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【CL福岡使用】三神ザシアン 構築解説


アキノヒトです
久しぶりにnoteを更新します

11/3(水)に行われたチャンピオンズリーグ福岡2022に参加してきたのでそれについての記事です

今回私はアルセウス&ディアルガ&パルキアGXのデッキを使用しました(以下三神)
レシピはよく相談するさっつんからもらい、それを自分なりに採用理由なども考え組み変えたものです

自分の結果は4-3と奮わなかったのですが、同じくさっつんレシピを使用したもぐもぐ(タカタカイセイ選手)がなんと優勝しました

スタートは同じで尚且つ自分のアドバイスも組み込まれたデッキになっていたので彼の優勝は自分としてもかなり嬉しいものでした


ということで今回は自分の使用した三神を紹介しようと思います
優勝したもぐもぐのレシピや解説と比べて貰えるとまた面白いかなと思います

優勝記事はこちら

デッキレシピ


さっつん提供元構築

アキノヒト使用構築

ユイ使用構築(公式生放送4回戦目配信卓)


もぐもぐ優勝構築


構築について

まず三神というデッキの基本の流れとして 

1ターン目 三神手張り
2ターン目 オルタージェネシス
3ターン目 サイド取得(2〜3)
4ターン目 サイド取得(2〜3)orサイド(4)2パン用意
5ターン目 サイド取得(2、4)

このようになります
この基本プランを実現させるためには1ターン目が非常に重要ですのでそこを重視して構築を見直しました


エネルギーの枚数

後攻時はサポートも使用できるため基本的には手張りが可能です
重要なのは先攻時
サポートが使えないため基本的には最初の手札にエネルギーがあることが望ましいです
トキワの森、水、鋼、オーロラの合計枚数とそれぞれの初手に1枚以上ある確率はこちら


      [9試合中][先攻時]
9枚  70.7%   2.64試合 1.34試合
10枚 74.8%  2.27試合 1.14試合
11枚 78.4%  1.94試合 0.97試合
12枚 81.6%  1.66試合 0.83試合
13枚 84.3%  1.41試合 0.71試合

(計算が間違っている場合はごめんなさい)

8-1しか許されないCL(オポなので厳密にいうと許されてない)
なので、エネが貼れない=負けに繋がるのは1試合に収めたい
ということで1回未満に収まる11枚が自分の中での折り合いをつけれる枚数になりました

*構築時の確率はあくまで目安であり自分が納得するための材料でしかありません
100%が理想ですがそれは不可能なのでどこかで折り合いをつけるのが大切です


ボール等の枚数

三神にエネルギーをつけるのが1番大切ということで三神を初ターンに持ってくるということもエネルギーと同様に大切です
ということで三神を呼ぶボール等の枚数も考えてみます
これも先程の考えで行くとエネルギーと同様11枚が自分の納得できる枚数と感じました

元レシピには三神の現物も含めて9枚採用されていましたがこれでは不十分というのが自分の考えです

この考えが優勝レシピとの違いを生むこととなります

現在の枚数から2枚ほど三神を呼べるカードを入れるのが自分の中で三神を使う上で必要な点でした

以上の点を踏まえながらそれぞれのポケモンの採用理由に移ろうと思います

採用理由


アタッカー

三神 2枚
初動から中盤のメイン
枚数は最大使用枚数の2枚
内訳は
オルタージェネシスにつかうための1枚
あなぬけのひも、フィオネのケア
hp280が必要な場合のアタッカーとして1枚
これ以上はどの対面でも使わない
多くの対戦は1枚で十分なためサイド落ちケアは必要ない

ザシアンV 2枚
序盤のサポート、後半のアタッカー
白馬対面ではこのカードで有利不利が変わるため採用
枚数は最大使用枚数の2枚
盤面に置くと強いため1枚は確定
白馬やV主体のデッキに対しては2枚目を使う可能性があるので合計2枚

