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#王子小説
【おはなし】鏡の中のPrince #02
前回のおはなし
予定より早く 「次」はやってきた
急に決まった同窓会
会の前にアオイ君のセットの予約を取り付ける
『いらっしゃいませ』
今日の笑顔も最高
『あ、おめかしして…凄く素敵だね』
同窓会だから、若作りでパステルピンクのワンピースを選んだ
でもアオイ君が頭の先からつま先まで「素敵」なんて言いながら眺めるもんだから、逃げるように鏡の前に座る
『何か希望ある?』
「……んー……アオイ
【おはなし】鏡の中のPrince #03
『ウサギさん!』
「え?……アオイ君?……」
こちらを振り返る彼女の姿に、ドキンっと胸が振動するのが分かった…
「アオイ君…なんでここに?」
『友達と飲んでてさ 今帰り』
「そうなんだ 偶然だね」
『隣座ってもいい?』
「うん。どうぞ」
『同窓会どうだった?』
「ふふっ……ヘアスタイルも凄く好評でさ…たくさんほめられちゃった ありがとアオイ君」
『そっか…良かった ほんとによく似合ってるもんな…』