週中の詩09「誰も王子にはなれない」

登場人物
・米沢聖…年末即売会で尊と出会った少女漫画大好きレディ。”ヒナギク”は最推し。アカウントネームは“ツバキ”。今の私の上司は頼れるお姉さんで、とても感謝しております。
・匿名女上司…聖の職場の上司。聖からは「先輩」と呼ばれている。聖のヲタ活に多少の理解はあるものの、干渉はしないと決めている。王子レベルの顔つきの持ち主。名前は秘匿にしたいとのこと。「身長175㎝」「自分が独身であること」をばらした筆者を経験値にするために、ナイフを探しているが、そんな描写は一度もないので安心してくだs
・聖の職場内…匿名先輩と米沢さんにはいつも苦労かけて申し訳ないとおもっている(棒読み)

~2月16日21時53分、聖のマイルーム~

米沢聖「”SEM-01”さんすごいなぁ。いろんな意味で。まあ、真似しようとは思わないけど」(普通にレビュー書いてる私よりすごい。言葉に拘りを感じる)〈”SEM-01”が”ヒナギク”に贈った詩を見ながら〉

~2月17日08時51分、聖のワークスペース~

米沢聖「おはようございます」

職場内「おはよう」

女上司「おはよう、ヨネ」

米沢聖「先輩、おはようございます」

~2月17日18時08分、聖のワークスペース~

米沢聖「お疲れ様でした」

女上司「お疲れ、ヨネ。資料ありがとね」

米沢聖「はい!」

~2月18日08時53分、聖のワークスペース~

米沢聖「おはようございます」

職場内「おはよう」

女上司「おはよう、ヨネ」

米沢聖「おはようございます、先輩」

~2月18日19時08分、聖のワークスペース~

女上司「お疲れ、ヨネ。これで明日は大丈夫だよ」

米沢聖「先輩もお疲れ様です」

女上司「よし、早く帰ろう。さすがに疲れた」

米沢聖「はい!」

~2月19日08時52分、聖のワークスペース~

米沢聖「おはようございます」

職場内「おはよう」

女上司「おはよう」

~2月19日18時07分、聖のワークスペース~

女上司「お疲れ様、ヨネ。今日はほんとありがとう」

米沢聖「先輩もお疲れ様でした」

女上司「ヨネ、今夜ヒマ?」

米沢聖「いえ」(お酒はちょっと……)

女上司「そうか、すまなかった」〈少し残念そうに笑む〉

米沢聖「いえいえ、こちらこそすみません!」(悪いことしたな)

~2月20日08時54分、聖のワークスペース~

米沢聖「おはようございます」

職場内「おはよう」

女上司「おはよう、うーん……」〈頭を抱える〉

米沢聖「先輩、おはようございます。大丈夫ですか?」

聖同期「先輩ってば、『ヨネとまた呑みたい』って言いながら……」

女上司「そろそろ仕事な?」〈殺意の眼光と微笑み〉

聖同期「あ、失礼しました」

~2月20日18時08分、聖のワークスペース~

米沢聖「お先失礼します」

女上司「お先です。お疲れ様でした」

職場内「お疲れ様でした」

~2月21日08時53分、聖のワークスペース~

米沢聖「おはようございます」

職場内「おはよう」

女上司「おはよう」

~2月21日18時03分、聖のワークスペース~

女上司「よし、今週もおわり!」

米沢聖「お疲れ様でした。先輩、今夜ノンアルコールでよければ……」

女上司「いいの?」

米沢聖「たまには外食したいなと思いまして。先日は都合付かなかったですし」

女上司「そうか、気にしなくてもよかったんだけどね。何食べる? 会社の近くの少人数焼肉屋とかどう?」

米沢聖「いいですね」(先輩と二人きり!?)

女上司「よし行こう」

女上司(発破かけるやり方として背中叩くのも酒で打ち解け合うのもあるけど、誰でも合うわけじゃない。やっぱり男とは合わない。特にヨネにセクハラしたあの熊は特に)


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