KURO-OBI -VIRTUAL IDOL POWER 2021-感想
配信ライブで開催されたイベント「KURO-OBI -VIRTUAL IDOL POWER 2021-」観てきました!
あまりバーチャルYoutuberは詳しくないのですがプリパラの真中らぁらさんと魔法の天使クリィミーマミのマミさんが出演するというのだからイベントの演者を知ってすぐに特典付きチケットを買ってしまっていましたね…
特典の絵も公開されてなかった時なので冷静になってみるとおかしい…
いやーでも後悔はないですね高田明美先生のマミとらぁら、名取さなにマリン船長、ルーナさんどれも素敵で届くのが楽しみです。
とにもかくにもライブ本編のお話に移りましょう。
申し訳ない!「キラメキライダー☆」と「Suspect」は予習できてなかった!!!
ライブ自体特に開始前アナウンスとかなくブツっと始まったので少々戸惑ってしまった…とはいえわふわしたダンスと歌唱のルーナさんはホントかわいかったし船長のセクシーな表情の芝居がほんと良くてグっと来たんですよ。船長に関しては多少は見たこともあったりしたのですが雑談やゲーム実況の切り抜きなんかばっかりだったのでこういう魅力もあるんだなって再確認することができました。
自分はあまりバーチャルYoutuberとか詳しくないですしこういうVの方のライブとか初音ミクさんのライブも見たことがないので「あぁ、なるほど。リアルタイムでトラッキングしながら見せるってこういう映像になるのか。」って良くも悪くも関心していました。意外と表情が細かなところからコミカルに大きく変えることができたりもして面白いんですね、ちょっと未来を感じたりしました。
「Candy-Go-Round」はなんていうかリアルライブよりも配信ライブ映えする感じがしますね。ステージのキラキラした綺麗な演出もあって”きらめき”を感じてしまいました。いやちょっとこれはオリジナルの曲も買うかぁ……
ここでホロライブの二人のターンが終わり続いて名取さなさんのターンに
1曲目は「さなのおうた」これはほんといい曲ですね。明るくてノリが良くてわかりやすく名取さなというキャラクターが出ているように感じます。
実は名取さなさんについては予習と思って先月発売の「名取さなミュージックコレクション」を買っていたので予習も完璧だったのですがそれのブックレットによると「さなのおうた」はファンの方が作った曲だそうで物語も含めて幸せいっぱいな一曲という感じがしますね。
そこからしっとり聞かせる「アマカミサマ」ときて「PINK,ALL,PINK!」でブチ上げていく完璧なセトリ。
ところで名取さなさん、特にプリパラについて語る時限界オタクが過ぎませんか???
ここでルーナさん、船長、名取さなさんのMCを挟んで3人のプリパラの「Pretty Prism Paradise!!!」いいですねコラボ、こういう違う箱のアイドルが集まるイベントの醍醐味って感じがします。3人による歌唱はもちろん良かったんですがこれは特にカメラワークが良かった。プリパラのアニメ本編で披露された同曲のステージのフリをアレンジしたものであるのはもちろん、カメラワークも本編のものを踏襲、再現していて本当に観ていて楽しかったですね。プリパラ序盤をリアルタイムで見てたあの頃のことを思い出して懐かしくなってしまいました…。3人でちょっとわちゃわちゃする感じを出しながら見せるのにベストな曲なんだよなぁ~~~
3人の「Pretty Prism Paradise!!!」が終わりアウトロが終わるとイントロが流れてくる(突然のアイカツスターズ!)「ThankYou Birthday」!!!!
わかりますか皆様。「ThankYou Birthday」なんですよ。
イベント後に名取さなさんも触れてるんですがガチですごいチョイスなんですよコレ。
どういう曲なのか解説するとプリパラ71話のいわゆる特殊EDなんですよ、コレ。
プリパラ71話という回はこの次の第72話で本編の話が大きく動き出すポイントになっていて、その前にらぁらの誕生日というイベントとともにこれまで歩んできた人生を振り返るとても大事な回のEDなんです。
とはいえEDだから本編中でステージが披露されたわけではなく、アニメ本編で使われたのもこの1回きりという貴重な曲。今まで”らぁら”がステージで披露したことがない曲なんです。それが今回のライブで観られるっていうんですからまぁもうイントロでブチ上がってますよね。
しかも、単純に曲のチョイスがいいというだけでなくステージのカメラワークも思いっきりアクティブになるしダンスそのものもとんでもなくキレッキレ本当にとても力強いもので、自分がプリパラファンというのもあるのでしょうが一発で完全に心をガッツリつかまれてしまいました。
ちょっと脱線するのですがキレッキレすぎて実際はリアルタイムトラッキングではないのでは…?とも思ってしまったほど。そんな考えがよぎった瞬間、ふと思い出したのは7年前にワンフェスのプリパラステージで初めてプリパラの演者さんのライブを観た時の感動。それまで見たことがないくらいにキレキレのダンスで歌声も弱くならない、まさにアニメから出てきたとすら思ったステージでした。実際に今回のイベントでそのあたりどうしていたのかはわかりませんがらぁら役の茜屋さんはこれだけのダンスをリアルタイムでできると言われても違和感がないほどに踊ることのできるポテンシャルを持っている方であるということは間違いないと思います。
話を戻してイベントの楽曲は「ThankYou Birthday」から間髪を置かず「Love friend style」へ。プリパラ第1シーズン終盤でキーになる曲でこれも結構ダンサブルな曲でもありますし元々6人で歌っている曲なのでソロで動く分普通より大きく動いているような印象も受けました。いや休憩なしでこれ2曲はすごすぎる。やっぱらぁらは神アイドルや!
