コピーライター養成講座を受けてみて
今年の3月から8月まで。
宣伝会議のコピーライター養成講座 基礎コースを受けていた。
自分にとって中々貴重な体験だったので、ここに残しておきたいと思う。
どうして受けようと思ったのか
私自身は広告とは全く関係のない仕事をしている。
そんな私がどうしてこの講座を受けようと思ったのか。
理由は単純で「面白そう」と思ったからだ。
会社の帰り道、駅に貼られたポスターを見た。
「コピーライター養成講座」
いつもは一瞬見て終わるだけのポスターがやけに気になった。
気になると調べずにはいられない。
期間は半年間。
毎週土曜日に一コマ2時間で2コマ、計4時間。合計40回の授業がある。
費用は税込で176,000円。
決して安くはないが、払えない金額でもなかった。
かと言って気軽に払えるものでもないので、「コピーライター養成講座」のキーワードで受講生の感想を調べまくった。
満足度がとても高い。
その熱量の高さに驚いた。
お世辞ではなく本当に心から感動したと思えるような感想がたくさんあった。
ますます興味が湧いて、無料体験講座に申し込んだ。
そこではキャッチコピーについて聞くだけでなく、実際にコピーを書いてみる時間があった。
楽しかった。
次の日には受講料を振り込んでいた。
「面白そう」には賞味期限があると私は思っている。
きっと今が一番の食べ頃なんだろうなと思った。
講座について
そんな訳で3月から講座を受け始めた。
受講は教室かzoomを使ったオンラインか。
事前アンケートで授業ごとに選べるようになっている。
私はオンラインでzoomデビューした。
自身が不安だったので触れておくが、オンラインは基本的にみんな、カメラはオフだった。
顔出しが嫌な方は安心していい。
肝心の講座の内容だが、ほぼ毎回、講師の方は違った。
1コマ目と2コマ目で違う方が教えてくれる場合がほとんどだった。
だからこそ、様々な話が聞けた。
どうして今の会社で働くことになったのか、今までの経験で得た広告を作る上で大切なこと、有名なCMの裏話などなど。
現役でバリバリ働いている方ばかりなので、話に説得力があり面白かった。
事例として挙げられる広告もどれも面白く勉強になった。
また、みなさん、プレゼン慣れしている方ばかりなので話が上手い。
2時間の授業と言うと長いと感じるかもしれないが、あっと言う間に終わった。
つまらないと思った授業はひとつもなかった。
調べた時に感じた熱量の高さの理由が分かった気がした。
講師の方はコピーライター養成講座の卒業生も多い。
自分と同じように学んでいた方が今は講師としてそこに立っていると思うと励みになった。
課題について
授業によっては課題が出された。
キャッチコピーを書くだけでなく、CM絵コンテやラジオCMを書くものもあった。
事前課題でそのことを学ぶ前なので、その意図やそれがどう言うものなのかよく分からずに取り組むことも多かった。
期間は基本的に2週間。
学校と違って出さなくても怒られないし、出席日数さえ足りていれば卒業は出来る。
言い方は悪いかもしれないが、サボろうと思えばいくらでもサボれる。
ただ、個人的には全力でやることをおすすめする。
出されたテーマについて今までこんなに考えたことはなかったと思うほど頭を悩ます時間は中々貴重なものだった。
授業ではそれぞれが出した課題が発表される。
全力で取り組んだからこそ、他の人が出した課題を見るのがまた楽しい。
こんなアプローチがあったのかと驚いたり、この言い方があったと反省したり。
自分が出したものと比べることが出来る面白さがあった。
講師の方の添削も丁寧かつ的確で、的確過ぎて落ち込むこともあったが大変勉強になった。
また、出された課題から毎回、優秀作が選ばれる。
コピーライター養成講座について調べていると「金の鉛筆」と言う言葉が必ず出てくる。
受講人数にもよるが、私の時は大体5人ほど選ばれて、金の鉛筆をもらっていた。
それをもらうことが目標になる。
ちなみに私は一本ももらうことが出来なかった……(苦笑)
まとめ
受講前と後でコピーライターに対する見方はガラリと変わった。
その仕事の幅広さや短い文章に込められた思い。自分が見ているゴールに辿り着くまでにどれだけの苦労があるのかを知った。
半年間。
久しぶりに学ぶのが楽しいと思えた日々だった。
私と同じようにこの講座に興味を持たれた方はぜひ、一度、無料体験講座を受けてみてほしい。
それで楽しいと思えたなら、あなたの「面白そう」も今が一番の食べごろかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?