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【2024 S1シティ古代未来後】ロストギラティナ練習帳【予選全勝Best4】


自己紹介

初めまして。関東で活動しているポケカプレイヤーのみーと申します。
20代半ばで普通の社会人をやっています。
ここ三年くらいポケモンカードにハマっており仕事以外の時間を最も注いでる趣味と言えると思います。

主な実績は、2023CL横浜にて裏工作パルキアで9-5,シティリーグでBest8を3回。
まだまだ若輩者ですが日々熱量を持ってポケモンカードをしています!

今回、シティリーグシーズン1にてロストギラティナを使用しBest4という結果でした。


約一ヶ月ほどロストギラティナを集中的に練習して、そこで得たものをこちらのnoteに記したいと思います。無料部分にはデッキ選択理由とデッキレシピ解説を、有料部分には各対面の立ち回りと気をつけている点と当日のマッチアップと練習方法について書いています。有料部分はかなりの分量にしております。

180円でポケカのパック1パック分の値段にいたしました。
有料部分も合わせると文字数は1万7千字のボリュームです。
これからロストギラティナを上手くなりたい方におすすめいたします。

デッキ選択について

まず現環境については以下のように考えていました。
Tier1 サーナイト、ロストギラティナ 
Tier2 リザードン、パオジアン、ミライドン
Tier3 ミュウVmax、トドロクツキ、サーフゴー、ロストバレット

現環境で最も強いと考えていたのはサーナイトexデッキでした。
ミラージュステップによる盤面作りの手堅さ、毎ターンのドロー数の多さ、非ルールで高火力をだし1-2交換できる。
殴り出しが遅く捲っていくタイプなので手札干渉のナンジャモが特に強く使えるところが魅力だと感じていました。
古代未来後、サケブシッポやフトゥー博士のシナリオやカウンターキャッチャーがデッキに採用されるようになり取れる戦術が広がりよりパワーを増したと考えております。

ではなぜサーナイトで出なかったのかという話になるのですが、
時間切れ両者敗北をしたくなかった、時間切れしないようにプレイを早めようという意識が先行してプレイミスをしやすい、ミラーが難しいこの3点が大きな要因として挙げられます。

そこで候補として次に挙がったのがロストギラティナです。
古代未来環境でカウンターキャッチャーが再録され、雪道+ツツジのムーブにカウンターキャッチャーが入り相手のアタッカーを呼び出しサイドを捲ることやシステムポケモンを倒し相手を止めることや逃げにくいポケモンを呼び出し、縛ることでヤミラミのロストマインでじわじわと相手に迫るなど幅広い戦術が取れるようになり、デッキパワーがさらに増した最強格のデッキだと考えました。

前回の2023年S4のシティリーグでも実はロストギラティナを使用しており、(2-2 0ptでしたが…。)基本的な回し方は理解しておりました。なので今回はひたすらに現環境に存在する環境デッキに対する立ち回りを練習し続けました。

ではまず今回使用したリストが以下になります。

デッキレシピ


デッキコード[axx4Dc-CpyvLI-88xxx8]

以下デッキ解説

デッキ解説

ポケモン枠


ギラティナライン 4-3
ギラティナvは4枚入れたい派です。
理由としては、不利対面のミュウVmaxに少しでも勝ちやすくしたいこと、(ミュウVmax対面の立ち回りについては有料部分にて)現環境には後攻1ターン目にアビスシークから入る対面も多いため序盤に展開しやすい4枚が良いと考えています。

メタモン(へんしんスタート) 1
実質キュワワー、ギラティナVの5枚目のカードになります。
バトルVIPパスの4枚目の枠をこちらのカードに変更しました。
スタートポケモンの事故率を下げられるし、初手種ポケモンなしで相手にマリガンを与える確率も下げられるし、ネストボールやバトルVIPパスを使用し場に出す場合も山札からメタモンと変身後のカード(大抵キュワワーかギラティナ)2枚を引っこ抜けるので、アクロマの実験など手札に来てほしいカードがくる確率を少しでも上げられるカードだと思い採用しました。
ジェットエネルギーでメタモンがバトル場に飛び出してから変身するとジェットエネルギーもトラッシュされてしまい悲しいので注意です。

