【毒親】はじめに:体内を循環する「毒」
1.注入される「毒」に気づかぬ幼少期幼少の頃、お姫様は憧れの対象でいつかはそうなりたいと思っていた。光り輝くアクセサリーにヒラヒラと裾が舞うドレス。手入れの行き届いた長く美しい髪に花が咲くような微笑み。そう言った外見の美しさだけでも十分素敵なのに、童話の世界で生きるお姫様は内面も素晴らしい。持ち前の「愛され要素」を武器に困難を解決し、幸せをつかみ取る。そういったすべてが宝石箱を覗き込んだようにキラキラしていて、自分もそうなれるのだろうと漠然と夢を描いていた。
憧れのお姫様は