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9/8(水) 育爪、はじめました

荷物が届いた

 職場で嫌な思いをした。何度も何度もため息がでる。

 はあ……。

 「ため息なんかついてたら幸せが逃げちゃうよ」と言われたことがある。

 じゃあ吸えばいいのか?スゥスゥと深呼吸すれば幸せが取り戻せるのか?

 はあ……。

 こんなつまらないことしか思いつかない。なんて日だ。

 ところが家についてポストを覗いた途端、わあ!と元気を取り戻した。待ちわびていた荷物が届いていたからだ。

 数か月前から買うべきかどうか悩んでいた商品だ。まるで落ち込んでいるところを狙って届けてくれたかのようだ。弱った心につけこもうったってそうはいかないぞ。

荷物の中身

 私が到着を待っていたのはブラジェク社のガラス製の爪やすりだ。

画像の引用元:チェコ雑貨専門ショップ ヘスキーデン!

 私が選んだのは上の画像のようなプレーンタイプだが、下の画像のように本体に色がついていたり、柄にかわいらしい絵が描かれていたりするオシャレな商品もある。

画像の引用元:チェコ雑貨専門ショップ ヘスキーデン!

購入の理由

 なぜガラス製の爪やすりを購入したのかというと「育爪」に興味が出てきたからだ。

 「育爪」は、あるサロンのホームページで次のように説明されている。

育爪(いくづめ、ikuzume)とは、すっぴんの爪を健康でキレイに育てることです。
(引用:育爪サロン ラメリック「育爪ストーリー」

 初めて「育爪」というワードを目にしたときは「爪って育てるもなにも勝手に伸びてくるよなぁ」と首を傾げた。

 だが、実際に育爪を実践した人がその様子をSNSに投稿しているのを見てからは「私も爪を育てたい!」と思うようになった。

 美しく変化していく爪を見て、自分の爪にもその可能性があるのではないかとワクワクしてきたのだ。

 育爪のためには爪切りではなく爪やすりで形を整えるのがよいらしい。そこで爪やすりについて調べ、ブラジェク社の商品を知った。

 しかし、すぐに注文したわけではなかった。これがよさそう!と思ったものの、いくつか購入を躊躇うポイントがあった。

躊躇いポイント①ガラス製

 まずはガラス製であることだ。私はガラス製の爪やすりを使ったことがない。爪を削るときにガラスを引っ掻くような感覚があったらいやだなと思った。

 また、ガラス故に壊れやすいのではないかとの心配もあった。

躊躇いポイント②値段

 次に値段だ。爪やすりは安いものなら100均などでも手に入る。それに対してブラジェク社の爪やすりは安いものでも1000円ほどはする。

 決して高すぎるということはない。しかし、飽き性の私は育爪を三日で終わらせる可能性もある。一瞬のお遊びのためなら100均の爪やすりでも十分ではないかとの思いがあった。

あとは勇気だけだ!

 以上の点が気になり、数か月間「買うのか、買わないのか、それが問題だ」とウダウダしていた。しかし、ある日突然考えるのがめんどくさくなった。

 ええい!もはや悩んでいる時間がもったいない!あとは勇気だけだ!

 勢いにまかせてスマホでポチッと注文した。通勤中だった。すごい時代になったものだ。電車に揺られながら買い物ができるなんて。

使ってみた感想

 届いた商品で早速爪を削ってみた。爪やすりのざらざらとした面をそっと爪にあて、優しく手前に引く。すると、恐れていた「ガラスを引っ掻くような感覚」がした。

 ドキッとしたが、それは本当に一瞬だった。気にせず爪やすりを動かしていくと全く気にならなくなった。爪がシャリシャリと削れておもしろい。

 恐る恐る削ると「ガラスを引っ掻くような感覚」がしやすいのかもしれない。えいやあ!それそれ!とノリノリで削るのがよさそうだ。

 爪やすりで形を整えるのは時間がかかると思っていたが、案外サクサク削れる。これならめんどくさがりやの私でも続けられるかもしれない。

 削った爪の断面はつるんとなめらかだ。これなら安心してストッキングを触れそうだ。爪切りでの処理ではこうはいかない。

 爪を削った後は水でザーッと洗い流すことができる。清潔感もあって嬉しい。

 まだ一度使っただけだが買ってよかったと思う。人に勧めたくなる商品だ。

今後の目標

 現在、私の爪の先端は丸っこい形をしているが、それをスクエア状にしたい。

 そのためには爪のピンク色の部分を伸ばす必要がある。ピンク色の部分が健やかに育つよう、今後は爪切りを封印して爪やすりを使っていく。

 どうか三日坊主になりませんように。

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