キュワワー 4 
説明不要だと思うので省きます。

ウッウ 1 
捲り型重視なら1枚で後手1からアグロしていくプレイスタイルなら2枚採用すると考えています。
今回は捲り型にしているため1枚採用としています。
多くの対面で1回は使いたいカードなのでサイド落ちすると少し悲しいですが、途中で回収できたりプレイングでなんとかなります。

ヤミラミ 2
ウッウの理由と被ります。捲り型なら2枚、アグロ型にするなら1枚のカードだと思います。
相手のサイド残り3になってからうつ雪ツツジカウンターキャッチャーバトル場を縛って使うロストマインが一番好きなので用意しやすくなるので個人的にはずっと2枚採用です。

かがやくゲッコウガ 1
正直あまりかくしふだを宣言しません。
手裏剣もほとんど打ちません。
でもいるだけで相手にマナフィを強要させる圧をかけられるし、マナフィを相手が下振れて出せなかった時に手裏剣で楽に2枚取れるとその後有利に試合を進められます。
また手札なんもない(絶望)からかくしふだの2ドローでアクロマを連れてきてくれたり時々救ってくれます。
またエネが手札に詰まってミラージュゲート打てない時にかくしふだ+前のキュワワーの逃げエネを釣竿で戻してゲートを打ったりできるのはちょっと偉いです。
このカードと水エネルギー3枚はロストギラティナのデッキの戦術のバリエーションを担保する上で必須だと考えています。

グッズ枠


バトルVIPパス 3
4枚目がメタモンに変身したため3枚です。

ネストボール 3
可能ならば4枚採用したいカードですが、今回はギラティナV4枚目を優先したためネストボールが3枚になりました。

ミラージュゲート 4 
説明不要なので省きます。

あなぬけのひも 2
時々ひもの入っていないロストギラティナのレシピも見ますが、私は採用したい派です。
サナにミラージュステップを言われた返しに使えば裏のリファインキルリアから倒して行けたりあると通常の入れ替え札より少し強い動きができます。
ギラティナVstarが逃げられる唯一の入れ替え札(ジェットエネルギーも逃げられるが手張り権使うので)になるのでギラティナVstarが縛られるゲームになりそうな対面では1枚温存しておきたいカードです。

いれかえカート 2
テツノブジンを使用したデッキは私の出場したシティリーグの1週間前から増えておりポケモンいれかえから変更したカードになります。
他にもロスト対面でギラティナVがアビスシークを行った後、相手のウッウにおとぼけスピットされて110ダメージ受けてもカートで回復して2パン圏内から外せたり器用に使っていけるカードだと思います。

すごい釣竿 2 
使い回したいエネルギー、ポケモンを山札に戻せるため2枚採用。

カウンターキャッチャー 2
このカードが強すぎて、今回のシティリーグはギラティナを使うことに決めていたので初めから2枚で試していました。
雪ツツジカウンターキャッチャーのルートを各対面で多用するので2枚必須だったと考えています。
もはや強すぎて3枚欲しいのですが、ツツジのタイミングで使うのが最も強いので試合で使用するのは1回、多くても2回だったので2枚採用が丸いと思います。

サポート枠


アクロマの実験 4 
説明不要なので省きます。

ツツジ 2
今回のデッキのやりたいことが雪ツツジカウンターキャッチャーなので2枚採用。他のロストデッキよりこのカードを無理なく2枚目まで採用できるのがこのデッキのいいところの一つだと感じています。
一試合で2回宣言することもあるのでロストに1枚目を送ってもいいか毎回考える必要があります。

ナンジャモ 1
ミラーで1枚使うので採用しています。(詳しくは有料部分にて)
またツツジと違い序盤から使えるので序盤の手札が詰まっている時に使用することで、手札をリセットし立て直していけることや、不意に使うナンジャモに雪を添えると不意に相手がガン止まりすることもあるので日々徳を積み祈りましょう。

