#49 ハタチ1994

初恋の味はどんなだっただろう
苦くて甘くてしょっぱくて
言葉がつかえて…

いつの間にか忘れ去られてて
ふと思い出されるもの…

今日は蓋を開けてみようか


♪ハタチ1994

1.
「風船ガムあげる。」って 
日に焼けた小さな手 
とっておきのメモリーなの 

同窓会の手紙に 
胸は騒ぎ始めた 
どんな服、髪型にしよう？ 

鼓動は息を吹き返し
オレンジ味蘇った 

ワタシ コトシ ハタチ
初恋と呼ぶほど 
大したものでもないけど 
キミも コトシ ハタチ
あの時の君が好き 
心は奪われたまま 
20歳になったんだよ

2.
「1杯目はビール。」って 
たくましい手低い声 
随分大人びた君

ポケットに忍ばせた
あの時と同じガム
出番が今かと待ちながら 

それなりに知恵は着いたのに 
君を想うと空回り 

キミも コトシ ハタチ
ハッピーエンドの恋 
期待する訳じゃないけど 
ワタシ コトシ ハタチ
目の前の君が好き 
奇跡を望んでいるの 
20歳になったんだよ

ワタシ コトシ ハタチ
初恋と呼ぶほど 
大したものでもないけど 
キミも コトシ ハタチ
あの時の君が好き 
心は奪われたまま 
20歳になったんだよ

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