2020シティリーグシーズン1千葉優勝 三神三鳥レシゼク
みなさんこんにちは、初めましての方は初めまして、おさじと申します。
今回は、久しぶりにシティリーグ千葉優勝という実績らしい実績を残せたので筆を執りました。
お初にお目にかかる方も多いかと思いますので簡単に自己紹介させていただきますと、昨年はCL新潟オープンリーグ優勝、最終CSP512でWCSDay1進出を果たしたポケカプレイヤーです。無職です。
ポニータ石井さんの動画でリザードン&テールナーGXを使ってミッシングクローバー揃えてた人、でピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。
普段はポケカメモ管理人のししゃもさんや、WCS2019Day2参加のなつるさんを含めた凸丸荘というグループで練習させていただいております。
今回、同コンセプトのデッキを握った練習仲間が同日にそれぞれ名古屋シティ予選全勝抜けからのベスト8と、大阪シティ10位に入賞しているので、デッキコンセプトは間違いなく強かったと思います。
今回僕が使ったデッキは、「三神三鳥レシゼク」です。
(三神=アルセウス&ディアルガ&パルキアGX、三鳥=ファイヤー&サンダー&フリーザーGX、レシゼク=レシラム&ゼクロムGX)
このデッキの良い点をざっくりまとめると、
①レシゼクがタッグチームに強い
②三鳥が非GXに強い
③上の①②より、相手によってやるべきことが明確なので、試合全体のプランを立てやすい
の3点です。
加えて、スタンのカードとエクストラレギュレーションBOXのカードでデッキの中身のほとんどが揃う、という点も大きな特徴かと思います。エクストラに興味はあるけど昔のカード持ってないんだよなあ…という方にもぜひ読んでいただきたいです。
①〜③の詳細については後述します。
デッキの中核に触れる内容は有料になります。かなりの文量ですが、デッキレシピやプレイングの詳細、大会当日のマッチアップについて細かく書きました。具体的な内容を知りたい方にはご購入いただけると幸いです。
もくじ
・用語解説
・環境読み
以下有料
・デッキを組んだ経緯
・レシピ解説
・プレイング解説
・当日のマッチング
・まとめ
◎用語解説
エクストラ初心者の方向けに、エクストラでのみよく見られる略称等について簡単に解説します。カードの効果など、公式サイトで調べれば分かる情報についてはある程度割愛します。
エクストラのカードについてよく知っているという方は読み飛ばして、下の「環境読み」の項から読んでいただいても問題ありません。
・ダブドラ
ダブルドラゴンエネルギーの略称。ドラゴンタイプのポケモンにのみ付けられ、すべての色のエネルギー2個分として働きます。レインボーエネルギーとダブル無色エネルギーを足して2で割り忘れたようなカードです。エクストラレギュレーションで活躍しているドラゴンタイプのポケモンはこのエネルギーありきのものばかりで、ある意味エクストラレギュレーションの中心になっているカードと言っても過言ではないかもしれません。
•ラボネク
ウルトラネクロズマ(SM12 072/095)、またはこのカードをアタッカーとしたデッキのこと。エクストラではサイレントラボと組み合わせることでデメリット特性を打ち消して使われるため、このように呼ばれることがあります。
特性を消すダストダス(BW5 028/050など)や、Nへの耐性を上げるオクタン(XY8 013/059など)と組み合わせて使われることが多いです。
•古代能力
XY5〜XY7までの一部のポケモンについている能力のこと。特性ではないため特性を消すカードでも打ち消すことができません。αグロウ、α回復、Ωバリア、Ω連打、Δ進化、Δプラス、Δワイルド、θストップ、θマックス、θダブルがありますが、主に使われるのはΩバリアとΩ連打なのでこの2つについて解説します。
Ωバリア:このポケモンは、相手が使うトレーナーズの効果を受けない。(ポケモンのどうぐ、スタジアムはのぞく。)
グズマなどでベンチから呼ばれることも無く、どくさいみん光線やキョウの罠などで状態異常にされることもなくなります。テキストからはわかりづらいですが、フィールドブロアーや改造ハンマー等、Ωバリアのポケモンについているカードに対して効果が働くカードについても同様に無効化することができます。
Ω連打:このポケモンは、ワザを2回連続で使える。(1回目で相手のバトルポケモンがきぜつしたなら、次のポケモンが出た後、2回目を行う。)
ワザを2回使えるので、体力の少ないポケモン相手なら1ターンに2体を倒すことができます。また、体力が多いポケモンを相手にした際でも、こだわりハチマキなどダメージを増加させる効果が2回分かかるため、1ターンのうちに倒すこともできます。