ここかららぁら、船長、さなさん、ルーナさんの4人のトークに移り、これまでのトークとはちょっと違い、プリパラの作品世界とかを気にしながらのトークになるのでちょっと小芝居じみてくる部分はあるのですがみんなでわちゃわちゃしてる図っていうのはそれだけで楽しくなっちゃいますね。
そんな4人に割り込むようにクリィミーマミが参戦、
「パジャマのままで」
いや、実は正直なところクリィミーマミのライブにはあんまり期待していなかったんですよね。というのもクリィミーマミちょうど1年くらい前に3Dモデルでのダンス動画を何本かYoutubeにアップしてるんですけどこう、ダンスエクササイズみたいな感じのやつとか妙にチープで方向性のよくわからないものになっていてこれをベースにしたものが出てくるんならパフォーマンスの質としてそれほど良いものが出てくるとは思ってなくて。どちらかというとこの令和の時代にクリィミーマミがVtuberやプリパラのアイドルと一緒にライブをするという構図が面白くて、その事実そのものがクリィミーマミというコンテンツの強さでありクリィミーマミというアイドルの一つの伝説になる、などと考えていたんです。
が、実際は違ったわけで。3Dモデル自体も1年前のものと比べると大きく改良されていますししっかり動いているところを見るとめちゃんこ可愛い。選曲もいきなり「パジャマのままで」が飛んでくるとは思わなかった。
無論、やっぱりTVアニメ本編やOVAのマミが最高だなと思う反面今こうやって3Dでマミのライブが見られるなんていい時代だなぁとひしひしと感じてしまいました。
マミの2曲目に「LOVEさりげなく」を持ってきたのもいいですね。これは後期EDなんですが劇中でも使われたりした印象的な曲。シンセの音が気持ちよくて耳に残りやすいんですよね。これも少しアレンジが加わっていて原曲よりもより(現代からみる)80年代っぽくなってるのが気持ちがいい。
さらにはまた少しアレンジの方向性の違う「BIN♥KANルージュ」こっちはむしろレトロ感を抜くようなアレンジになっていて今だからこそ聴けるっていう感じがいいですね。なんだかとにかく楽しいとしか言わなくなっているけど本当に楽しくて気持ちいんですよ。
ところで、「パジャマのままで」と「LOVEさりげなく」の間のトークで「(らぁらを)魔法で呼んじゃった」発言についてはメタではあるんですがマミが魔法で変身してることについては秘密のはずなのでキャラエミュどないなってんの?と気になってしまったり。まぁ突っ込んでも面白くはないところだしいいか。
あと前のクリィミーマミ×プリパラコラボの件とか覚えてて言及してるのはシンプルにうれしかったですね。やっぱり作品世界というだけでなくてクロスした部分をしっかり日気づいでいるというのは嬉しい。
そしてイベントの締めは「デリケートに好きして」。そうか、そりゃあそうかこれどちらかというとしっとりと聴かせるタイプの曲だし知名度も高いもんね。と、ここでらぁらが衣装チェンジ!ということでマミとおそろいのコーデにお着換え。なるほど今回のらぁらは筐体ゲームのモデルがベースだから前のクリィミーマミコラボの衣装のデータが使えるんやな!!!そういう細かいギミックがあるのは本当にうれしいところですね。本当にしっとりと全員で聴かせてくれる感じの曲で一抹の寂しさがありながらもみんなの歌声が楽しい。これはもう今年最強の映像なのではないかと思いながら観ていました。アニメではOPだから何となく盛り上がる方面の印象でいる「デリケートに好きして」だけどこうやって占めるのにもすごく向いていましたね…
ただ、この「デリケートに好きして」が終わった後特に幕引きの演出もなくブツっと終わってしまったのはちょっと驚いてしまいましたね。
配信でアンコールとかの演出って結構難しいんでしょうかね。やはりライブイベントという体裁でやっているのであれば配信イベントでもそのあたりの見せ方は考えてほしかったというのが正直なところです。
本当にいいイベントだっただけにこういった部分でちょっと不足な感じになってしまうのは残念ではありました。こうした企画の第2弾以降があれば改善されることに期待したいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?