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感想 「集中力がすべてを解決する」 樺沢紫苑 著

「集中力がすべてを解決する」

このタイトルを見た瞬間、「そんなことないだろう…」と思った。

なぜなら、集中力で解決できるのは、せいぜい勉強や仕事の捗り具合ぐらいで、その他の人間関係や生活の様々な問題を、集中力が解決するとは思えなかったからだ。

しかし、半信半疑であっても、この本を買って読んでみたのは、その時、私にある悩みがあり、解決したいと思っていたからだ。

本を読む前の一番の自分の悩みは、「仕事の悩み、上司との関係性についての悩み」だった。

私の上司は、仕事の指示が大体的確であるが、仕事の結果に対しては厳しい人である。

その上司に対して、尊敬するところもあるが、その厳しさゆえに、恐れていた。

それがこの本を読む前の自分の悩みだった。

その悩みを解決できないかと、様々な本を探していた時に、この本を見つけたのだ。

読み進めていくと、悩みを解決するヒントがあった。

それが、集中力をさらに高める為に、日記を書きながら、「自己洞察力」を高めていくということだ。

さっそくやってみた。

すると、私の傾向が見えて来た。

それが、

「自分がしたことで怒られたら、自分のすべてを否定された気持ちになり、辛くなる」

「急なスケジュール変更で気持ちが慌て、ストレスを感じる」

「上司は結果をとことん追求するが、自分はそこまでではない。なぜなら、無理して出した結果は長続きしない、一時的なものであると思うから」

このように、自分の気持ちや性格が分かった。

そして、それに対する対策を立て、実行することにした。

それが、

・怒られた時は、冷静に、次同じ失敗をしない為にできることは何かを考え、To Doリストに書き、実行する。

・スケジュール変更は大変だが、スケジュールアプリで一元管理する。ストレスは、湯船にしっかり浸かり、早く寝て、解消する。

・上司との違いがあると認識し、自分の今できる最大限のことをする。それでもできないことは諦め、自分を守り、生きることを最優先にする。

このような対策を考え、実行したところ、気持ちが前よりも楽になったと感じる。

また以前は、家に帰っても仕事のことが頭に浮かんで、ゆっくり休めなかったが、今は仕事は仕事と割り切って考えることができるようになり、家ではゲームなどの自分の好きなことを集中してできるようになり、毎日ゆっくりできている。

つまり、集中力、そしてそれを高める自己洞察力を鍛えて、私の悩みが小さくなったのだ。

私は、本を読む前は、集中力がすべてを解決する事に対して半信半疑だったが、今は、集中力を高め、仕事を早く終わらせることで、気持ち的余裕が生まれ、問題解決の糸口を見つけられる可能性が高まるのではないかと思うようになった。

これからも集中力を高め、あまり真面目に頑張り過ぎず、肩の力を抜いて、毎日ゆるく楽しく生活していきたいです。

ありがとうございました。

「集中力がすべてを解決する」樺沢紫苑著

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