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【ガルシア杯】ミュウVMAX【～SV2】

のぶ

お手に取っていただき、ありがとうございます。
ミュウを愛してやまない男、のぶ（シミズ　ノブヒコ）です。

先日行われた第2回ガルシア杯にてTOP16の成績を修めた【ミュウVMAX】についての簡単な解説と今後について執筆しました。

トナメの一回戦は配信卓でした、よかったら見てください。

1.現在のTierとミュウの取り巻く環境


現環境は、このようなTierになっていると思っています。

Tier1  サーナイトex,ギラティナVSTAR
Tier2 ロストバレット,ルギアVSTAR,パオジアンex
Tier3 ミュウVMAX,アルセウスVSTARとか

（C）テレタビーランド新小岩支部


正直に言うと、ミュウは環境でやれません。

【サーナイトex】には【こだわりベルト】は乗りませんし、＜ルギア＞の【カビゴン】で【ミュウV】は倒されてしまいますし、もともと＜ロストバレット＞には不利です。

さらには……

困ったもんだ

このポケモンの特性がクリティカルに刺さってしまい、デッキとして使い物にならなくなる可能性が出てきました。　
しかし、そんな中でも少し良いことがありました。
それは、【ロストシティ】の通りがよくなったことです。
【ロストシティ】は、現環境でトップの【サーナイトex】にとっては厳しいカードで、【キルリア】や【ラルトス】といった【サーナイト】になる前の状態のポケモンを序盤から狩りやすい【ミュウ】に入れられる最適な対策カードになります。　
また、【すごいつりざお】や【クララ】といったカードで【ラルトス】たちを回収できなくなると、終盤の盤面形成は弱くなり、天敵である【ミカルゲ】も再利用されづらくなるため、環境にマッチしています。

2.デッキリストと解説


まずはデッキリストを見ていきましょう。
細かい部分のみ解説します。

デッキの画像デッキコード:gNQLPP-YzHFyR-LgPnHL
今自分が使っている最新のリストです


・デオキシス(フォトンブースト)
依然多い【ロスト系統】に対しての採用。
【サーナイト】戦でも使う事がしばしばある事は注意しましょう。

・ロストスイーパー　2枚目
【頂きへの雪道】を搭載したデッキが前環境と比べると減少しましたが、【勇気のおまもり】が付いた【フワンテ（バルーンボム）】など厄介なカードが多くなってしまったため、2枚目を採用しました。
最近は【ギラティナ】から【頂きへの雪道】を先に貼られることも増えてきたので、2枚目以上採用すると便利です。

・おはらいグローブ
このカードか【まけんきハチマキ】、【シマボシ】を採用しなければ、【サーナイト】側が【サーナイトex】を最後に押し付け、耐えて1ターンをもらおうとしてきた際、倒せずにそのまま負けてしまう事が多いです。
環境的には超タイプが多いため腐る場面も少なく、最悪、自分の【ロストスイーパー】の当て先にもなります。

・ナンジャモ
新弾の強化要素。このカードのおかげで【ミュウ】はデッキを一周することができるようになり、【パワータブレット】を最後に集めやすくなりました。
序盤でも【パワータブレット】を山札に戻せるので、引き進める事ができない手札をリフレッシュできます。

採用を検討したカード

・コオリッポ（ブロックスライダー）
【ボスの指令】がなくてもベンチにいる【キルリア】を攻撃できます。
ハンド干渉のサポートと合わせて使うといいカードですが、使える場面が限定的すぎるため不採用に。

・シマボシ
　使い終わった【パワータブレット】を山札に返せます。
サポートに枠で交換できるカードがなかったことや、サポートの7枚目を採用するとデッキの回転率が落ちる危険性があるので不採用に。
【シマボシ】と【ボスの指令】を1ターンで併用できないのが一番の理由でした。

・結晶の洞窟
前環境では採用していましたが、【サーナイト】への勝率をコンスタントに出したいため、【ロストシティ】へ変更。
環境に【ロストバレット】が増えたら、【ロストシティ】の2枚目の枠を【結晶の洞窟】にするといいと思います。

3.今後のミュウVMAXは…


　もともと有利を取れていた＜アルセウス＞に【ミカルゲ】の採用が増えたことと、今のTier内に明確に有利が取れるデッキがあまりないため、【ミュウ】は環境を読んで使うデッキとなりました。
【頂への雪道】＋ハンド干渉＋【ミカルゲ】は超える為のパーツの量が多すぎます。

【ミュウ】との練習を怠っている相手の隙を突けるような、マークから外れそうな時期に持ち込むのが一番いいと思います。

今シーズンも残るはPJCS2023のみ。
【ミュウ】の未来は明るいものであるといいですね。

4.PJCSで使う予定だった構築とその解説（6/12追記）

どうも、2023PJCSお疲れ様でした。
自分は【サーナイト】を使い、DAY1 2-3で終わってしまいました。
供養にはなりますが、使う候補（DAY2だけ）だった【ミュウVMAX】の構築の解説を追記します。
このリストを使ってJCS TOP16にキムラ　カイトさんが入賞したそうです。
おめでとうございます

