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徳島ヴォルティスの出会わなかった同級生たち ~前編~

はじめに

徳島ヴォルティスには毎年多くの選手がやってきては去っていきます。

特に近年は育てて売る方針を掲げた影響で、活躍した選手がJ1クラブに引き抜かれ、また有望な選手がやって来るという入れ替わりの激しさを如実に感じる人も多いでしょう。

クラブと選手はめぐり合わせのようなもので、若いころに徳島へやってくる選手もいれば、ベテランになってから徳島へやって来る選手もいます。

この記事では、徳島ヴォルティスに歴代所属した選手を年齢別にまとめていきます。
尚、全年齢やるのは時間がかかりすぎるため、2022シーズン開幕前現在徳島ヴォルティスに所属している選手の同級生という基準で、リオ五輪世代以上をやっていきたいと思います。
(東京五輪以下はここ数年の選手しかいないので、また7,8年後とかにやったら楽しそうだね!)

今回は前編ということで、1985年~1988年世代編ですどうぞ。

1985年(石井秀典世代)

1985年4月2日~1986年4月1日に生まれの選手は全部で11人。
ちなみにセルヒオ・ラモス、モドリッチ、青山敏弘などが同級生である。

2005年が20歳~2022年が37歳

1985世代が最初に加入したのは2006年で21歳の年。
ウェズレイの弟ジョルジーニョや、現在アカデミーに親戚の瑠聖くんがいる尾上勇也など。
2007年には後に日本代表にも選ばれる丹羽大輝が22歳で加入。
2008年には大卒ルーキーとして加入し活躍した菅原康太。
2011年には美濃部体制の中心選手だった26歳の島村毅。
2013年28歳の年には、初のJ1で序盤戦の守護神だった松井謙弥やチーム得点王の高崎寛之。
この二人が去った後30歳の年で石井秀典がやって来ることになる。

Jリーグ参入2年目から現在まで毎年1985世代は徳島ヴォルティスに所属し続けているというのは驚きであった。

すでに引退している選手も多く、この年でもなお成長を続けるチャンさんが如何に凄いかがお解りいただけただろうか?


1986年(佐藤晃大世代)

1986年4月2日~1987年4月1日に生まれの選手は全部で11人。
ちなみにジェラール・ピケ、長友佑都、本田圭佑などが同級生である。

2005年が19歳~2022年が36歳

1986世代が最初に加入したのは2006年夏。
弾丸FKでお馴染み守備的マルチロールのアンドレが20歳で徳島にやって来る。
2009年には佐藤晃大が大卒ルーキーとして加入。
翌年には現在の徳島ヴォルティス歴代得点王の津田知宏が24歳で加入。
那須川将大は佐藤がガンバ大阪へ移籍していた3年間だけ所属していたことがわかる。
2018年にはシシーニョや狩野健太、大屋翼が32歳で加入。

佐藤晃大が大学から徳島へ加入した時を同じくして、シシーニョはバジャドリードへ完全移籍をしている。
そんな二人が徳島で共にサッカーをするのだから巡り合わせというのは面白い。


1987年(藤田征也世代)

1987年4月2日~1988年4月1日に生まれの選手は全部で14人。
ちなみにメッシ、ベンゼマ、槙野智章などが同級生である。


2005年が18歳~2022年が35歳

1987世代が最初に加入したのは2006年。
キムサンウが高卒ルーキーとして徳島に加入した。
2008年には柏レイソルからドゥンビアが21歳の年にローンで加入。
在籍中コートジボワール代表に選出され、徳島ヴォルティス所属の選手で初のA代表選出&出場を果たした。
そんなドゥンビアは半年で7ゴールを奪い、夏にヨーロッパへ旅立っていった。
2009年22歳の年には現在俳優でレジェンドアンバサダーの青山隼、守備の要として活躍したペスンジンが加入。
2010年にはおっさんこと橋内優也。信じられないだろうが当時23歳だ。
2010年夏には外国籍選手のクラブ歴代最多得点者であるドウグラス(加入当時はドゥグラス)がやってきた。
そんなドウグラスは2022シーズンからドゥンビアの貸出元である柏レイソルへ移籍するのだから面白いものである。
2012年には青山とともに初のJ1昇格を最終ラインで支えた福元洋平が25歳で加入。
2015年には木村祐志と長谷川悠が28歳で徳島にやって来る。
そして2019年、32歳のシーズンに藤田征也がトライアウトから加入した。

2009年~2016年まではこの世代の選手が多く所属しており、徳島の一時代を支えた世代であることが解る。


1988年(長谷川徹世代)

1988年4月2日~1989年4月1日に生まれの選手は全部で15人。
ちなみにアグエロ、ブスケッツ、塩谷司などが同級生である。

2005年が17歳~2022年が34歳

最初の1988世代は、2008年20歳で加入した、四国ダービーでのゴラッソミドルが語り継がれる大西孝治。
2010年には平重龍一と、大卒ルーキーとしてオスンフンが加入。
23歳の2011年、長谷川徹が徳島へやって来る。ここから12年間徳島ヴォルティスの31番を背負い続けている。
2014年J1初年度の夏、レアンドロ・ドミンゲスの弟として鳴り物入りで加入したクレイトン・ドミンゲス当時26歳。
2016年、28歳で岩尾憲が徳島ヴォルティス加入。
翌年29歳で島屋八徳が加入。
2019年31歳でヨルディ・バイスが徳島へ。
2020年にはドゥシャンと瀬口拓弥が32歳で加入した。

長谷川、岩尾、島屋の88世代トリオはサポーター誰もが知るであろうところだが、あの大西孝治がこの世代だというのは知らなかった人も多いはずだ。

あのゴラッソミドルで大西が勝ち取った熱狂の意味を、この先も長谷川徹が語り継いでくれることだろう。


まとめ

前編はここまで。

後編では1992世代~1996世代編をお届けしたいと思います。

1990世代、1991世代、1994世代は現在徳島ヴォルティスに所属していないので、今回はスルーということになります。

後編はこちら下

~追伸~
徳島ヴォルティス記念日botというのもあるのでよろしくお願いします


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