ガラルファイヤーV 2枚
メインアタッカー
枚数は最大使用枚数の2枚
オルターを打つまでに手張りなしで最大2エネ溜まるため三神との相性○
黒馬、ミュウ戦においては3枚目が必要な場合があるがそれについては今回採用したキバナによりプレイングで対応可能


ザマゼンタV 1枚
VMAXに対するメタとして1枚採用
基本的には使用しないがVMAXデッキは最速4ターンで終わらせることが不可能(VMAXの弱点をつければ可能)
最速4ターンで終わらせることができない且つこちらのVポケモンをワンパンしてくると後攻時は捲ることが不可能になるケースがあるため採用

*ザマゼンタはかなり直前で採用したためアキノヒトのみ採用

サポートポケモン

デデンネGX 2枚
サポート権を使わないドローがこのデッキには必須なので採用
序盤に手張りができない場合に使用したいので1枚は確定
サイド落ちケア且つ2枚目も使用する可能性は高いため2枚目も採用

3枚目はベンチスペースの関係上置くスペースはない可能性が高い、クロバットの採用もあるため必要性は低め

クロバットV 1枚
デデンネと基本採用理由は同じ
2枚目の採用はデデンネの採用があるため必要性は低め

ワタシラガV 1枚
必要サポート+1枚になるため採用
ベンチスペースの関係上1枚採用

オドリドリGX 1枚
相手がこちら側のアタッカーを倒す必要がある場面がこのデッキは多いと思ったので採用
アタッカーは基本ワンパンされる環境ではあるので最強サポートでした

マーシャドー 1枚
雪道、うねりを割るために採用
環境に雪道4枚採用は少ないので捲られるのを防ぐために1枚使えれば十分のため1枚


サポート

博士の研究 4枚
特定のカードをトラッシュに送りたくないといった展開になるデッキは比較的少ないので最大枚数

ボスの指令 4枚
三神を使う上でのメインコンセプトのため最大枚数

キバナ 2枚
今回の三神のポイント
現在の三神は毎ターンアタッカーが倒される展開になりがちなので少ないターンでアタッカーの用意が求められる
相手側の立ち回りとしてエネのついたガラルファイヤーを倒してくるのが正解なケースが多く、そのプレイをされるとそもそも殴れない、殴れるけど遠回りをさせられるパターンが多くありました

エネがついてない状態から技を打つことがほぼ不可能なので、それを解決するカードを探したところこのカードが適切だと判断しました
サーチ効果も強くリセットスタンプやタフネスマント等、捲るために必要パーツを確保できるのも強いポイントです

採用枚数は迷いましたがゲームでの最大使用枚数が2枚なので妥協なしの2枚にしました

グズマ&ハラ 1枚
オルタージェネシスを撃つために必要なパーツになるため採用
オルタージェネシスはゲーム中1回しか撃たないため1枚採用

マオ&スイレン 1枚
対中打点デッキにおいて1ターンを作ることができるため採用
環境的にマオ&スイレンでは回復量が足りないケースが多いため不採用も検討したがクイックシューター込みのゲームプランや、一部の苦手相手のゲームプランを崩すことができる点があまりに強力なため最後まで採用されましたふ
ゲーム中1回有効に使うことができればいいので1枚採用
その他の理由としてフリージオのグッズロックにも有効です

ナツメ&ハチク 1枚
タッグコールからオルタージェネシスまで繋がりやすくするためのカード
追加効果を使わなくても強い、追加効果を使うことで盤面の完成が圧倒的に進むため非常に強力なカードでした
ゲーム中1度使えれば十分なため1枚採用

スタジアム エネルギー

トキワの森 3枚
環境では雪道の2枚採用が多いためそれを先にこちらがスタジアムを貼った場合でも返せる枚数が必要
雪道4枚採用の場合でも先に貼らなければマーシャドーと合わせて対応可能
ということで3枚に落ち着きました

水エネルギー 1枚
オルタージェネシスを宣言するために必要なのは1枚のため1枚採用
サイド落ちの確率を考慮しても今回の8-1を目指すには十分だと判断
オーロラエネルギーを使うこともあるので十分な枚数だったと思います