リストはこちら

GaxYY8-zTFMRW-c8cD48


リストの変更点

4.1増やしたカード

・オドリドリ（ねっけつレッスン）

今回から新たに加入したフュージョンのポケモンです。
主な役割として大きく二つあります。

①サーナイト側のミラクルフォースから自分のVポケモンを守る
【サーナイト】からもよくある負けパターンとして先攻2ターン目の【ミラクルフォース】から【サーナイトex】がサイドを2枚取られてしまい、2-3-1,2-2-2で負けるパターンがよくあります。
これは、主な原因として【ミュウ】側の後攻1ターン目のサイド取るアタッカーが【ミュウV】になってしまっているのが問題な訳ですが、そのプレーを肯定できるカードとしてこの【オドリドリ】を採用しました。
先ほどのプレーの後にバトル場でダメージを受けた【ミュウV】はその後、【サイコジャンプ】で山札に帰って回復することができますし、ベンチにいる【ゲノセクトV】も相手の【ボスの司令】から倒されることが減ります。
そして、【ミラクルフォース】で返せなくなってしまったサーナイトはやむやむ、【ブレインウェーブのサーナイト】か【ザシアンV】でしか正面の【ミュウV】を取ることが出来ず、それはドローのできるサーナイトの数が減ってしまう事からの終盤の盤面の弱さによる【頂きへの雪道】＋【ナンジャモ】の刺さりの良さやポケモンVを差し出したことによる、のちのちのサイドレースの不利に直結します。
また、地味ですが相手の【サイコエンブレイズ】でダメカンの乗った超ポケモンに【じょうねつのしずく】でサイドを取ることもできます。

②オドリドリを前提としたダメージラインになっているデッキが少ない

代表例としてはアルセウス＋ギラティナのデッキ。
【ギラティナVSTAR】の【ロストインパクト】＋【こだわりベルト（お祓いグローブ）】で自分の【ミュウVmax】を突破しようと試みる訳ですが、【オドリドリ】がいるとこのプランは崩壊します。
また、【ミュウV】も【アルセウスVSTAR】の【トリニティノヴァ】で取りづらくなる為、より盤石な盤面形成を行うことができます。

相手の【ボウルタウン】からでも出せる自分のポケモンをより固くできる1枚、是非お試しください。

・やまびこホーン

今回の大会形式がBO3な為採用したカード。
役割としては、ミュウを使うにあたり絶対に落としてはならないマッチを確実に拾う為に採用しています。
大会の形式上、サーナイトexの使用者は少し減少し、ルギアやアルセウスといった先攻を取れてしまえば強力なデッキ達の評価は少し上がると考えてました。
このルギアやアルセウスに対して、ミュウは負けてはいけない事から、やまびこホーンを採用したら確実に一本分の勝利をこのカードで取ると思えたので採用しました。
また他のデッキに対しても、たまたま、試合中にやまびこホーンが山札に残り続けた際は相手からしたら入っているかどうかわからないまま2本目、3本目の試合に進む事が多く、相手が「やまびこホーン入っていないんじゃないか？」などの勘違いを生みやすく、その相手の勘違いをを拾うことができると考えました。
日本のルールのBO1でこのカードを採用するべきかどうかは正直微妙ですが、今後BO3の大会があるのであれば採用を検討するべきカードです。

4.2 減らしたカード

・デオキシス
環境にミカルゲが増加したので、このカードにカミツレのきらめき等からフュージョンエネルギーを貼っている暇が無くなってしまい不採用に。
ロストバレットが環境に増えたら再度、採用しましょう。

・ネストボール
1枚で大丈夫なの？って思う方が多くいらっしゃると思うのですが、回してる分には問題が無いように感じました。
基本的には最初のターンの展開はバトルVIPパスでベンチにポケモンを展開する関係上、パスを最初に使った後は、ネストボールは手札で腐りがちです。
確かにネストボールは初動の動きを支える良いカードで、ミュウVのサイコジャンプを繰り返し行う際にも使えますが、その役割よりもやまびこホーンで取れるゲームの勝利の方が自分は価値が高いように感じた為、なくなく1枚削りました。


5.おわりに

PJCS2023の優勝はミュウで好きなデッキが日本一を取り、嬉しい気持ちです。
これからオフシーズンになりますが、ミュウを余り回せてなかった人もこれを機に是非作って遊んでみて欲しいと思います。
また、質問やご指摘があればDMを送っていただけたら幸いです。

次はいつ出れるかわかりませんが来シーズンどこかでお会いしましょう。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

テレタビーランド新小岩支部(C)

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