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いつか、自分で夏フェスに

いつか、自分の運転する車で夏フェスに行きたい。

緊急事態宣言で自宅待機をしている中、ふとそう思った。

わたしは自他共に認める超ウルトラハイパーミラクルペーパードライバー。もはや怖すぎて自分でも運転する気にならないし、実家に帰省をした時も誰も助手席に乗ってくれないどころか、車を貸してはくれない。

現在付き合っている彼も同じく超ウルトラハイパーミラクルペーパードライバーなので、遠出はもちろん、運転出来ないと厳しい観光地に行くのもはばかられる。

今年は大きなイベントは軒並み中止。自宅待機中はひたすら好きなバンドの曲を聴いていた。ああ、彼らの音楽を生で聴きたい…!!

都内で行われるライブには年に2、3回足を運ぶが、沢山のアーティストが一堂に会するいわゆる「夏フェス」はもう何年も行っていなかった。

最後に行った夏フェスは2015年のROCK IN JAPAN。その時は電車を乗り継いで行った。免許がなかったから。

その後免許を取ったもののその良さを全く活かしきれていない自分が嫌だった。わたしより遅く免許を取った友達が、楽しそうに運転をしてお出かけをしている。取っただけ、行動できない自分が悔しかった。

おいわたし!!!わたしはな!!!コンビニでタバコを買うときの身分証明をする為にこの小さなカードを取得したんじゃない!!!!

小さな世界から抜け出すため、わたしは自分で車を運転して、どこか遠くへ行こうと決意した。

ずっと夢だった。大きなワゴン車に、恋人、友達、家族を乗せて、各々の好きなアーティストの曲を車内に流しながら、茨城県のひたち海浜公園に向かいたい。

帰りも「やっぱりあの曲はいいよね」「楽しかったね」「また来年も行こうね」なんて言いながら、観たアーティストや聴いた曲について語りながら、大きなワゴン車を走らせたい。

いきなり東京でレンタカーを借りて練習をするのは怖すぎるので、地元である関東のど田舎で、少しずつ運転練習を重ねていこうと思います。(このご時世が落ち着いて、帰省できるようになったらね!)


いつまで走っても対向車が来ないような田舎道で、わたしはとっても小さな、でも、とっても素敵な夢に向かって不慣れながらも車を走らせていくのです。



ちなみに完全に余談ですが、わたしが愛してやまないアーティスト、UVERworldの曲、『51%』の歌詞にこんなフレーズがあるのです。

「たまには私に運転させて」キーホルダーと鍵を指で鳴らす

これがずっとやってみたかった。

え?いやいや。これだけの為に運転できるようになりたいわけじゃないですからね!!!たぶん!!!



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