ボスの指令 2
カウンターキャッチャーが2枚採用しているので1枚でもいいかなぁとは感じていました。
しかし、もしも最後にボスかカウンターキャッチャーで勝ちという展開になった時にどちらも引けなかったら悔しいので妥協しないことにしました。
ボスの指令を1枚ロストに送ることになってしまっても裏呼び手段をサポ権で担保できるので2枚でよかったと思っています。
カウンターキャッチャーはサイド負けてないと使えないですし。

スタジアム枠


急にあまりにもでかい雪道の画像すみません

頂きへの雪道 4
マナフィを抜いて雪道の4枚目にしています。
4枚採用することで初手から雪道を置いて相手を止める動きがしやすくなったり、デッキコンセプトの雪ツツジかウンターキャッチャーが決めやすくなりました。
初手に雪道を貼る行為は、初手にルール持ちポケモンを使ってデッキを回す環境デッキ(ミライドンタンデムユニット、トドロクツキのゲッコウガ、イキリンコ、ネオラント、エヴォリザのネオラント、パオジアンのゲッコウガ、パオジアンetc)が多い現環境で非常に良く刺さりました。
今回参加したシティリーグの対戦でも最も活躍したカードだと感じています。

エネルギー枠


ジェットエネルギー 3
正直4枚あった方が、序盤アビスシーク言いやすいし強いとは思っているのですが、今回はメタモンを入れて初手事故率を下げたかったり、雪ツツジカウンターキャッチャーを使いやすいようにそっちのカードが厚めに入っていたため3枚採用となりました。
3枚なので初手にきてくれて、ギラティナVやキュワワーがジェットエネルギーでバトル場へ飛び出していく姿には感動しました(ありがとう)

基本エネルギー
超4ー草3ー水3
ギラティナとヤミラミ両方で技を使う時に使う超エネルギーが4枚。
草エネルギーはギラティナしか使わないので3枚、水エネルギーはかがやくゲッコウガしか使わないので3枚です。
山の確認ではエネルギーの枚数をまず確認し、常に山に何色のエネルギーが何枚くらい存在しているか把握できるととてもスムーズに対戦を進めていけます。

不採用カード

マナフィ
シティ2週間前に一度抜き、パオジアンに負けまくったためまたリストに帰ってきて、1週間前に友人に諭されまたリストから抜けたカードです。
盤面の作り方と手裏剣打たれそうな盤面にするときは手札干渉を挟むなどプレイングでケアすれば手裏剣は怖くありません。
他に採用したいカードがあれば抜いてもいいと考えています。

ポケモン入れ替え
カウンターキャッチャーのおかげでエネの少ないギラティナVstarがバトル場に縛られることが増えたのでカートよりも採用したい派なのですが、ブジンエンテイやロストギラティナが増えていたため、いれかえカートを採用しているため今回は泣く泣く不採用となりました。
ポケモン入れ替え1ー入れ替えカート1みたいな採用方法は使いたいとき使えなくなるので個人的にはしないです。


各対面の立ち回りについて

では続いてこのレシピを使用した場合の各対面の立ち回りなどの解説をしていきます。

がその前に、まず全対面に言えることなのですが、山確認のやり方です。

山確認について


山確認はエネルギー>ポケモン>釣り竿>ミラージュゲート>ボス、ツツジ、カウンターキャッチャー、雪道など各対面で使いたいカード の順で見るようにしています。
山確認の練習は一人でもできるのでよく一人で練習するときにやっています。


重要カードも時々ロストに送るしかない

このあとの各対面の立ち回りでロストに送りたくないものを書いてありますが、どうしても送らないといけない場合もあります。
(例えば、アクロマとヤミラミが最初の花選びできた場合はヤミラミを多用するプランを取りたいと思っていても、まずロストをためながら盤面を作る方が重要なのでヤミラミをロストに送ったりしますよね。そういうことが常に起こりうるので柔軟にプランを変更することも必要です。)
各対面の基本方針だけ頭に入れておいてあとは練習あるのみ。
その時のロストに送らないといけないカードによってアドリブでいろんなプランをとってみる練習をするのがいいと思っています。

では前置きが長くなりましたが、各対面についてです。

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