オーロラエネルギー 2枚
オルタージェネシスを宣言するために必要
グズマ&ハラを使用する際必ず持ってきたい点、水エネルギーとの枚数の兼ね合いから1枚では不十分だと判断し2枚採用
悪エネルギーをトラッシュに送りながら手張りできるのもこのデッキにおいては強い動きでした

鋼エネルギー 5枚
初めに述べた必要なエネルギーの枚数は11枚という話から逆算し5枚採用
ザシアンの方がガラルファイヤーよりも必要な指定エネルギーが多いため気持ち多めにしないといけないところも噛み合ったので5枚で落ち着きました

悪エネルギー 4枚
ガラルファイヤーが必要な悪エネが2枚×2採用なので4枚で十分と判断
実際には特性のターン1制限もあるので理論上は3枚でも可能だがサイド落ちした場合に別のポケモンにつけることが許されなくなるので4枚採用


グッズ

クイックボール 4枚
メインカードなので文句なしの4枚
むしろ4枚では足りない


タッグコール2枚 プレシャスボール3枚
この枚数の兼ね合いが1番悩みました
合計5枚というのは最初に述べた枚数から既に決まっていました
あとはどちらがより重要かですがプレシャスの方が先攻時に強い動きをできるのでプレシャスを3枚にしました

メタルソーサー 2枚
使用パターンは主にザシアン(ザマゼンタ)の起動
キバナと合わせるのがメインの使用方法になるためキバナと同じ2枚採用

多く採用することで上振れ時の強さが上がりますが、それにはエネルギー付け替えを増やす必要が出てくるのと今回目指していたのは安定感だったので採用枚数は控えめになりました

リセットスタンプ 2枚
終盤ゲームを捲るためのカード
サイドの動きは3-2-2、2-2-2になるので比較的リセットスタンプを強く使えるデッキです
後攻から捲る手段をこのカードに頼ってるところがあるのでサイド落ち、序盤トラッシュケアの2枚採用

あなぬけのひも 2枚
入れ替え手段兼実質ボスになり得るカード
2ターン目までに触れれば十分ということで入れ替え系統は4枚採用が最低ライン
風船の兼ね合いから2枚採用に落ち着きました

必要枚数の計算
必要枚数=60(デッキの枚数)×必要枚数/{7(初手)+経過ターン+ドロー}
(今回は2ターン目に博士の研究を使った場合で計算してます)


風船 2枚
主に三神を2ターン目にバトル場に出すために必要
グズマ&ハラでサーチできるため三神と相性がいい入れ替えカード
このカードが山にあるかどうかでグズマ&ハラの価値が変わるのでサイド落ち等の妥協を許さない2枚採用

タフネスマント 1枚
使用枚数は使用頻度から1枚
Vアタッカーの耐久をあげることで勝率が変わるマッチがあるため採用

使用例
ザシアンV
⚪︎白馬のダイランスを20耐え(クイックシューター要求)
⚪︎スイクン対面ベンチフル展開可能

ガラルファイヤーV
⚪︎オーラバーン使用後クワガノンのエレキブラスターを40耐え(クイックシューター2回要求)
⚪︎スイクン対面ベンチフル展開可能

クロバットV
⚪︎クワガノンのエレキブラスター30耐え(クイックシューター2回要求)


ツールジャマー 1枚
採用枚数は使用頻度から1枚
スイクン等のタフネスマント、風船などの無効化など相手のプランを妨害、ハードルをあげることができる点が採用理由
ツールスクラッパーとの比較ですがツールジャマージャマーは使い切りではないためプレイの幅が広くなる、グズマ&ハラでサーチ可能な点がツールスクラッパーに勝るポイントでした


不採用カード

ポケモン

ガラルサンダーV
後攻のゲンガー、ムゲンダイナに対して強く出るためのカード
必要場面が圧倒的に少ない点とザマゼンタの採用によりカバーできるようになって採用理由がなくなりました

スイクンV
具体的に必要な対面がないと個人的には感じたため不採用
特性は強く、技の必要エネルギーが少ないのは魅力的だがダメージが相手依存なため見せると弱い
後述するエネルギー付け替えの不採用によりスイクンの不採用は決定的になりました

