大事なこと

本当に大事なことは、地味で目立たないもの。
だから無くしやすいし、無くしても気付かない。

大事なことは、植物の根っこと同じ。
根っこの枯れた花は育たない。

本当に大事なことは、たいてい地面の下にある。
根っこが残っていれば、来年もまた花を咲かせることができる。

自分育ては、いつの時代も、地味で、面倒で、退屈なもの。
だからこそ、地道な努力を怠ると、
あっという間に、枯れて、萎れてしまうのです。

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バブル時代も、今の若い皆さんが驚愕するような「布教」が行われていました。ファッション誌や、トレンディドラマや、ベストセラーなどで。
それを鵜呑みにして、遊びほうけていた人がどうなったかは、あえて言いません。
私の周りでは、人の歩いた道を、人の歩いたように歩いて、地道な努力を重ねた人が、そこそこの暮らしを手に入れて、大成功とはいかなくても、仕事に、趣味に、ペットの世話に、自分を活かして、それなりに充実した生き方をしています。

若いうちは「何ものにもなれない私」を自分自身で蔑み、SNSで誰もが憧れる○○さんみたいなポジションが羨ましいと思うかもしれませんけど、そこそこの年齢になれば、『平凡』の有り難みが身に染みます。

そして、今という時代は、その『平凡』さえ手に入れるのが難しいのです。
（社会情勢において）