見出し画像

支援Sのススメ!? ――先生は〇〇と結婚しろ!――  その② 紅花編

お詫び

さて、愛を基準に見ない主人公の支援Sについて考察していくこのシリーズ、かなり尖った目線で見ていく物なのがわかったと思う。

色々と考えた結果、各ルートの分量差を考えるとお詫びを書くのがここになってしまった。
…実はここから更に論調が尖っていくことになるのだが。
これでも全ルート公平な目線で見ていくつもりではあるが、筆者も人間なのでご容赦頂きたい。

という訳で今回は2つ目、主人公がデフォルトではただの平民になるという、全ルートで唯一責任者の立場にいないのが基本になる紅花の章を見ていこう。背負うものがない人間はその分しがらみも少ない。その為結婚相手も自由な筈である。大きな問題を抱えていないのであれば、このルートに関しては特に「書くことも無い」で終わりだったのだが…?

影響力と身軽さと

はー終わった終わった、で済んでる絵ではないのは確か。

大きな問題というのは、手を組んでいる状態のままになっているフォドラ最大の脅威こと「闇に蠢く者」たちの討伐はストーリー内で書かれる事はなく、後日談に格納されてしまっていることをまず指す。このルートがフォドラ統一の段階で話が終わってしまった為、これらの後始末を全く出来ていない状態なのだ。帝国風に言うなら、勝者の義務を全く果たせていない状態。
味方になった人物全員この戦いに行数を大量に割いてしまっても良い位なのだが、闇に蠢く者達との戦いについて全く記述されない人物も少なくはない。

シャンバラまで到達したことが描かれたエンドは複数あるものの、主人公が関わらないもの含めアップデート以降に追加されたもののみ。

治安の悪化も懸念される。ここまでの戦争で荒れた状態から更に闇に蠢く者との戦いに突入するのだから言うまでもない。
第一部・白雲の章において治安維持に務めていたセイロス騎士団は、セイロス聖教会の解体によって無くなってしまった。今後のアドラステア帝国の治安維持の為には、今迄の彼等の代わりを新たに用意しなければならない。
後日談の一枚絵でも解る通り、多数の勢力を敵に回す形でフォドラを統一したので、後日談段階で行われている闇に蠢く者との戦いについてもそれまで帝国に属していなかった勢力が帝国軍の味方をしてくれるとも限らないので苦労することになりそうだ。

ここまでの道程から見ても、後日談の段階で捌かなければならない課題は割と山積みなのだ。世界を壊す決断で走ってきた代償は大きい。
そして、このルートの主人公は地位を持たない一平民の状態がデフォルトな為、影響力のある範囲は伴侶に依存することになる(主人公にとってはこのルート特有である)。例えば上から影響力を与えたいのであれば上の立場の人間と結婚するしかない。逆に、身軽に走り回るのには向いているだろうが。

世襲に興味がない帝なのでどっちの性別でも結婚できる。後継者どんな人だったんだろうね。

今後に生きる人達の為にも、このルートで政治の最前線にいるアドラステア帝国皇帝のエーデルガルト達の最適な相手も考えて行きたいものである。
アドラステア帝国という国が存続するのもこのルートのみなので別にエーデルガルトや他の貴族でも良いのかもしれないが、最低限、ソロエンドでも書かれている闇に蠢く者との戦いについて触れているものを選びたい。

一例

それまで帝国軍には協力的でなかった人も闇うご戦には参加したかもしれない団。

という訳で、相手が平民で闇に蠢く者との戦いについて細かく書かれている例に当てはまるペアエンドの一つを見ていこう。
闇に蠢く者との戦いについての記述は何行かかっても構わない。そのペアでしか出来ない業績があればなお良しだろう。このエンドの場合、黒鷲遊撃軍から離脱して新しく立ち上げた遊撃部隊が立ち上がっている。比較的身軽な立場の彼らが各地の闇に蠢く者の掃討に当たったことで救われた命もきっと少なくないだろう。実際に人々から慕われてはいたようだ。
高い地位を持たない平民ならではの立場から周辺の人々を守っていく主人公が見られるのは基本にはこのルートのみ。「そのルートの後日談でしか出来ないこと」を追求して相手を選ぶのなら一考の価値があるか。
(とはいえ散々闇に蠢く者に振り回された彼女でも、主人公と結婚しないとこの辺りの言及がないことを考えると主人公との結婚を前提にしない場合でのスカウトを躊躇ってしまう気持ちもわかるのである。)

レオニーに限らず、誰と組めばどういう結末になるかの予想が他ルート以上に難しく、主人公の伴侶役として連れて行くにも後日談から逆算したいと思うことは多い。

纏め(紅花)

闇に蠢く者との戦いに触れない後日談は論外。政治の主流から距離の置ける唯一のルートなので出来れば立場の軽い平民と結婚しよう。


これにて前半終了である。後半へ続く。

未来がどうなるかなんて知れるのなら先に知っておきたいよね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?