クチートGX
スイクンと同様の理由+HP170が弱すぎるため不採用

ミュウ(ベンチバリア)
連撃ウーラオス、クワガノンへのメタカード
しかし連撃ウーラオスにはこのカードがあっても不利なのと後述するマオ&スイレンとプレイングで対応可能
クワガノンもプレイングである程度はなんとかなるため今回は不採用
ミュウを採用するとクワガノンは有利になるので環境次第では採用する価値あり

サポート

マリィ
デッキの進むスピードが遅くなる点、博士の方がデッキの安定に繋がるため不採用
博士の研究4枚+αとしては強いとは思うがデッキスペースはあまりなくゲーム中に撃つサポートの枚数的にも過剰だと判断
序盤に相手のデッキのハードルを上げる点としては優秀なので1〜2枚の採用は検討価値あり

スタジアム

混沌のうねり
頂への雪道に強くなる一方、自分の動きが弱くなるのが目立ったため不採用
序盤の安定が担保されていれば採用の価値は有り

頂への雪道
捲る場面でリセットスタンプが刺さらない、主にフュージョンデッキへのメタカード
元レシピに採用されていたが優先順位はトキワの森の森が上だと感じたため不採用
混沌のうねりと同様、現在の枚数が入った上での採用の価値はあり

グッズ

エネルギー付け替え
デッキからプレシャスボールを加える時どこが1番デッキに不要なカードか考えた結果このカードの枠を割くことになりました
具体的な使用用途は、
後攻1ターン目オルタージェネシス
アルティメットレイ後のつけかえ
の2つかなと思います

まずそもそもアタッカーのエネルギーの色が違うため付け替えを使う機会があまりない
後攻1ターン目のオルタージェネシスを狙うにはメタルソーサーの枚数が不十分であり枚数が入っていたとしても成功率は低い
加えて今回採用したキバナでエネルギーの供給ができるためエネルギーを付け替える必要が殆どなくなりました
キバナをほぼメインプランで使う構築にしている関係上エネルギーつけかえはノイズになり得るのでこの枠をプレシャスボールに変えました

ただ、三神2体目の起動には現状の構築では不十分な場合があるので1枚なら採用する価値があったと思います

ツールスクラッパー
ツールジャマーの採用理由で述べた通り使い切りな点が自分の中ではマイナス評価でした
ミラーやスイクンVの対面でタフネスマントの維持をしつつ相手のタフネスマントを落としながらアタッカーを倒せる点は優秀でしたが、そこは後からツールジャマーのついてるポケモンを利用してサイドを取ることも可能なのでやはりプレイの幅はツールジャマーにあると感じました

ポケモン入れ替え
ポケモン入れ替えで拾える勝ちよりもあなぬけのひもで拾える勝ちの方が多いため不採用

おおきなおまもり
環境的に全てのポケモン+30よりもVポケモン(アタッカー)の+50の方が勝率に影響するため不採用
枠に余裕があれば採用の価値はあり

うねりの扇
刺さる相手が限定的
ミュウVMAX等のウィークガードは2枚目を張ることで対応されることを考えると複数採用を検討しないといけないので現実的ではなかったです
別アプローチで勝ちを狙う方が現実的だと思いました

総評

三神ザシアンファイヤーは大きく不利を取ることのないオールラウンダー的なデッキだったなと思います
デッキの相性差が出てしまう現在の環境においてこういうタイプのデッキは少ないので相性差をすごく気にする自分にとってはとても良い選択肢だったと思います
勧めてくれたさっつんに感謝

プレイングについてはおそらくもぐもぐが詳しく書くと思うのでぜひそちらを読んでもらえればと思います

有料ですがその分価値はあるかなと思います

もぐもぐ優勝おめでとう

ということで今回の記事を終わりにしようと思います
質問等有ればTwitterまでよろしくお願いします
ここまで読んで頂きありがとうございます

Twitter @a_gumipoke

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