ウーラオス 4-6 ×
白馬バドレックス 6-2 〇
デッキコード:pyyppS-Nwe06U-3pXSXM
次から各カードの採用理由を簡単に記載します。
リーフィアVMAX/リーフィアV(各4枚)
このデッキのメインアタッカーです。特性を確実に使用するため&2ターン目で確実に進化したいため、どちらも最大枚数の採用です。
ガラルファイヤーV(2枚)
サブアタッカーです。リーフィアは特性により草エネルギーを付けることが出来るためデッキの草エネルギーの枚数を最小限に抑えることができます。そのため、今回のような別タイプのポケモンとの組み合わせは容易です。
ガラルファイヤーは前述の条件を満たしつつ、以下がメリットとして挙げられます。
・サイド2のアタッカー(3-2-3の押し付け)
・環境に多い黒馬バドレックスに色相性で有利
・リーフィアが不利なビクティニを1パンできる(あくまでおまけ程度)
クロバットV/デデンネGX(1枚/2枚)
デッキを回す上で必要なポケモン達です。ゲーム中にどちらかを2回使用したいことが多く、スタートやサイド落ちも考えて計3枚です。
ガラルジグザグマ(1枚)
リーフィアでは10ダメージ刻みのダメージがとても重要になってきます。以下、想定されるダメージ例です。
[10ダメージが必要になる例]
ザシアンVへガラル鉱山+くさむすび → 210ダメージ
三神へガラル鉱山+くさむすび → 300ダメージ (おまもり付きで耐える)
クロバットVへダイリーフ
くさむすび(逃げ2)+オーラバーン → 310ダメージ (HP320のVMAX想定)
今回の構築ではクイックシューターのインテレオン等を採用しておらず、これらの場面を意識して1枚採用しています。
ミュウ(1枚)
環境に多い連撃ウーラオス対策枠であり、前述同様に10ダメージの調整にも使えます。
マーシャドー(1枚)
混沌のうねりや頂への雪道へを対抗札として採用しています。キャプチャーエネルギーで様子を見ておいておくとよいと思います。
※10点出せます!大事です!
フィオネ(1枚)
キャプチャーエネルギーから持ってくることができ、前のポケモンを避けてベンチを倒す動きが取れます。構築上、ガラル鉱山が多投されているので苦し紛れに打つと相手が止まる可能性も期待できます。初期構築段階では入れていませんでしたが、使用者全員が好感触とのこと。
クイックボール/ポケモン通信(4枚/2枚)
多くのポケモンがキャプチャーエネルギーで持ってくることができ、リーフィアVMAXは最大枚数採用なので必要最低限です。
ポケモンいれかえ/あなぬけのひも(3枚/1枚)
いれかえ札を計4枚採用したく、フィオネ同様の働きができるため、1枚のみあなぬけのひもにしています。配分は好みだと思います。
ツールジャマー(2枚)
ふうせん対策。おおきなおまもりを付けた三神にも有効です。初期段階ではスノーリーフバッチを採用していましたが、環境に炎も減ってきていると感じ、パワーの高いツールジャマーに変更しました。環境に応じてスノーリーフバッチと差し替えですが、風船を割るためにツールスクラッパー等が必要になると思います。
うねりのおうぎ(1枚)
ハイド悪エネルギー対策。環境に特殊エネルギーも多く他の対面にも使えますが、腐る場面もあるため最低限の採用です。
引けないタイミングはベンチを狙うorガラルファイヤーで戦います。
リセットスタンプ(2枚)
ガラル鉱山が多投されているため、相手への手札干渉は効果的です。また、ガラルファイアーをサブアタッカーとして採用していることで3-2-3のサイド押し付けができ、効果的に刺さります。ゲーム中1回は打ちたく、博士でも巻き込みも含め2枚採用です。
博士の研究/マリィ/エリカのおもてなし(4枚/3枚/1枚)
博士の研究はデッキのメインとして最大枚数採用。残りは個人の好みもあると思います。ムゲンダイナに対して後攻を取った時に追いつくため&草タイプのジムリーダーなのでエリカのおもてなしを1枚採用しました。
ボスの司令(3枚)
ベンチを攻撃したい場面が多く、2枚では足りないと感じています。とはいえ4枚は過剰かと思い、あなぬけのひもやフィオネを合わせて計5枚になるようにしました。
ガラル鉱山(4枚)
リーフィアの火力を底上げするスタジアム。4枚から減らす理由は無いかなと思いました。
キャプチャーエネルギー(3枚)
初ターンでリーフィアを呼ぶ&毎ターンエネルギーを付けることがこのデッキの重要視すべきポイントだと思い、どちらも実現できるため採用。
※構築時は4枚からスタートでしたが、ここを削るしかありませんでした。
基本エネルギー(草5枚/悪5枚)
前述の通り、毎ターンエネルギーをつけることを意識しているため計13枚と多めの採用です。草エネルギーは初手で引かなくても良く(特性で付けられるため)、悪エネルギーもゲーム中に自然と落ちていけば良いため、この配分で落ちつきました。4枚だとサイド落ちや博士の巻き込みで取り返しがつかなくなる場合がありました。
【7/19追記】PJCSで使用したレシピと結果
7/17,18に開催されたPJCSで同型デッキを使用しました。その際の戦績とレシピを載せておきます。
1戦目 三神バレット 3-6 ×
2戦目 黒馬マホイップ 6-2 ○
3戦目 黒馬マホイップ 6-3 ○
4戦目 一撃ウーラオス 2-0 ○
5戦目 連撃テンタクル 3-6 ×
6戦目 白馬インテレオン 6-2 ○
7戦目 悪ニンフィア 6-2 ○
8戦目 連撃テンタクル 3-6 ×
計5-3 (200位台)
8戦目で苦手とする連撃テンタクルを踏んでしまい、残念ながら完走する事は出来ませんでした。
デッキリストは以下になります。原案からJCSで使用するためにデッキパワーを高めることを意識して調整しました。「おわりに」に載せている確定枠と感じていたカードが抜けているのも調整の結果です。
デッキコード:gLPngN-ZIjmjD-6iLgLn
おわりに
個人的にリーフィアの一番の強みは、ガラル鉱山やツールジャマーのような相手の妨害札を自然とデッキのギミックに取り入れることができることだと思っています。見た目も可愛く強いリーフィアを是非使ってみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。
※おまけになりますが枚数変更が生じなかった箇所を記載します(炎エネルギーが空き枠)。noteが好評であれば不採用カード等についても追記していきたいと思います。
興味を持っていただけた方は自分なりにアレンジして使ってみてください。
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