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『人生が変わる魔法の言葉』。子育てがラクに、夫婦危機も乗り越えられる本。

『人生が変わる魔法の言葉』
親と子・夫と妻・恋人たちのMiracle Words
原著:ウイリアム・グラッサー
カーリン・グラッサー



人の不幸は、人間関係に集中。

親子関係、夫婦関係、恋人関係・・・。
親しい人との関係がうまくいかなかったとき、とても悲しく苦しいですね。

親子断絶、離婚・・・。こうなってしまったとき、私たちは何よりも「不幸だ」と感じます。

この本は、子育てや夫婦関係などでうまくいかない理由と、うまくいかせる、つまり「人生を幸福に導く」方法が書いてあります。

それは決して難しいことではありません。

本を手にとってみれば、すぐにわかります。


世界的に有名な精神科医が書いた心理学の本


この本は、世界的に有名な精神科医・ウイリアム・グラッサー博士の「選択理論」をもとに書かれた本です。

私たちは、家族や恋人など、親密な人であればあるほど、「自分のことをわかってほしい、思い通りに行動してほしい」と思ってしまいます。

そして、そうならなかったとき、つい使ってしまう言葉があります。

「~しなければダメよ」、「~しなさい」、「もし、~をしなかったら、~だぞ」というような、偉そうな強制的な言葉です。


 このような、相手を自分の思い通りにコントロールしようとする心理学を「外的コントロール」といいます。


「外的コントロール」は、大切な人間関係を破壊していきます。


関係がぐんぐん良くなる「考え方・言葉」


「外的コントロール」とは正反対の心理学は、「選択理論」です。

「選択理論」とは、批判する前に傾聴し、責めないで受け入れる、など関係を確立する考え方・言葉を使っていくこと。

これらの違いは以下に示しています。

「外的コントロール」は、次の「7つの致命的習慣」の形で表されます。
・批判する
・責める
・文句を言う
・ガミガミ言う
・褒美で釣る
・罰する
・脅す

外的コントロール例①


外的コントロール例②

「選択理論」を身につけている人は、次の「7つの関係を確立する習慣」があります。

・支援する
・傾聴する
・受け入れる
・信頼する
・励ます
・尊敬する
・違いについて交渉する

外的コントロール例①→選択理論に変えた例


外的コントロール例②→選択理論に変えた例


自ら不幸をつくっていませんか?


本の冒頭には、次のように書かれています。




選択理論の言葉は、「新しい」と言うことを頭に入れておいてください。

あなたは、これは効果がないよ、甘やかせすぎだよ、とか強制や罰の方がすぐに効果があっていいよ、などと思うかもしれません。

そして、実際、短期的に見れば「外的コントロール」の言葉が効果があるように見えるでしょう。

しかし長い目で見れば、外的コントロールには常に不幸と言う高すぎる代償がついてきます。


例えば、育児におけるいくつかの問題は、子供の思春期に突然表面化するように見えることがあります。

ですが、それは突然起こるものではありません。

「外的コントロール」はいつも抵抗されているのです。


元は小さな抵抗も、時が経てば大きくなり、やがて最後には爆発する形で現れます。

小さな問題だったものもだんだん解決するのが困難になってくるのです。

この言葉を私は実感しています。

自分の家族を不幸にしたことがあります。

福祉の相談のなかでも、よく見かけることです。

今、家族のこと、子育てのことで悩みをお持ちの方は、一度本を手に取り、行動してみてください。

すぐに効果はなくても、必ずうまくいくようになります。

応援しています。





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