1回目と2回目で違うワザを使うこともできるということも覚えておいたほうが良いです。
•三神チャーレム
古代能力「Ω連打」を持ったチャーレム(XY5 036/070など)に、ダメージを増加させるカードを組み合わせるデッキです。三神のオルタージェネシスGXや、ディアンシー◇、ちからのハチマキ、ストロングエネルギーなど多彩な手段でダメージを上げ、ひかるセレビィや記憶のほこらを使ってアサナン(SM10a 020/054)のきあいずつきを撃ちます。
非GX相手には110ダメージ×2回、GX相手には140ダメージ×2回で、ラボネクやタッグチームのデッキ相手に強く出ることができます。
•ゾロアークラッタ
ゾロアークGXとラッタ(BW6 047/059)を組み合わせたデッキです。ゾロアークGXの特性とりひきで手札を増やし、相手に合わせて毎ターン最適な行動をとることができるデッキです。
非GXや体力の多くないGXはゾロアークGXが倒し、タッグチームはラッタのワザ「いかりのまえば」でHPを10にしつつ「どくさいみん光線」を使うことできぜつさせます。
ほとんどのポケモンを倒せる代わりに必要なカードが多いラッタと、簡単に手札を増やして選択肢を広げられる代わりにタッグチームを倒しにくいゾロアークGXが、互いに補い合う形になっています。
•アイアントLO
アイアント(BW2 054/066)を用いて LO(ライブラリアウトの略。相手の山札を0枚にして勝つ戦法やデッキを指す)を狙うデッキです。いのちのしずくを始めとした、相手がサイドを取りづらくなるような妨害系のカードを組み合わせることで山札を0枚まで削るためのターン数を稼ぎます。スイレンのつりざおの登場により、簡単にいのちのしずくを使い回せるようになりました。
・ショックロック
海外発のデッキタイプです。ライチュウ(SM3N 014/051など)の特性エボルショックでワザを、ムーランド(BW6 053/059)の特性ばんけんでサポートを使えなくさせることで相手に何もさせずLOを狙います。速度重視のアイアントと異なり、こちらは確実性に重きを置いています。グッズは使えるのでポケモンいれかえなどでロック解除可能ですが、エクストラレギュレーションでは場に残るかるいしが強く、マヒを解除できるカードはグズマのみというデッキも少なくありません。対策していないデッキだと一方的にハメられて敗北します。
•よるのこうしん
バチュル(XY4 026/088など)、バケッチャ(XY4 043/088など)、ランプラー(XY4 041/088など)がもつワザ、「よるのこうしん」と、この3種類を軸に組まれたデッキを指します。ロストマーチのトラッシュ版、と言っても差し支えないかと思います。
略して「こうしん」、「よるこう」、「よるのこ」と呼ばれることも。余談ですがこの略称はかなり派閥が別れます。
シェイミEX、バトルコンプレッサーなどを用いることで、1ターン目から非GXのポケモンがGXポケモンを一撃で倒すような大ダメージを出すことができます。
GXのデッキ相手にサイドレースで有利になる点、山札が圧縮されるので終盤のNで止まりにくい点などの強みがあり、全盛期から現在まで熱狂的なファンがいるデッキです。しかしながら、最近はラボネク等他の非GX中心のデッキに対して、シェイミEX等展開用に出したポケモンGX・EXを倒されることによりサイドレースで不利になりやすく、減少傾向にあります。
◎環境読み
前回のCL東京後、エクストラレギュレーションには新たに多くのカードが禁止カードに設定されました。この禁止改定により起こる環境の変化について、特に大きなものは次の2つであると考えました。
・ハンデス系カードの禁止→ハンデスの根絶
・マチスの作戦の禁止→ゾロアーク系の弱体化
これに伴い、シティリーグで対戦する可能性が高いデッキとして、
・ラボネク系統(ダスト型が主流)
・アイアントLO
・レシゼク
・サナニンフ
・ゲコゾロ
・三神+何か(チャーレム、ラボネク等)
等が挙がりました。並んでいるデッキを見ると、タッグチーム軸のデッキか、非GX軸のデッキが環境の大半であることが分かります。
僕の普段練習しているグループ内では、この両方に勝てることをテーマに新たなデッキ探しが始まりました。
以下は有料記事になります。
前述のとおり、デッキレシピやカード解説、プレイングの詳細、どのような経緯を経てこのデッキが生まれたかについて書いておりますので、具体的な内容について知りたい方にはご購入いただけると幸いです。
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