読まないといけないわけではない本を読んだ
いきなりですが、私の趣味は読書です。日本語のインプットがないと思考力が落ちることにビビっているだけで、本を読むことで日本語に触れています。本を読む習慣がありますが、分からない単語はスキップしてしまいます。文脈から大まかに意味がわかればそれで良いと思って読んでいます。
しかし、今回はなぜか気になってスマホで調べながら読み進めました。以下の言葉で「あ、あの本だ」と連想できたら、ぜひその本の感想を語り合いませんか?
塵芥。
断金の交わり。
得度。
ひとかどの人物。
今回の本は仕事から離れて、本屋で偶然見つけたもので、何の予備知識もなく、男性が年上の女性との関係を語る以外に具体的なストーリーがまったくわかりませんでした。読み終わった感想としては、好き嫌いが結構分かれる内容なので面白かったです。人間の本質に迫りながら登場人物の「自我」が垣間見えます。
本当の読者の始まりは学校の美術室にあった「ノルウェイの森」。村上春樹さんの著作で、上巻と下巻の二冊だけが美術室に置かれていました。美術の先生に勧められて読んでみたものの、当時は「なんだこれ?」と理解不能になって挫折。自宅に帰ると次は村上龍さんの文庫本「69」が置いてありました。これがとっても面白くて、時代背景は違うけれど登場人物の年齢が重なったこともあって共感し、あっという間に読み終えました。これをきっかけに村上龍さんの他の著作を読んだのですが、「69」での楽しさはなく、どろどろした何とも言えない感情が多感な時期の私を強く引きつけて離れませんでした。
ちなみに「ノルウェイの森」は数年後、3度目のチャレンジで読破できました(基本的に、途中で読むを諦めた本をもう一度読み返すことはほとんどないので自分でびっくり)。
本を読まないといけないわけではないし、読みたくないなら読まなくてよろし。少なくとも私にとっては世界観を広げてくれるツールとして、今日も読んでゆきます。
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