ロシアの地名における“レーニン”

ボリス・ギーという人が、このような統計調査を行い、その結果を発表しています。

本人のウェブサイトから調査結果「Мы живем на улице Ленина」(2020.9.10)
https://borisgi.ru/lenin_2020/

調査結果を紹介するポータルStrelka Magのページ
https://strelkamag.com/ru/article/gde-v-rossii-net-ulicy-lenina

調査結果によると、次のことが分かったそうです。

・レーニンの名を冠した通りは、ガガーリンやプーシキンのそれよりも多いこと
・プロスペクト(大通り)と広場のそれぞれ8%がレーニンの名を冠していること
・文化遺産として国に登録されている個人の銅像のうち、約半数がレーニンの像ということ
・都市の約80%に「レーニン通り」が、約83%に「レーニン像」があること
・都市・地域により「レーニン度」(像や通りがあるか)には差異が見られ、特にチェチェンなどはレーニンの影がかなり薄いこと

調査を行ったギーさんは、「レーニンはどこにでもいる(Ленин есть везде.)」と結論を述べています。

その他、インフォグラフィックによって、ロシア全土の「レーニン度」の濃淡もわかるようになっており、視覚的にもとても楽しめる調査結果になっています。

お読みいただき、ありがとうございました。noteでは、サポート機能を通じて投げ銭をすることができます。資本主義に対する考えはいったん置くとして、活動への共謀・連帯のしぐさとして、サポート機能をぜひご活用ください。