成人式なんて通過儀礼

先月に成人式を迎え、今月ようやく後期のテストが終わりそうなので久しぶりの更新です。
あたり前田のクラッカーなお話ですが、成人式なんてハタチになったよ!おめでとう!みたいな行事の一つでしかないんですよね。多少分かってはいたんですけど、想像以上に呆気なさすぎて、だいぶびっくりしています。

これだけ拍子抜けしているのは、20歳まで私は「コンプレックスの塊」だったからです。 保育園から小中高まで、習い事でも学校でも地元の有名な教室や進学校にしか通っていなかったのが、大きな要因だとは思います。昔からずっと「みんな出来るんだから、私も出来るようにしなくては」という気持ちで努力してきた人間でした。無理、と思うことがあっても「みんな出来るんだから、私にも出来るって気持ちでいなさいよ」と家庭で言われ育ちました。常に上位層の友人たちに追いつくことで必死でした。
実際、友人たちはとても優秀でした。彼女たちは自分のために努力が出来る、素晴らしい人々です。夢を諦めずバレリーナの卵としてロシアの地で頑張るかつての仲間。東大や京大に何人も行った級友。贔屓目抜きで、読モやそこらのアイドルより可愛い子たちは沢山知ってる。「職業に貴賎なし」とはいえ、人間として女の子として、みんな私より凄かったんです。

コンプレックスエピソードは語ればごまんとあるのでここら辺にしておきますが、とりあえず私はその同級生たちに成人式で会ったときに、卑屈にならず笑顔で居られるような人間でいることを目標にここ10年近くを生きてきました。
それなのにね、意外と成人式って行っても人多すぎて同級生会わないんですよ。会っても顔違いすぎてもはや会った気分にならないというか、自分が会いたくなかった「中学の同級生」は既に別人に変わってるんですよ。
これが1月に拍子抜けした事件その①。

その②はですね、4月から始まる研究室のゼミ生顔合わせの会でした。
私はそこのゼミの先生の話し方や考え方が好きで、かなり他のゼミとも迷った結果 そこを選んだんです。
それなのに部屋に入って間も無く、先輩から飛んできた一言。
「えっ?なんでこのゼミにしたん?笑」明らかに真面目な返答とかは求めてない、大学生の内輪的なノリの質問。こちらも時間割いて来てるのに、その態度はないだろう。私が就活生ならこういう企業は速攻で蹴るぞ、と心の底から思いましたね。でも、過激派ガールは私しかいないようで、わりとゆるい空気のまま会は進んでいきます。
招かれた顔合わせ会で「質問タイム」って急に言われても、困るじゃないですか?かつ「なんでも聞くよ〜」と謎に姉御気取りで場を回そうとはしない主催側。気を遣って当たり障りない質問をあの場で出した私を褒めてほしい。
後輩の私達をもてなす気持ちは別になくていいけど、やるなら中途半端なだらけた司会や態度はやめてほしいし、そんな先輩と来年からやっていかなきゃならんのか、と落胆したのが 拍子抜けした事件その②。

最初の記事ではまだ「10代からの卒業」で止まっていた私ですが、これから大学3回生となりインターンや就活が始まります。しかし今の私は「20代の覚悟」が決められず、拍子抜け事件も重なって、自分を見失っているところです。
見つかるのは1年後、2年後、もしかしたら10年後かもしれませんが、ゆっくり自分のペースでコンプレックスなく生きられる大人の自分、を探していければと思います。

#大学生 #双極性障害

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