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【詩】陽性から始まる天国への道

死にそうだ。
味しない。匂いもない。
熱は高いし。息できない。

厳密に言うと、熱は酷い時、41.5°まで上がった。
そこから下がったり、上がったり。

喉は痛くないし、咳はないけど、息ができない。

吸うと胸がツーっと痛む。

あーこれやばいなー。死に時かなー?

うん。たしかに私は今世で得を積みすぎた。

家族、友達、環境、ガチャ運すべてに恵まれすぎた。

その分の代償がここできた。

億が一、ここを乗り越えられたら、私の体には最強の抗体が付与され、不死鳥となる。

億が一は言いすぎたかも。今の医療を舐めてはいかん。世界の平均寿命が上がる力を持ってるんだ今の医療は。

はやめに、書いてる小説を完成しないと。

見たい映画をはやめに見ておかないと。

食べたい料理を食べておかないと。

床の上の仰せを強烈に可愛い女の子とやらないと。

まっじで嫌いな奴を殺さないと。

ガーハッハッハッ


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